フリーライター Sakamoto Norio ブログ

コリン・デクスター「死者たちの礼拝」を久々に読む

人気のモース警部シリーズ第4弾。1979年度英国推理作家協会賞受賞作。あらすじ10カ月前、教会で相次いだ変死事件。事実上迷宮入りになっていた事件を引き継いだのはモース警部。休暇中に偶然教会に足を踏み入れてそれを知りしかも友人のベル警部が病気で倒れたために管轄外でありながら捜査を引き継いだのだ。しかし、時間が経てば状況も変わる。礼拝の出席者たちの中で行方不明者もいるし数少ない関係者に聞き込みをするだ
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ロバート・B・パーカー「ポットショットの銃弾」を久々に読む

スペンサーシリーズ第28弾。あらすじある日、西部の小さな町ポットショットから美女がスペンサーに会いにきた。依頼は夫を殺した犯人を捕らえてほしいとのこと。彼女いわく犯人は町の警察も手を焼く無法者集団「ザ・デル」の仕業に違いない。町に着いたスペンサーは早くも「ザ・デル」と対決する。その様子を見て町の有力者たちもスペンサーに依頼。40人以上いる「ザ・デル」と対決するため、スペンサーは相棒ホークを始め腕利
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井沢元彦「謀略の首―織田信長推理帳」を久々に読む

1992年刊行の長編歴史ミステリー。織田信長と毛利元就の三男・小早川隆景の知恵比べが魅力。あらすじ天下布武を掲げ、驀進中の織田信長。しかしそんな彼も、一向一揆とその元締めである石山本願寺に手を焼いていた。毛利と手を結ぶ彼らを壊滅すべく信長は配下の九鬼水軍に滝川一益をつけ、村上水軍を叩くため秘密兵器の鉄甲船の建造に着手する。しかし、毛利側が送り込んだスパイの手で重要人物が殺されていく。さらに信長の近
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高橋安幸「根本陸夫伝 プロ野球のすべてを知っていた男」を久々に読む

球界の寝業師との異名をとり、数々の伝説を残し辣腕を振るい、西武の黄金時代や今日のソフトバンクの隆盛の基礎を作った野球人。その活動を膨大な証言で検証したのが本書。証言者は全部で20人。工藤現ソフトバンク監督始め多くの野球人、高校野球の監督から裏方に至るまで幅広い。野球の話もさることながら人生論として興味深い。西武の黄金時代初期に活躍した太田卓司さんにかける言葉が味がある。「嫌いな人ほど電話の1本でも
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結城昌治「あるフィルムの背景」を久々に読む

1972年初版の著者自選推理小説集。この年は直木賞受賞作「軍旗はためく下に」が深作欣二監督によって映画化され高い評価を受けた。「暗い落日」に代表されるハードボイルド、「ひげのある男たち」に代表されるユーモア・ミステリー、「ゴメスの名はゴメス」に代表されるスパイ小説、「夜の終る時」などの警察小説というふうに各分野を切り開いてきたお方である。個人的には土屋隆夫と並び推理小説分野に高い文学性をもたらした
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笹沢左保「直飛脚疾る」を久々に読む

1990年刊行の時代小説。もともとは1980年に発表された連作短編。「火刑」「茶壷非情」「肩の涙」「師の影を踏む」「盗賊に燃えた」「北国に消える」の計六編を収録。あらすじ時は徳川十一代将軍・家斉の治世。家斉の密書を定められた刻限までに目的地へ届ける使命を帯びて三人の武士が選ばれた。手裏剣の秋元炎九郎。剣の使い手、本荘錦之介。槍の名手、太田又兵衛。直飛脚と呼ばれる彼らは、各々の武器を携えてある時は備
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西村寿行「怒りの白き都」を久々に読む

1978年初出の作品。ヒット作品を連打しまくってる頃の時期。あらすじ商社マンの山岡圭介は30歳。エライさんの娘との縁談を断ったため閑職に追いやられている。出世すると思い結婚した嫁には浮気されまくり。唯一の趣味は日曜ハンターである。ウサギ一匹撃てないけど。ある日、鹿を追ううちに巨大な洞窟を発見する山岡。そこには金になるものが埋まっていた。地下深く夢の王国を建設しこれまでの人生を変えたい。飲み友達を仲
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東野圭吾「歪笑小説」を久々に読む

あらすじと感想一言でいえば小説業界の内幕を描くブラックユーモア小説。全部で12編あるのだがどれもこれも面白い。常識破りな編集者もいればドラマ化に浮かれる売れない作家もいたりまあそういうもんだろうねえと思える話ばかり。明らかにこの人モデルとわかる人もいたりで読んでて飽きが来ない。こういうのって笑えないとただの内輪受けしかしないので面白く書ける東野圭吾はやっぱり上手だなあと思う。なかでも一番面白かった
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大映映画「黒の超特急」を久々に観る

1964年の作品。大映「黒シリーズ」の最終作。あらすじ自動車工場のためと依頼され土地を買い占めた岡山の不動産業者、桔梗。しかし、それは自動車工場ではなく新幹線建設のためだった。仲間とグルになって土地を買い占めたと糾弾された桔梗は東京に出て黒幕と対決するが――という話。感想新幹線延長計画の裏で展開された不動産業者、ひいては鉄道会社の裏の顔を暴いた作品。原作は無頼派作家、梶山季之。週刊誌の隆盛を作り上
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大映映画「陸軍中野学校 雲一号指令」を久々に観る

1966年公開のシリーズ第2弾。戦争の色が濃くなりつつある昭和10年代中盤、市川雷蔵演じる椎名次郎の活躍が光る。あらすじ大型軍用船が神戸出港後、謎の爆沈をとげる怪事件が続く。中野学校に事件解決を求める「雲一号指令」が下り、椎名と杉本が捜査に乗り出す。捜査の過程で椎名は大学時代の同級生佐々木と再会する。佐々木は敵国のスパイだった。厳重な警備を敷いても軍用船がまた爆破され、憲兵隊の大尉は椎名たちを責め
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