フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1997年刊行の長編歴史小説。あらすじ1600年(慶長5年)9月に行われた関ヶ原の戦い。その後の日本の歴史を大きく左右することになったこの合戦は、徳川家康率いる東軍の勝利に終わった。その重要な役割を担ったのが、石田三成率いる西軍に身を置きながら東軍に寝返った小早川秀秋。秀秋への論功行賞は備前・美作五十一万石。しかしこれは、秀秋には分不相応だった。大谷吉継などの亡霊に怯え、狂乱の日々を送った「日本一
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1987年初出の作品。あらすじ18歳の時、殺人を犯して以来逃げ続けていた千早芙美子。時効成立まで残り一年半となった時、上京することとなった。しかし、飛行機の中で彼女は一番会いたくなかった人物と遭遇。なんと自分が殺した女性の夫である八ツ橋待彦に出くわしたのだ。観念した芙美子だったが、なぜか待彦は芙美子を援助する。愛を感じる芙美子だったが、時効を前に再び殺人事件に巻き込まれる。今度の容疑者は待彦だった
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1992年出版の傑作ハードボイルド。海外サッカーが絡んでいるところが新しかった。タイトルも読み進めるうちに秀逸だなと感じる。あらすじ舞台はパリ郊外の町、ゴビニ―。映画を学ぶためにパリにやってきた経験を持つ西貝。B級映画に東洋人の役で出た経験もあるが、気づけばいつのまにやら当初の目的は挫折し、今では日本人観光客相手の旅行会社に勤務する平凡なサラリーマンと化していた。愛する妻を5年前に交通事故で亡くし
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1975年出版の作品。人間・沖田総司を描いた名作時代小説。あらすじ新選組副長助勤・沖田総司。「また、ひとり斬った」と懐中鏡につぶやく。それは総司と奇妙な縁がある武家の娘・千鶴の形見だった。新選組という組織に属し、近藤勇の命に服しながら人を斬る男。しかし、その心の奥底に刻まれる人斬りのむなしさ、当初の純粋な思いから変節していく新選組という組織への絶望、絆で結ばれていたはずの近藤勇への不信――。そして
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1976年発表の長編第1作。奇術ミステリという新しいジャンルを切り開いた作品。あらすじ真敷市公民館の創立20周年を祝い開かれたマジックショー。細かなトラブルはあったものの、フィナーレが訪れようとしていた。出演者全員が舞台に並び、銃声を合図に美人マジシャンの志摩子が中央の「人形の家」から飛び出し終了……のはずだった。ところが、志摩子はその頃自分のマンションで殺害されていた!しかも死体の周囲には、奇術
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1985年出版の短編ミステリ集。イソ弁・日下文雄が活躍する著者が世に送り出したシリーズ・キャラクターの一人。表題作のほか、「処刑執行人」「女の意地」「骨肉の争い」「離婚願望」の計5編を収録。あらすじと感想表題作「蛇淫の精」は三年間行方不明の妻に対する離婚訴訟の弁護を依頼された日下。少しでも資料を集めようと向かった丹後半島で奇妙な体験をする――という展開。なんちゅうか怪奇ミステリ的な感じで、独特の短
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1996年刊行の講談社漫画文庫版。全4巻。あらすじと感想尾張のうつけ者と呼ばれた時代から、本能寺の変までを描いたもの。信長が尾張を統一していくまでが割と丁寧に描かれている。信長といえば延暦寺焼き討ちに代表されるように残虐なイメージがあったりする人も多いようだが実はものすごく緻密で策略家の側面も持っている。特に実母からも見捨てられ四面楚歌の中、尾張統一を図っていくさまは知性に溢れていてもっと信長の知
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1999年初版の歴史小説。大石内蔵助はじめ赤穂浪士の信頼が厚かったナンバー2の存在・吉田忠左衛門のお話。あらすじと感想言わずと知れた忠臣蔵のお話なのだが、大石内蔵助ではなく吉田忠左衛門をメインにしているところが魅力。古今東西、忠臣蔵の話はこれでもかとあるわけで何かしら新鮮味のある角度でいかなければ目を引くことはない。実際、大石内蔵助より吉田忠左衛門の方が大柄だったというし、終始一貫して内蔵助を支え
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1998年出版の短編集。表題作のほか、「台風」「銀の塩」「トマト」「紅の樹」「ダリアの夏」の計6編を収録。あらすじと感想「台風」はある人生という感じの話。誰でも人を殺す可能性があるという日常の狂気をうまく切り取っている。ビリヤードが話に深みをもたらしてくれる。そういや長い間やってないなあ。表題作の「雪が降る」は企業小説でもありラブストーリーでもある。「母を殺したのはあなたですね」とメールが届くあた
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1985年出版の冒険小説。著者初期の代表作。あらすじブラジル東北部にある小さな町・エクレウ。この町では長らく二大勢力の争いが続いていた。一つはアンドラーデ家、もう一つはビーステルフェルト家。互いに反目する両家の唯一の休戦場所は酒場だけ。そこで働くおれは店の娘・ソフィアといい仲。東京で学生運動の下っ端にいながら、今では流れ着いてこんなとこにいるおれ。このまま朽ち果てていくしかないのか――。そう感じて
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