井沢元彦「謀略の首―織田信長推理帳」を久々に読む

1992年刊行の長編歴史ミステリー。
織田信長と毛利元就の三男・小早川隆景の知恵比べが魅力。

あらすじ

天下布武を掲げ、驀進中の織田信長。
しかしそんな彼も、一向一揆とその元締めである石山本願寺に手を焼いていた。

毛利と手を結ぶ彼らを壊滅すべく信長は配下の九鬼水軍に滝川一益をつけ、
村上水軍を叩くため秘密兵器の鉄甲船の建造に着手する。

しかし、毛利側が送り込んだスパイの手で重要人物が殺されていく。
さらに信長の近くにもスパイの魔手が伸びる。

謎の暗号の意味は? 丁々発止の知恵比べが続く中、信長の推理は――という話。


感想

面白い。フィクションとわかっていて、ついついのめり込むものがある。
こういうの歴史考証のうるさい人間からしたらケチつけたいかもしれんが
読み物として最高である。

どんだけ歴史を正確に書いても、つまらなかったら誰が読むもんかね。
学者じゃあるまいし。

認知度の高い人物を主人公にする場合、こういう方法もありかと勉強になった。
まあ暗号に関してはいるんかいなと思わんでもないが、このあたりは好き好きかと。

参考になった一冊。

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