名作刑事ドラマ「Gメン’75」第265~267話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第89弾。

第265話「死化粧の女」

ゲストは岩本多代、塩見三省、中田譲治など。

あらすじ

かつて、強盗犯・大河内(塩見三省)のひき逃げで
夫の幼い子供を失った女性・八重子(岩本多代)を
探していた立花警部。

小さな飲み屋を切り盛りしている八重子を
やっと探し当てた立花は木彫りのキリスト像を八重子に渡す。

それは刑務所にいる大河内が
贖罪の意識で彫ったものだった。

しかし、八重子は受け取りを拒否。
その帰り道、暴走族同士の喧嘩を目撃した立花に
思いもよらない災難が降りかかることになる――という話。


感想

第35話「豚箱の中の刑事」のリメイク。
まあ刑事ドラマも、100本超えると
ネタが組み合わせになったりリメイクだったりしますわな。

35話よりこっちの方がしっくりくるかな。
作りの丁寧さはあまり変わらんけど、
より被害者女性の心情が迫ってくるというか。

塩見三省さん、若いですな。
この頃、まだ出始めなんかね。
しかしまあ、被害者殺され損てのはいつの時代も変わらんなあ・・・

第266話「殺人暴走オートバイ集団! 三途の川」

ゲストは頭師佳孝、三遊亭円歌、近藤宏、十勝花子、棟里佳など。

あらすじ

暴走族を逮捕しようとした警官2人が逆に襲われ、
拳銃を奪われてしまう事件が発生。

奪われた拳銃を取り戻すべく動き出すGメン。
族の仲間とみられる坂田(頭師佳孝)を泳がし、
島谷、田口、吹雪の3人が潜入捜査を開始した。

やがて、奪われた拳銃でガソリンスタンドが強盗にあって――という話。


感想

時代を反映した内容というか。
この頃、時代劇でも結構あったような。
馬に乗って暴れ回る若侍集団の話とか。
はたまた、町内をうろつくごろつき集団とか。

現代劇・時代劇問わず、どんな設定でもわりかし可能なのよね。

アクション&コミカルさも兼ね備えた作品なのだが、
ピンと来る人もいれば来ない人もいるかもしれない。

なんやろねえ、コスプレに見えちゃうのかな。
人物側の捻りが足らんのかな。
坂田に拳銃持たせた方がドラマになると思うなあ。

第267話「Gメン対世界最強の香港カラテ」

ゲストは何宗道、高品格、力石考、竹井みどり、永井秀明など。

あらすじ

香港の日本領事・朝倉(永井秀明)が何者かに誘拐された。
数日前に日本で起きた大使館領事夫人誘拐事件と
手口が似ていることに気づいた南雲警視&Gメンは現地に。

身代金受け渡しの際に犯人を捕まえようとするが、
ドラゴンと名乗る謎の男(何宗道)が妙な動きを見せる。

吹雪刑事は身代金を運ぶ朝倉の娘をガードするのだが――という話。


感想

何回目やねん香港ロケって感じだけれど、
まあこれはこれでありなんちゃうかねえ。
倉田さんがいないので小粒感はするけれど。

領事誘拐ってところが、話の引っ張り方としては良い感じ。
香港警察の高品格さん、それと繋がるドラゴン、
領事館におる竹井みどりさん、三人は敵か味方か。
それぞれ謎を持って後編に行く。
やっぱりこういう引っ張り方はいいですな。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る