1955年公開の東宝映画。原作は「織田作(オダサク)」愛称で知られる織田作之助。主演は森繫久彌&淡島千景。監督は文芸映画の巨匠・豊田四郎。あらすじ曽根崎新地の売れっ子芸者・蝶子(淡島千景)は、化粧問屋の道楽息子・柳吉(森繫久彌)と駆け落ちするも、その前途は災難続き。二人で熱海に行ったものの、関東大震災で逆戻りせざるを得んわ、柳吉の女房は病気の娘を残したまま実家へ帰ったきりやわ、勘当された柳吉は働き
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1961年公開の東宝映画。監督は岡本喜八、主演は加山雄三。佐藤充、三橋達也、中谷一郎、島崎雪子、河津清三郎、水野久美などが出演。あらすじ捕鯨砲指導員という今日ではあまり聞かない職業の主人公・次郎(加山雄三)。ある日、兄の一郎が高性能エンジンのテスト中に事故死。しかし、それは事故ではなく産業スパイが起こしたもの。それを開発技師の小松(中谷一郎)から聞いた次郎はトップ屋をしている親友の須藤(佐藤充)と
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1960年公開の東宝映画。安保闘争の年の公開だったのね。また松本清張のノンフィクション「日本の黒い霧」の連載が始まった年でもある。監督は黒澤明、主演は毎度おなじみ三船敏郎。出演陣も香川京子や三橋達也、志村喬などおなじみのメンバーに加え、西村晃や菅井きんなどいろいろなアクセントが加えられ豪華。あらすじ土地開発公団の契約課長補佐・和田(藤原鎌足)が逮捕されるという重々しい空気の中、公団の副総裁・岩淵(
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1949年公開の新東宝映画。配給は東宝。監督は黒澤明、主演は三船敏郎。志村喬、木村功などおなじみのメンバー。あらすじ夏の暑さをさらに増す出来事が村上刑事(三船敏郎)の身に起きた。こともあろうにバスの中で拳銃をスラれてしまったのだ。村上の拳銃で強盗、ついには殺人事件が発生する中村上はベテラン刑事の佐藤(志村喬)とともに犯人を追う。だが、手掛かりは掴むものの犯人の正体はわからない。ついに佐藤までもが犯
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1974年公開の東宝映画。原作は石川辰三。高校生の時読んだなあ。主演は萩原健一、監督は神代辰巳のゴールデンコンビ。桃井かおり、檀ふみ、高橋昌也などが出演。あらすじとある大学の法学部に通う江藤賢一郎(萩原健一)。彼は学生運動に挫折し、家庭教師をしながら生活していた。賢一郎は教え子の登美子(桃井かおり)と仲良くなり、登美子の短大合格祝いで行ったスキー場で結ばれる。アメフトを辞め司法試験合格に向けた準備
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1976年公開の東宝映画。原作は室生犀星、3度目の映画化。兄の伊之吉が草刈正雄、妹のもんが秋吉久美子。そのまた妹が池上季実子。父親が大滝秀治、母親が賀原夏子で特に賀原夏子の好演が光る。あらすじ多摩川べりに暮らす一家。ある日、もん(秋吉久美子)が妊娠して家に戻ってくる。ダンプの運転手で兄の伊之吉(草刈正雄)も父親(大滝秀治)ももんには冷たい。もんをかばうのは母親(賀原夏子)と妹・さん(池上季実子)だ
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1978年公開の東宝映画。山口百恵・三浦友和のゴールデンコンビ第9弾。あらすじきよの(山口百恵)は奥山に住む平家の落人の末裔。拓治(三浦友和)は古い因習を打ち破り結婚する。しかし、二人の結婚生活は戦争の為に中断されることに。招集された拓治を送り出すけなげなきよのだったが、胸中は複雑。戦争が激しくなり、負傷した拓治が佐世保病院にやってきた。右脚の損傷で生命の危険にあった拓治だが、きよのの看病で奇跡的
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1978年公開の東宝映画。当時人気絶頂のピンク・レディー主演映画。二人のヒット曲が全編にわたり流れ、笑いありアクションありの奇想天外なファンタジー映画となっている。あらすじ映画企画会議で頭を抱える製作者、監督、脚本家の3人。彼らは人気絶頂のピンク・レディーの主演映画のアイデアを出し合っていた。今、彼女たちはロサンゼルスでレコーディング。彼女たちが帰ってくるまでに企画を決定しなければ――。脚本家(秋
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1983年公開の東宝映画。同年の高部知子主演で制作された連続ドラマは大ヒット。最終回の視聴率45.3%はいまだ破られない金字塔。映画も主演する予定だったがスキャンダルで渡辺典子になった。あらすじ個性派俳優の穂波高介(藤田まこと)、その妻・美知江(いしだあゆみ)、一人娘の由布子(渡辺典子)。一見幸せそうなこの家庭が崩壊したのは由布子が中学2年生の時だった。幼い頃に腹部腫瘍の大手術を受けた由布子はその
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1997年公開の東宝映画。脚本は森下直の城戸賞受賞作。主演は渡哲也、永瀬正敏。撮影は木村大作。前半の見せ場である身代金受け渡しシーンで行われた史上空前の東京ロケーション撮影が話題となった。あらすじ大企業の常務誘拐事件が発生。運転手も巻き添え。目撃者の老人の証言によれば、事件が起きたのは日曜の早朝。叩き上げのベテランで捜査一課の津波警部(渡哲也)と若手のエリートでロスから呼び戻された藤一郎(永瀬正敏
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