古田敦也「古田ののびのびID野球」を久々に読む

1993年春の出版。シーズン前ですな。
前年リーグ優勝を飾り、この年15年ぶりのヤクルト日本一になる。

作家のデビュー作にその人の要素が詰まっているように
スポーツ選手も同様に詰まっている気がする。

野球を始めた少年期から中学、高校、大学、社会人、そしてプロ入り。
一番詳しく書かれているのはこの本なのかも。

ソウル五輪の愉快な面々とか。
13人もプロ入りしてんだよねえ。
名球会だって古田、野村、野茂と3人もいる。
アマチュアだけでやってた時代の最強メンバーかもね。銀メダル獲ったし。
この頃は公開競技で正式種目じゃなかったんだっけ。

プロ入り初期に関しても結構詳しく書かれている。
キャッチャーのライバルが5人もいたのね。

野村監督はボロクソ言いながらもなんだかんだで人情家。
ギャオス内藤の部屋がもの凄くきちんと整理されている話も面白い。

1992、93年の日本シリーズは今観てもドラマチック。
やってる方は大変だろうけど、見ている側からすればこんなに面白いシリーズはなかった。

92年のシリーズ終わってからひどいこと言ったライオンズOBって東尾だったのね。
まあ言いそうだけど(笑)それをバネにしてこの年リベンジ。

90年代ヤクルトは黄金期を作るけど、この2年間が一番好き。
飾り気のない言葉が並び、雰囲気の伝わるいい話。
結果が出てからの本より、結果が出る直前の本を読むのが一番面白い。

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