名作刑事ドラマ「Gメン’75」第259~261話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第87弾。

第259話「銭湯帰りのOL殺人事件」

ゲストは今福将雄、菅井きん、水島美奈子、森田理恵など。

あらすじ

迷宮入りになった4年前のOL殺人事件。
捜査を担当した立花警部のもとに、
被害者の母・八重(菅井きん)は山菜を送り続けていた。

再捜査を行った立花は、
当時の目撃者の証言を手掛かりに
容疑者を割り出していくのだが――という話。


感想

いい出来なんだけど、ある意味Gメンぽくない話。
どっちかというと、特捜最前線ぽいというか。
ま、どっちも東映作品なのだが。

連想するのは特捜最前線の指紋の話かな。
織本順吉さんが出てて、大滝秀治さんがメインの回。
そう考えると、それぞれの特徴が出ている気もする。

菅井きんさんを始めベテラン勢と
被害者役の水島美奈子さんら若手の融合。

捜査用語がテロップで紹介されてくのもいいやね。
刑事ドラマならではの佳作という感じの作品。

第260話「悪魔の結婚式」

ゲストは新藤恵美、三角八郎、石田信之など。

あらすじ

吹雪刑事が誘拐され、
Gメン本部に強盗殺人で服役中の男を釈放しろとの要求が。

誘拐犯はその男・前川(石田信之)と
結婚するはずだった女・奈美(新藤恵美)と判明。

立花警部らGメンは
吹雪刑事救出に動くとともに
強盗殺人の意外な真犯人を手繰り寄せた――という話。


感想

まあこうなるでしょうねえみたいな話。
他にどんな展開があるというのだろうかみたいな。

ミラーマンふたたびと
美しきチャレンジャーの共演が観られるお話。
決して変身するわけでもなければ、
ボーリングの球を投げるわけでもないのだが。

しかし、何でこう屋台のラーメン屋が多いんかね。
当時、どうだったかねえ。
あんま若い二人が屋台のラーメン屋やってる
風景なんて見た覚えが無いのだが。

だいたい、おっちゃんというか
じいさんに近い人が一人でやってるイメージやねえ。
43,4年前の話だけれど。

あの頃、ラーメン屋自体そんなに多くなかったような。
ラーメン屋いうたら札幌ラーメン?ぐらいで。

醤油ラーメンが330円だったと思うけど。
コロコロコミックと同じぐらいの値段だった記憶が。

一方、屋台のラーメンは500円ぐらいで。
店で食うより高いんかいと思った記憶がある。
だってコロッケ1個20円とかそんな時代だもの。
よう自転車でお使いに行かされてた。

マンションに住んでる奴とか
ビデオデッキ持ってる奴は金持ちに感じてた時代。
ザ・昭和。でもほとんど、そんな感じだったけどねえ。

全然ドラマとは関係ない話だけれど、
そんなことを思い出した次第。

第261話「初夏の夜 女の部屋に忍ぶコソ泥」

ゲストは早崎文司、丹古母鬼馬二、内藤杏子、竹田かほりなど。

あらすじ

帰宅した吹雪刑事は泥棒が入ったことに気づき、
逃げていく人影を追ったものの逆に殴られてダウン。

目覚めると婦警の妹・陽子(竹田かほり)の姿が。
現場検証の結果、どうやら付近を荒らしている一味の仕業らしい。

吹雪は帰宅直前に目撃した少女・こずえを手掛かりに
事件を解決しようと走り回る。

叔父夫婦に虐待されてゴミムシを飼うこずえの証言に
頼るしかない吹雪の捜査は難航する。

ところが、陽子が何者かに刺されたことから
事件は意外な展開に――という話。


感想

竹田かほりさん登場の回。
吹雪刑事の妹役でセミレギュラーとなっていく。

今日観る人はゴミムシ飼う少女って
なんじゃらほいって気になるかもしれんが、
当時子供だった自分としては、おったでああいう子って感じ。

叔父夫婦を演じる
常連ゲストの矢野間啓二さんと内藤杏子さんが上手い。
ああいう人おると思うで、今でも。

世の中、性善説ではどうにもならんことがあるわいな。
司法でもなんでも、そういうとこ考えてくれんとね。
ま、考えられるぐらいなら、こんな世の中にはならんのだが。

野村教頭じゃなかった早崎文司さんの所轄刑事とか、
ちょっとしか出なくてもゲストの使い方がGメンは上手。

なんやかんやいうても、続いただけの理由があんのよね。
温故知新ってのは大切だ。

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