フリーライター Sakamoto Norio ブログ

西村寿行「矛盾の壁を超えた男」を久々に読む

1990年刊行のハードアクション。どういうタイトルなのよ、これ(笑)UFOらしきものも飛び出し、いつも以上にぶっ飛んだ内容。あらすじアメリカで突如起きた奇妙な事件。観光バスで暴れだした男のせいでバスは転覆し、男は死亡した。そこに現れた謎のヘリ。防護服を着た男たちが現れ、男の死体と荷物を持ち去った。やがてバスの乗客たちが次々と殺されていく。乗客だけでなく家族・事件を負ったジャーナリスト、場合によって
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大藪春彦「戦いの肖像」を久々に読む

1968年初出の長編アクション小説。あらすじ外車の営業マンとして働く水島は、かつて天才の名をほしいままにした二輪レーサーだった。彼が身につけていたのは天才的なドライビングテクニックだけではない。ジゴロとしての男の魅力、そして外人部隊で培った戦闘能力があったのだ。それらを駆使して現金輸送車を皮切りに仲間を引き入れながら銀行などを襲い莫大な資産を築いていく水島の目的は何か。彼の目的は島を改造し、理想の
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生島治郎「夢なきものの掟」を久々に読む

初出は別冊小説宝石1972年冬季号から9回の連載。前編として「黄土の奔流」がある。あらすじ決起と弾圧に揺れる第二次世界大戦前夜の上海。アヘン売買を握る秘密結社と大陸侵攻をはかる日本の特務機関。そんな中、親友の葉を探す主人公・紅真吾。彼らはかつて商社から豚毛買い占めを請け負うものの失敗してしまい、無一文になっていた。葉がアヘン密売人に落ちぶれたという噂を聞いて真吾はその真実を確かめようと上海に姿を現
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芥川賞受賞作・三田誠広「僕って何」を久々に読む

何年前の受賞かは知らんが。高校時代に読んだ一冊。30数年ぶり。何で読んだのかね、今思えば。たぶん図書館で見つけて芥川賞受賞作だから読んだんだろうな。そう言いながらも「高校時代」とか「いちご同盟」「やがて笛が鳴り、僕らの青春は終わる」とか読んだ。影響受けてんだろうな、なんやかやで。内容は田舎から上京し、学園紛争真っ只中の大学に入学した「僕」がいろんなことに巻き込まれていく青春小説である。当時も今も読
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結城昌治「死もまた愉し」を久々に読む

1998年初版のエッセイというか独特の語り口の本。死の一年前に著者が語った人生論と句集が凝縮されている。尊敬する作家は多々あれど、一人だけ選べと言われたらやっぱり結城昌治さんを選ぶと思う。ハードボイルドなら『暗い落日』、スパイ小説なら『ゴメスの名はゴメス』、警察小説なら『夜の終わる時』、ユーモアミステリなら『ひげのある男たち』というようにいろんな分野の開拓者であったことがまず凄い。時代小説に興味が
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佐野洋「赤い熱い海」を久々に読む

1967年出版の本格ミステリ。松本清張を中心に出された新本格推理小説全集の中の一つ。あらすじ函館沖で起きた航空機遭難事件。飛行機事故では珍しく、三人の死者を出しただけで済んだが、その最中に一人の男が蒸発していたことが判明した。事故に関係する調査を依頼された全国的規模の探偵事務所の面々はそれぞれ調査を行うが、やがて男の蒸発の裏側に飛行機事故に隠された真相を知ることに――という話。感想導入部分と謎の引
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清水一行「重要参考人」を久々に読む

1985年出版の長編ミステリ。被害者が一転重要参考人になってしまい、マスコミと警察を相手に奮闘する男の物語。あらすじ産婦人科病院の院長・菊川。菊川は医大と付属高校の理事および副理事長も兼任していた。ある日、菊川は父兄代表を名乗る男から呼び出され現地に向かう。ところが、いきなり監禁され赤軍派支援組織を名乗る男たちに学校の口座から2億8千万を奪われてしまう。しかし、医大の不正経理が発覚し、警察やマスコ
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羽生道英「小説 織田三代記」を久々に読む

2006年出版の文庫書下ろし。織田信秀、信長、信忠親子三代の天下取りへの道を記した作品。感想三代記の話は織田だけでなく結構出ているみたい。この機会にいろいろ読んでいけたらいいなあと。傍流から実質上尾張のトップにのし上がった信秀、その遺志を継いで尾張統一から天下布武を志した信長、偉大な父の背中を見つめて育った信忠。織田家三代の流れがよくわかる話。周囲の猛反対にあいながら信長を守った信秀、革新的な手法
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スティーヴ・ホッケンスミス「荒野のホームズ」を久々に読む

2006年の海外ミステリ。西部劇とミステリを混ぜた異色作。あらすじ洪水で家も家族も失ったオレ。生き残ってるのは兄のオールド・レッドだけ。オレと兄貴は雇われカウボーイとして西部の牧場を渡り歩いている。読み書きのできない兄貴だがオレが読んでやった名探偵ホームズの話に影響され今じゃすっかり探偵気取り。新しく雇われたどこか怪しげな牧場の様子に兄貴の血が騒ぐ。やがて牛の暴走に踏みにじられた死体が発見され、次
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西村寿行「頻闇にいのち惑ひぬ」を久々に読む

1983年出版の死神シリーズ第3弾。中郷・伊能の名(迷?)コンビが今回も暴れまわる。あらすじウイスキーを飲みながらポルトガルで鮫狩りに熱中している元・警視庁公安特科隊長の中郷。鮫退治で疲れているところ、謎の日本人女性を釣り上げる。興味がないので現地人に病院に連れていくよう頼んだ。しかし、女は謎の言葉を残して病院ごと焼き殺された。合流した伊能と中郷は女殺し屋スーザンに狙われる。しかし、いとも簡単にス
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