1978年の企業ミステリ。あらすじ洋酒業界の老舗である東和醸造。しかし、最近は業績が下降気味で他社に水をあけられていた。宣伝部企画室で働く西沢はこれまで何度も改善案を出していたがことごとく無視されてきた。ところが、専務の村木に認められ企画室長に昇格したのだ。異例の抜擢に戸惑う西沢だが、さらに仰天することがあった。なんと「社長令嬢を誘拐せよ」との命令を村木から下されたのだ。あまりに突飛すぎる命令に疑
>>続きを読む
1975年出版の長編ミステリ。映像化されていないのが不思議なぐらいの出来栄え。あらすじ一年前、突然妻に失踪されて以来、明るさを失い冷酷な猟犬のようになった刑事・冬村。その彼が不可解な自殺を遂げた脳外科医の事件を手掛けることに。他殺と見た冬村は同僚の猪狩とともに事件を追う。死んだ井上医師の乱れた生活ぶりと冷徹な神経さは異常だった。事件を追ううちに冬村は謎の尾行者に幾度も命を狙われる。井上が勤めていた
>>続きを読む
1985年刊行の作品。「蘭菊の狐」の続編にあたる。あらすじ死闘をともに戦った後、別れてあてのない旅に出た3人。元刑事の源吉、壺振りの三四郎、スリの亀造。火祭りの夜、人妻を助けた源吉はひょんなことから二人と再会。その夜、人妻の家に泊まった三人を何者かが襲う。理由は過去に亀造が掏った財布の中身にあった。中にはある外国国家の諜報戦の鍵を握る秘密文書が。各国諜報機関入り乱れての凄まじい争奪戦が始まった――
>>続きを読む
1977年出版の海洋冒険小説。海の男たちの熱い闘いが読む者の心を燃やしてくれる。あらすじ突然木星丸への乗船命令を受けた飲んだくれの陣内一等航海士。何で自分がと思いながらも乗船したところ、パナマに到着直後怪しい誘いが。現地駐在員の商社マン・野方から積み荷の不正移動を持ちかけられたのだ。謎の女は誘惑してくるし、ドイツ人には拉致されるし、かつての友人伊達は失踪するし。いったいこの木星丸には何が起きている
>>続きを読む
1991年出版の政治サスペンス。ハードボイルド、冒険小説ともいえる。あらすじ少数派閥出身の竹尾首相は引退の花道として東南アジアを歴訪することに。あとがまを狙う大派閥の領袖の二人がいがみ合う中、何者かが竹尾首相の暗殺を企てる。日本人・速見と中国系アメリカ人・張という二人のプロにそれぞれ別ルートからの暗殺指令が下る。それを追う叩き上げの警視・片桐はさまざまな矛盾に苛まれながらも自分の任務を遂行しようと
>>続きを読む
2015年日刊スポーツ社より発行の1冊。昭和48年は自分が生まれた年なので、興味深く読んだ。この年のパ・リーグが現在に繋がっているという視点が面白い。この年のパ・リーグの変革のポイントは次の通り。・前期と後期の2シーズン制が導入され、前期優勝チームと後期優勝チームで5戦3勝制によるプレーオフを開催。・金田正一がロッテ監督に就任。いろんなパフォーマンスでパ・リーグを盛り上げる。その一方、本拠地を失っ
>>続きを読む
1978年出版の作品。あらすじルポライターの天知は大学教授・西城の誕生日パーティーに招かれた。招待客は全部で13人。その中には西城の敵といえる存在も少なからず存在した。西城の目的は娘・富士子の婚約を発表することだった。富士子は華こそあるもののそれほど大成していない女優。相手として選ばれたのは弁護士と医者。どちらが選ばれるのかは西城のみぞ知る。しかし、肝心の富士子は天知に恋をしていた。いろいろな思惑
>>続きを読む
1971年の連載小説。あらすじ本土復帰を目前にした沖縄。そこでは米軍流れの武器弾薬、麻薬から売春など莫大な利権が。それに群がる地元暴力団と本土組織。暴力団狩りのプロである西城は、沖縄に飛び組織壊滅に動き出す。目には目を、歯には歯をがモットーの西城が縦横無尽に暴れまわる――という話。感想ハイウェイハンター・シリーズに続き、エアウェイハンター・シリーズとなる最初の作品。相変わらずぶち殺しまくるがそこに
>>続きを読む
1989年出版の長編歴史小説。もともとは「山崎の電撃戦」というタイトルで1970年に出版されたもの。明智光秀が謀反するに至った心理を描いた内容。あらすじ織田信長に仕えて以降、手腕を評価され着実に出世していた明智光秀。しかし、大物をあらかた抑え、天下人を気取り始めた信長を光秀は次第に憂う。おまけに佐久間信盛を筆頭に古参の重臣を過去の子細な理由で追放する信長の姿を見て、このままでは自分も同じ目に合うか
>>続きを読む
1972年~1973年「週刊明星」で連載された長編ミステリ。あらすじ商産省総務課長の利根川は、東大を首席で卒業したエリート。しかし、そんな利根川が職も家も捨てようと決意する事件が勃発。部下の水原姫子が殺人容疑で追われることになったのだ。速やかに退職させようという上司に反発した利根川は、姫子の行方を追って東奔西走することに。陰の様に付きまとう男の存在、別居することになった妻の不倫などさまざまな方面に
>>続きを読む