1989年土曜ワイド劇場で放送。
北大路欣也シリーズ第5弾にあたる本作。
原作は江戸川乱歩「押絵と旅する男」。
ゲストは南條玲子、大沢逸美、根上淳、戸浦六宏など。
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あらすじ
外国船の事件を解決し神戸を散策する明智くん。
そこで壁にかかった押絵を見つめながら涙する美女を発見。
帰りの新幹線の中で「押絵」をわざとらしく
見せつける黒づくめの男と遭遇するなど事件の匂いが。
そして、予想通り謎の事件が巻き起こり、
さらに復讐すると言われた男たちが死を遂げて――という話。
感想
シリーズ1,2を争うワースト作品と言えるかも。
なんせ事件が解決していない(笑)
ていうか超常現象なら何でもありか。
至るところにチープ感満載である意味どうしようもない。
しいていえば悪役根上淳と戸浦六宏さんはさすがだ。
こんな矛盾した話でも2人が出てくるだけで落ち着いて観れる(笑)
どだいさまざまなことに無理があり過ぎる。
原作はそもそもミステリーではなくファンタジーだし。
何もこれを無理してミステリーにせんでもねえ。
とどめはラストの「押絵」をカップルに渡すところ。
いや、それって恨みのこもってるもんじゃないの?
よりによって被害者の子供に渡すか、それ。
エンドロールでダンスしてる場合ちゃうで。
とまあ、そこかしこに突っ込みどころ満載。
笑えりゃまだしも、まーったく笑えないんだな、これが。
そんな話ですわ。