デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第85弾。
ゲストは平泉征、辻萬長、根岸一正、力石考、結城しのぶ、三浦真弓など。
あらすじ
白バイ警官2人が殺され、制服とパトカーが奪われた。
その直後、国外脱出していた
テロリスト・影山(平泉征)と火野(力石考)が帰国。
Gメンは空港で銃撃戦の末、火野を逮捕。
さらに影山の元恋人・雅代(結城しのぶ)をマークする。
しかし、影山は島谷刑事を狙撃。
そのすきをついて病室の火野を無情にも射殺した。
ところが、そこに現れた正体不明の女が影山に拳銃を向けた――という話。
感想
中島はるみ演じる吹雪杏子刑事登場編。
まあ、セリフや動きはともかく雰囲気は最高。
あんたは女囚さそりですか風貌で登場してくれる。
テロリスト集団の面々は豪華絢爛。
現代劇・時代劇問わず悪役の似合う方たちである。
平泉さんは後に善玉刑事になってくけど、この頃は悪役オンリー。
原点回帰ともいうべきハードボイルドアクションが炸裂。
まあ、ツッコミどころがあると言えばあるけれど。
なんやかんやでこういう展開はノレますわな。
ゲストは前回と一緒。
あらすじ
吹雪刑事が撃ったはずの影山は現場から逃亡。
そして自分の同志を裁いた裁判官などを射殺していった。
黒木警視正は警察内部にスパイがいると睨み、
わざと雅代母子の存在を流して影山を誘き出そうとする――という話。
感想
なんちゅうかスパイ摘発に関しては特に捻りもなく(笑)
他に誰がおるねんという話だったりする。
そこらへんはもっと面白くならんのかいなという気もするが、
ドブネズミの如く逃げ回り、
誘き出された末に「ここがお前の墓場だ」と
黒木のおっちゃんに言われてしまう影山の姿は必見。
これぞ自業自得。
まあ前後編通じてみれば、そこそこ出来の良い方ではないかと。
ゲストは児島美ゆき、沢田勝美、西沢利明、大下哲矢など。
あらすじ
猟銃を持って1億円を奪い、逃走中の二人組。
田口刑事に追われた二人は、
途中で人妻・靖代(児島美ゆき)を人質に取りレストランに籠城した。
現場に駆け付けた田口は犯人の一人を射殺するが、
そのせいで人妻の夫が射殺され、田口は査問委員会にかけられることに――という話。
感想
タイトルでネタバレしているのだが(笑)
なんちゅうか、これだったら
もっと児島美ゆきさんを悪女にしてほしかったわねえ。
銀行強盗の主犯とか。
査問委員会がメインで
回想で色々見せてく構成は良いと思うんだけど。
自分とこのスパイが摘発されたせいか、
いつもひねくれまくっている結城警視正が
おとなしめなのが何となく笑ってしまう。