デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第86弾。
ゲストは目黒祐樹、吉岡ひとみ、内藤杏子、冷泉公裕など。
あらすじ
麻薬密売者が射殺されるのを目撃した吹雪刑事。
事件の前に被害者と口論していた男を見つけるため、
あちこち聞き込みしてその相手を見つけたものの、
再び目の前で射殺されてしまう。
やがて、容疑者として
吹雪の警察学校時代の教官・相原(目黒祐樹)が浮かび上がる――という話。
感想
取り立ててどうということのない話。
こうなるでしょうねみたいな。
吹雪刑事の成長物語としてみればええかねって感じ。
父の死の真相なんかの絡め方はありっちゃありだけど。
ゲストは鳥居恵子、遠藤真理子、志方亜紀子、古尾谷雅人、梅津栄など。
あらすじ
スケバン女子高校生3人組を補導した吹雪刑事。
所持品検査をしたところ、シャブ発見。
どこで手に入れたんじゃゴラァとは言わんが、
聞き出した取引場所はなんとCOFFEE「柿の木」。
牧子(鳥居恵子)と亜子(遠藤真理子)コンビと
吹雪の板挟みになってしまう哀れな田口刑事。
やがて、怪しい男を逮捕したのはいいが
逆ギレした暴走族カップルによって事件は意外な展開に――という話。
感想
意外にバランスの取れた見どころ満載の回。
志方亜紀子さんは映画のイメージが強いなあ。『サード』とか。
実は麻薬で儲けてんのは廃車処理工場の夫婦だったりして、
梅津栄さんと谷本小代子さんの常連ゲスト。似合う。
この頃はちょうど校内暴力の時代だったし、
暴走族も多かったねえ。
中学も荒れてて友達のオカンが
その子の姉ちゃん中学に行かせて大丈夫かいなみたいな。
そんな会話を親たちはしていたような記憶がある。
なので、暴走族絡みのエピソードは
この時代どんな映画・テレビドラマでも多い。
『狂い咲きサンダーロード』もこの年かね。
囚人護送車の使い方もなかなかオモロい。
ゲストは頭師佳孝、川辺久造、有吉ひとみなど。
あらすじ
大学教授・宮本(川辺久造)の幼い息子が誘拐された。
三千万の身代金を要求してきた犯人をGメンは追うが、
巧妙なやり口に振り回される。
やがて犯人を捕らえた田口刑事。
しかし、逆に刺されて重傷を負ってしまい――という話。
感想
身代金受け渡しの設定が魅力的。
金を持っていくのは語学大学の教授、場所は成田空港。
こういう見せ方はなかなかいいやね。
一方、その他の部分についてはイマイチ掘り下げ方が。
まあ、全部がきちんとイケてる作品は
そうそうお目にかかることはないわけで。
前半の見せ方が興味深い作品。