1974年製作のイタリア・西ドイツ映画。
原作は「ジャッカルの日」のフレデリック・フォーサイス。
主演は「真夜中のカーボーイ」「帰郷」のジョン・ヴォイト。
最近ではアンジェリーナ・ジョリーの親父としての方が有名か。
もっとも仲はよろしくないらしいが。
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あらすじ
ルポライターのペーター(ジョン・ヴォイト)は、
ふとしたことで手に入れた老人の日記から特ダネを掴む。
老人はユダヤ人でケネディ暗殺事件と同時期に自殺していた。
老人は強制収容所から解放された一人であったこと、
所長のロシュマンは追及を逃れて堂々と生きていること、
そしてそのロシュマンはペーターの父を
自分に逆らったとして殺し戦死報告をしていたこと――などを知る。
ペーターはロシュマンの所在を掴もうとするが、
ナチスを賛美する秘密組織「オデッサ」がそれを阻もうとする――てな展開。
感想
面白いといえば面白いのだが
相変わらずもうちょっと話を分かりやすくしてくれと言いたくなる(笑)
このあたりハリウッドならもっとエンターテインメントにするんだろうけど、
まあテーマからいってもこれぐらい淡々といったらおかしいけど
こんぐらいの調子の方が適しているといえばそうかも。
監督のロナルド・ニームは「ポセイドン・アドベンチャー」の人だから
そのあたりを期待されての起用だったのかもしれないが。
フレデリック・フォーサイスなんかそんなに作品数はないのに
「ジャッカルの日」「オデッサ・ファイル」「第四の核」とか
永遠に歴史に残る作家だわねえ。
数じゃないのよね、作家って。
いいもん書かんとね。