岡田秀文「賤ケ嶽」を久々に読む

2010年出版の時代小説。織田信長亡き後の歴史群像を様々な角度から描いているのが特徴。あらすじ天下統一を目の前にしながら明智光秀の裏切りで無念の死を遂げた織田信長。羽柴秀吉は毛利との和解を経てすぐさま戻り、山崎の戦いにて明智光秀を討ち天下人への道を歩き始める。だが、その前にはやっかいな障壁があった。その一つが織田家の筆頭家老・柴田勝家。北陸において善政を敷き、猛将と謳われた武力は侮れなかった。秀吉
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山崎洋子「薔薇の恋唄」を久々に読む

1992年出版の長編ミステリ。イタリアを舞台にしたサスペンスロマンって感じ。あらすじ高岡まろんの名で人気だった元アイドル、藤岡みのり。事務所独立に絡んであることないこと言いふらされて、今では普通に暮らしている。ところが、みのりに意外な話が転がり込んできた。人気作家・鮎川の原作映画に主役で抜擢されたのだ。プロデューサーや鮎川たちとロケハンでイタリアに旅立つみのり。主人公のモデルは新宿ゴールデン街のア
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西村寿行「空蝉の街」を久々に読む

1984年出版のハードバイオレンス。国内を飛び越え、どこまで行くねん的展開が魅力の作品。あらすじ張込み中に暴走族をどつきまわした刑事・平泉。ところがメンバーの一人が大企業の副社長の息子だったことから刑事をクビになってしまう。仕方がないので高級マンションで暮らす親友・宗村のもとへ。しかし、大企業のドラ息子の宗村もまた父親に勘当され無一文。食事にも困り果てた2人の前に救いの手が。平泉のクビの原因となっ
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逢坂剛「コルドバの女豹」を久々に読む

1982年初出の短編集。オール読物推理小説新人賞に輝いた「暗殺者グラナダに死す」、表題作「コルドバの女豹」、「グラン・ビアの陰謀」「サント・ドミンゴの怒り」、「赤い熱気球」の5編を収録。あらすじと感想「暗殺者グラナダに死す」は西部劇を思わせる設定。フランコ時代が終わったものの、治安は以前のままの街・グラナダ。そこに流れてきた一人の日本人。そして彼と関わる者たち。エル・ガローテと呼ばれる悪役がどうそ
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広岡達朗「勝者の方程式」を久々に読む

1988年出版の一冊。プロとは何かを強烈に意識付けさせてくれる本。広岡監督の代名詞として言われているのが管理野球。あと自然食の話が有名だが、今日栄養を考えてトレーニングするのは常識になっている。また、管理野球と言われながら結構ベテランを重視し連覇を果たした後は若手を育てることに成功していた。何より自らグラブを持って若手に手本を示していたというのは大事。長い目で見れば食事に気を使っていたからこそでき
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生島治郎「傷痕の街」を久々に読む

1964年出版のハードボイルド。生島治郎のデビュー作である。あらすじ戦時中の部下とともに会社を経営する久須見。久須見の仕事は入港中の船に食料や寝具を納入することだ。朝鮮動乱による景気時に、暴力団がらみで密輸の仕事を持ちかけられるがきっぱりと断った久須見。だが、その落とし前で片足を失う羽目になる。それから月日が流れ、景気も会社も傾き加減。資金繰りに困る中、謎の女の紹介で危ない綱渡りの資金を手に入れる
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小林久三「社命誘拐」を久々に読む

1978年の企業ミステリ。あらすじ洋酒業界の老舗である東和醸造。しかし、最近は業績が下降気味で他社に水をあけられていた。宣伝部企画室で働く西沢はこれまで何度も改善案を出していたがことごとく無視されてきた。ところが、専務の村木に認められ企画室長に昇格したのだ。異例の抜擢に戸惑う西沢だが、さらに仰天することがあった。なんと「社長令嬢を誘拐せよ」との命令を村木から下されたのだ。あまりに突飛すぎる命令に疑
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西村寿行「蒼き海の伝説」を久々に読む

1975年出版の長編ミステリ。映像化されていないのが不思議なぐらいの出来栄え。あらすじ一年前、突然妻に失踪されて以来、明るさを失い冷酷な猟犬のようになった刑事・冬村。その彼が不可解な自殺を遂げた脳外科医の事件を手掛けることに。他殺と見た冬村は同僚の猪狩とともに事件を追う。死んだ井上医師の乱れた生活ぶりと冷徹な神経さは異常だった。事件を追ううちに冬村は謎の尾行者に幾度も命を狙われる。井上が勤めていた
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西村寿行「襤褸の詩」を久々に読む

1985年刊行の作品。「蘭菊の狐」の続編にあたる。あらすじ死闘をともに戦った後、別れてあてのない旅に出た3人。元刑事の源吉、壺振りの三四郎、スリの亀造。火祭りの夜、人妻を助けた源吉はひょんなことから二人と再会。その夜、人妻の家に泊まった三人を何者かが襲う。理由は過去に亀造が掏った財布の中身にあった。中にはある外国国家の諜報戦の鍵を握る秘密文書が。各国諜報機関入り乱れての凄まじい争奪戦が始まった――
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谷恒生「ホーン岬」を久々に読む

1977年出版の海洋冒険小説。海の男たちの熱い闘いが読む者の心を燃やしてくれる。あらすじ突然木星丸への乗船命令を受けた飲んだくれの陣内一等航海士。何で自分がと思いながらも乗船したところ、パナマに到着直後怪しい誘いが。現地駐在員の商社マン・野方から積み荷の不正移動を持ちかけられたのだ。謎の女は誘惑してくるし、ドイツ人には拉致されるし、かつての友人伊達は失踪するし。いったいこの木星丸には何が起きている
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