フリーライター Sakamoto Norio ブログ

石井輝男監督・新東宝映画「戦場のなでしこ」を観る

1959年公開の新東宝映画。監督は石井輝男、主演は宇津井健、三ツ矢歌子など。あらすじ舞台は第二次世界大戦後の中国・長春。軍医の吉成(宇津井健)は救護所にやってきた。そこには先に従軍看護婦たちが来ており、恋仲だった秀子(三ツ矢歌子)もその一人だった。ある日、違う救護所に看護婦5名が派遣されていく。次いで、第2派遣隊の要請が来るのだが、送り出された秀子たちが見たものは、看護婦を慰安婦代わりにしているソ
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網走番外地シリーズ5・東映映画「網走番外地 荒野の対決」を観る

1966年の東映映画。網走番外地シリーズ第5弾。出演は高倉健、杉浦直樹、大原麗子、嵐寛寿郎など。あらすじ出所した橘(高倉健)と樫山(由利徹)は射撃大会に出場。橘は鮫島(杉浦直樹)に勝利するが、実は陰から栗田(田崎潤)が撃っていたのだ。それに気づいた鮫島は栗田と殴り合うがお互い分かり合い仲間となっていく。ところが射撃大会の子馬をだまし取られ、橘たちは牧場主・権田(河津清三郎)のもとへ。権田を気に入ら
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東映映画「恐怖女子高校 女暴力教室」を観る

1972年公開の東映映画。恐怖女子高校シリーズ第1弾。監督は鈴木則文、主演は毎度おなじみ池玲子と杉本美樹。あらすじ「賢き妻となり、愛しき母となろう」がモットーの女子学園。だがその実態は、性交女子学園と陰口をたたかれるほどシッチャカメッチャカ状態の学校だった。なにせ教員は事なかれ主義者ぞろい、学園理事は私利私欲のために女子学生を売り、生徒は売春やりまくりというカオス色豊か。まじめな教師(成瀬正孝)が
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サスペンス映画「オデッサ・ファイル」を久々に観る

1974年製作のイタリア・西ドイツ映画。原作は「ジャッカルの日」のフレデリック・フォーサイス。主演は「真夜中のカーボーイ」「帰郷」のジョン・ヴォイト。最近ではアンジェリーナ・ジョリーの親父としての方が有名か。もっとも仲はよろしくないらしいが。あらすじルポライターのペーター(ジョン・ヴォイト)は、ふとしたことで手に入れた老人の日記から特ダネを掴む。老人はユダヤ人でケネディ暗殺事件と同時期に自殺してい
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明智小五郎美女シリーズ33「みだらな喪服の美女」を久々に観る

1994年土曜ワイド劇場で放送。主演交代しながら長らく続いた美女シリーズ最終作。原作は江戸川乱歩「白髪鬼」。ゲストは杉本彩、寺田農など。あらすじ事故死に見せかけ資産家の夫(寺田農)を殺した妻(杉本彩)とその愛人。しかし、遺産の一つである絵を渡すのを渋る画商を謀殺するため、証人になるボンクラな探偵を探し始める。そこで依頼されたのが明智くん。それまでの名声は何だったのかという話なのだが美女に弱い明智く
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明智小五郎美女シリーズ32「からくり人形の美女」を久々に観る

1992年土曜ワイド劇場で放送。西郷輝彦に主役が代わっての第1弾。荒井注の浪越警部が久々の復活。原作は江戸川乱歩「吸血鬼」。シリーズ1「氷柱の美女」以来のドラマ化。ゲストは美保純以外全くもってパッとしない面々。あらすじ男を巡り、母親から「決闘」を申し込まれる倭文子(美保純)。ところが、毒を飲んだのは母親の方で崖から転落死する。決闘なんだからしゃあないやんけ、ということで事件は丸く収まるかと思いきや
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明智小五郎美女シリーズ30「神戸六甲まぼろしの美女」を久々に観る

1989年土曜ワイド劇場で放送。北大路欣也シリーズ第5弾にあたる本作。原作は江戸川乱歩「押絵と旅する男」。ゲストは南條玲子、大沢逸美、根上淳、戸浦六宏など。あらすじ外国船の事件を解決し神戸を散策する明智くん。そこで壁にかかった押絵を見つめながら涙する美女を発見。帰りの新幹線の中で「押絵」をわざとらしく見せつける黒づくめの男と遭遇するなど事件の匂いが。そして、予想通り謎の事件が巻き起こり、さらに復讐
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明智小五郎美女シリーズ29「日時計館の美女」を久々に観る

1988年土曜ワイド劇場で放送。北大路欣也版の第4弾。原作は江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」。ゲストは真野響子、水野久美、朝加真由美、西田健など。あらすじ相変わらず仕事もせんとバードウォッチングしに鎌倉に来た明智くん。鳥の写真撮りまくってたら大きな館が見えて窓から郷田万喜子(水野久美)が顔を出していた。すると後ろから何者かの手が忍び寄る。シャッター切りまくった明智くんは館に。言わんでもいいのに誰かがあ
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明智小五郎美女シリーズ27「黒い仮面の美女」を久々に観る

1987年土曜ワイド劇場で放送。北大路欣也に代わってからの2作目。原作は江戸川乱歩「凶器」。ゲストは白都真理、宍戸錠、吉行和子など。あらすじ霧の町で一人の女を助けた明智くん。バードウォッチングしとらんと仕事せえや、ゴルァ!とそこまでは言わんがそう思っている文代たちを無視。そこに理由は言えんけどわしら守らんかいと不遜な態度の佐藤(宍戸錠)が登場。そんなもん全部言うてくれんと仕事なんかできるかいなと佐
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加藤泰監督・松竹映画「男の顔は履歴書」を観る

1966年公開の松竹映画。主演は安藤昇、監督は加藤泰。出演は中谷一郎、中原早苗、伊丹十三など。あらすじひなびた医院を経営する雨宮(安藤昇)のもとに運び込まれた交通事故にあった男。その男は崔(中谷一郎)。柴田という日本名を持ち、雨宮にとって沖縄でともに戦った戦友だった。出血がひどい崔の姿を見て、雨宮は手術をためらう。他の病院に回している暇はない。しかし、手術したとしても助かる保証はない。雨宮は手術の
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