1990年刊行の時代小説。もともとは1980年に発表された連作短編。「火刑」「茶壷非情」「肩の涙」「師の影を踏む」「盗賊に燃えた」「北国に消える」の計六編を収録。あらすじ時は徳川十一代将軍・家斉の治世。家斉の密書を定められた刻限までに目的地へ届ける使命を帯びて三人の武士が選ばれた。手裏剣の秋元炎九郎。剣の使い手、本荘錦之介。槍の名手、太田又兵衛。直飛脚と呼ばれる彼らは、各々の武器を携えてある時は備
>>続きを読む
1978年初出の作品。ヒット作品を連打しまくってる頃の時期。あらすじ商社マンの山岡圭介は30歳。エライさんの娘との縁談を断ったため閑職に追いやられている。出世すると思い結婚した嫁には浮気されまくり。唯一の趣味は日曜ハンターである。ウサギ一匹撃てないけど。ある日、鹿を追ううちに巨大な洞窟を発見する山岡。そこには金になるものが埋まっていた。地下深く夢の王国を建設しこれまでの人生を変えたい。飲み友達を仲
>>続きを読む
あらすじと感想一言でいえば小説業界の内幕を描くブラックユーモア小説。全部で12編あるのだがどれもこれも面白い。常識破りな編集者もいればドラマ化に浮かれる売れない作家もいたりまあそういうもんだろうねえと思える話ばかり。明らかにこの人モデルとわかる人もいたりで読んでて飽きが来ない。こういうのって笑えないとただの内輪受けしかしないので面白く書ける東野圭吾はやっぱり上手だなあと思う。なかでも一番面白かった
>>続きを読む
1985年出版の誘拐ミステリ。吉敷刑事シリーズ第5弾。誘拐犯が身代金を受け取らない意外性が魅力。あらすじプロ野球ジャイアンツのエース・川口の子供が誘拐された。身代金は一千万。吉敷刑事は犯人からの指示で振り回される。しかし、誘拐犯は突然身代金を放棄。さらに子供を開放。事件は一見落着に見えたが、捜査一課は釈然としない。吉敷刑事は引き続き事件の真相を辿っていく。そこで明らかになった真相とは何か――という
>>続きを読む
1980年初版のエッセイ?集。タイトルの通り戦国と幕末を中心にいろいろな人物が登場。無味乾燥な歴史教科書を読むよりはるかに面白い。当たり前だが。大きく分けて「関ヶ原と大坂落城」「忠臣蔵と堀部安兵衛」「新撰組異聞」の3つ。最初の戦国時代の話では武将と酒の話が面白い。酒を中心に戦国模様を書いてみるのも面白いかもしれんねえ。忠臣蔵関係ではやっぱりいろんな角度があるなあと。これ読むだけでも結構新しいアプロ
>>続きを読む
1976年出版の長編推理小説。政財界の魑魅魍魎の姿が、その後を暗示しているような内容。あらすじ東北限定で買い占め一本やりという奇妙な不動産会社。入社して仕事に励む立川だが、土地買収に絡んで農民が水死。死んだ農民の娘と恋に落ち、結婚する立川。義父の死の真相を探ろうとするが、立川は姿を消してしまう。同僚の綿引が後を引き継ぐような形になるが、綿引の前には政財界の魑魅魍魎たちの影が蠢いていた――という話。
>>続きを読む
1984年初出の短編集。幕末のプロカメラマンとして知られる上野彦馬を主人公に史実を織り交ぜ様々な人物を登場させている画期的なミステリ。あらすじ表題作のほか、「ビーナスの写真」「人斬り半次郎の写真」「幽霊の写真」「凧の写真」「丁汝昌の写真」「ニコライ皇太子の写真」の計7編を収録。表題作「坂本龍馬の写真」は長崎に来ている坂本龍馬が街の噂に。龍馬は彼を追ってきた京都所司代同心殺しの嫌疑をかけられてしまう
>>続きを読む
柚木シリーズの事実上第一作。あらすじ刑事を辞めて8カ月。ツテを辿って原稿を書いて食いつないできた男、柚木草平。ある日、彼を絶世の美女が訪ねてきた。報酬はなんと200万。ある男を一週間尾行するだけという簡単な仕事に疑問を持ちつつも引き受ける柚木。冴えない男をつける楽な仕事で飽きてきた柚木は友達以上彼女未満で探偵小説好きの夢子に後を託すがバトンタッチしたその日、男は謎の餓死。死の直前まで飲み食いしてい
>>続きを読む
スペンサーシリーズ第9弾。あらすじスペンサーは恋人スーザンがカウンセリング指導している少女エイプリルの捜索を母親から1ドルで引き受ける。相棒ホークと共に売春組織に関わってるであろう彼女を探すが関係者の口はなぜか固く行方はしれない。ようやく彼女の居所を突き止めたスペンサーだがエイプリルに逃げられたあげく、スーザンに火の粉が降りかかる。スペンサーとホークは力を合わせ、エイプリルを連れ戻す。親からも見放
>>続きを読む
1972年出版のラブサスペンス。人気絶頂期の一冊。あらすじ五味川大作はある大手企業の営業部長。社長の一人娘である妻・澄江と結婚し、異例の早さで得た地位だった。その澄江が自分の代わりに行ったマドリードで殺害される。犯人も動機も不明で迷宮入りも噂される。大作のもとに届いた最後の絵ハガキには、旧友と偶然に出会ったことが楽し気に書かれていた。何とか手がかりを得ようと考えた大作は、その旧友を探し出すが、彼女
>>続きを読む