時代劇「吉宗評判記 暴れん坊将軍」第73~75話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の第25弾。

第73話「富士の白雪に燃えた男」

ゲストは藤岡琢也、蟹江敬三、町田祥子、伊達三郎など。

あらすじ

夏の風物詩といえば氷。
その氷を将軍家に献上する「お氷様」の
今年の当番は三日月藩だった。

アクシデントによって富士に保存している
万年雪を運ばなくてはならなくなり、
その役目を仰せつかったのが駒田主水(藤岡琢也)。

張り切る主水だが、仲の悪い隣藩から妨害されるわ、
盗人に目をつけられるわでてんやわんや。
そうこうしているうちに氷はどんどん小さくなっていく。
自分が食べる氷を自ら守る状況になった吉宗は――という話。

感想

お氷様を巡る話は時代劇の定番っちゃ定番。
自分もコンクールで書いたことあるなあ、そういや。

ストーリー的にはどうということもないのだけれど、
なんちゅうてもこういう時の藤岡琢也さんは抜群に上手い。

サッポロ一番みそラーメンのおっちゃん、大活躍である。
「太陽にほえろ」のジョーズ刑事とか、印象深い役はいろいろ。
ヤクザ役をやっても結構似合ってたりする。
これはもう、キャスティングの勝利ですな。

義賊を標榜する善玉の蟹江さんもこの時期珍しい。
Gメンではテロリストとか犯人役オンリーだったもの。

町田祥子さんは「太陽にほえろ」で
露口茂さん、山さんの奥さん役が印象深いですな。
病気で亡くなってしまう役ね。

ラストも見せ場があってまとまりがいいですな。

第74話「江戸煩いを叩き出せ!」

ゲストは江利チエミ、井上昭文、原健策、田中和洋など。

あらすじ

江戸の町に原因不明の奇病「江戸煩い」が大流行。
め組も例外ではなく、おさい、おまち、
そして大飯ぐらいの竜虎までが食欲不振になる始末。

吉宗は御殿医・道伯(井上昭文)を呼んで対策を検討する。
すると、「西天草」なる薬草が効くという。

一方、市井の医師・志乃(江利チエミ)は
治療法を見つけるためにあれこれ模索中。
そんな時、助八とおそのの調査で意外なことが判明する――という話。


感想

意外と現代にも通用する話。
栄養素がいかに大事かっていうね。

しかし、医は仁術って完全に死語ですなあ。
最近じゃ医は錬金術の世界。
悪いことした連中は全員裁かれて欲しいですな。

第75話「失踪!加納五郎左衛門」

ゲストは佐野アツ子、川合伸旺、沼田曜一、白木万理など。

あらすじ

江戸市中に出かけた加納五郎左衛門が戻らず、
心配する吉宗は助八とおそのに探索を命じるが、
加納の行方は杳としてわからずじまい。

その頃、加納は土蔵に閉じ込められていた。
首謀者は無役の旗本・内藤采女(川合伸旺)。

尾張を押していた内藤が
出世コースを外されたと逆恨みしての犯行だった。
背後には大奥女中・柳の局(白木万理)の存在が。

必死に加納の行方を追う吉宗たちは、
辰五郎の家に現れた謎の女・おりん(佐野アツ子)を
手がかりに突破口を開こうとするのだが――という話。


感想

これ、もっと面白くできた話じゃないかと思う。
さらわれるところにサスペンスを加えるとか、
何かしらタイムリミットの要素を入れるとかね。

おりんの父親に似ててどうのこうのもいいけれど。
そっちよりテンション高くいってほしかったなあみたいな。

江幡高志さんや野口貴史さんもいるし。
キャスティングがいいだけに、もっと盛り上がる方向がよかったな。

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