人気のモース警部シリーズ第4弾。
1979年度英国推理作家協会賞受賞作。
あらすじ
10カ月前、教会で相次いだ変死事件。
事実上迷宮入りになっていた事件を引き継いだのはモース警部。
休暇中に偶然教会に足を踏み入れてそれを知り
しかも友人のベル警部が病気で倒れたために
管轄外でありながら捜査を引き継いだのだ。
しかし、時間が経てば状況も変わる。
礼拝の出席者たちの中で行方不明者もいるし
数少ない関係者に聞き込みをするだけでひと苦労。
やがて別の被害者の存在も浮上し、捜査はますます困難に。
モース警部はこの難事件を解決できるのか――という話。
感想
モース警部がオックスフォードから初めて離れた第4弾。
シルヴァー・ダガー賞に輝くわけだが、
この時ゴールデン・ダガー賞を受賞したのは
競馬ミステリでおなじみのディック・フランシス「利腕」だった。
英国ミステリというのは読む人間によって評価が大きく分かれる気がする。
とにかくまあ、比喩だのなんだのあって読みづらかったり
出だしがとろいというか、はよ本題行けやと思う時もある。
しかし、そんななかでもモース警部は比較的読める。
なんちゅうても47歳独身。なんとなく波長が合う。
今回もまあ推理しては違い、推理しては違い四苦八苦。
「お祈りして犯人つかまりゃ世話ないんじゃボケ!」
と言ってるわけでは決してないのだが
そんな感じのモース警部のキャラクターはいつ読んでも好き。