池波正太郎「信長と秀吉と家康」を久々に読む

1983年初版の長編小説。
天下統一を成し遂げた三代の英雄を描いた作品。

あらすじと感想

もともと子供向けに作られた作品とあって
結構わかりやすい構成になっている。

歴史小説というよりは人物解説書というか。
信長・秀吉・家康という三代の英雄がリレー式に描かれている。

いくさの紹介もさることながら、統治の構図がわかりやすい。
信長の知性というのはもっと評価されていいと思うんだけど。

だいたいうつけ者に始まる荒々しい部分ばかり強調されるからね。
そういう知性に着目して信長を書けばまた違う内容になるかも。

秀吉、家康と続き徳川幕府ができて江戸時代となるわけだが、
それも大きな歴史の枠で見ればほんの一時期なんだもんねえ。

自分らが生きている現代だって
後の人から見ればひとくくりで片づけられる。
人間ってのはなかなかちっぽけなもんだと思うわけだが、
でも今生きている人がいるから後の人たちも存在するわけで。

そう考えると今生きているどんな人生にも無駄ってもんはないはずですわな。
最近は著名人の自殺も多けりゃ毎日のように電車に飛び込んだり
散々な日々だけど、どうせいつかは死ぬのだから急がんでもと思うんだけど。

歴史の本でも読んで恒久の流れに身をまかせ…みたいな余裕がほしいもんですな。

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