デアゴスティーニから発売の第26弾。
ゲストは藤巻潤、北林早苗、外山高士、岡八郎など。
あらすじ
作事奉行・藤山外記(藤巻潤)の屋敷で
妻に似た女性の幽霊が出現する出来事が発生。
藤山家の女中・おえん(北林早苗)から相談された
め組のおさいは知人のおえんのために一肌脱ごうと
龍虎を連れて藤山家の用心棒に。
すると、龍虎が幽霊を発見。
追ったものの、目にするのは侍女ばかり。
おさいに用心棒を頼んだことが発覚した
おえんは暇を出されてしまう。
め組で藤山家の話を聞いた吉宗が
真相を暴くべく動き出してみると――という話。
感想
夏らしい怪談話。
そんなに捻りがあるわけではないけれど、
夏樹陽子さんの口裂け女メイクなど
当時の話題が反映されている。
結局、あの口裂け女騒動ってなんやったんやろねえ。
今となってはさっぱりわからん都市伝説ですな。
幽霊の話のせいかどうかは知らんけど
解説書の外山高士さんと山岡徹也さんの写真が逆。
似たような仕事しとるから、チェック漏れに気をつけんとね。
ゲストは中村玉緒、亀石征一郎、伊沢一郎、遠藤太津朗など。
あらすじ
江戸で頻発する火事への対策として、
燃えにくい瓦葺き屋根を許可する吉宗。
そんな折、紀州から窯元の娘・菊枝(中村玉緒)が江戸にやってきた。
菊枝は龍虎の案内で瓦屋「万年屋」を訪ね、
平吉(亀石征一郎)と交流を持つがそこに荒くれ者が襲撃。
暴れ回る連中を叩きのめした吉宗は菊枝と再会して――という話。
感想
菊枝は加納五郎左衛門の妻になるかもしれなかったという
裏設定が独特の味わいを持つ中村玉緒リターンズの回。
後に吉宗のオカンになるけど、今回は昔馴染み。
中村玉緒さんはめちゃくちゃセリフ覚えがいいというか、
出演した話の記憶力は抜群らしい。
亀石征一郎さんと伊沢一郎さんとくれば、「特別機動捜査隊」ですな。
この頃には終わってたけど。後番組の「特捜最前線」も長く続いて。
テレ朝系の東映刑事ドラマは長寿番組が多いですな。
それって結構大事なことだと思う。
ゲストは柴田侊彦、服部妙子、高品格、黒川弥太郎など。
あらすじ
吉宗が狩りに出かける時にお呼びがかからないため、
身体を持て余している大御番衆の不満を解消するべく、
塩沢織部正(高品格)に臨時の御狩奉行を命じた吉宗。
織部の差配でめ組の連中もお狩り場の整地に向かうが、
地元の百姓の思いを無視したやり口に憤ってボイコット。
実態を知った吉宗が動き出すが、
織部は鶴吉(柴田侊彦)の妻・お房(服部妙子)に目をつけて――という話。
感想
土地の境界線を巡る話というのは、
隣の藩同士が仲悪いとかいろんなバージョンがある。
現代でも山の向こうは〇〇県言われてもようわからんし、
川のあのあたりからこっちは△△県警の管轄とか、
なんやかんやでいろいろありますな。
民法で一番最初に習ったのは、
柿の木が隣の家に伸びていて
落ちた実はどっちの家のものかなんて話だったような。
答えはちーとも覚えていないのだが。
それはさておき、元ボクサー・高品格さん登場。
この頃は「大都会パートⅢ」のマルさんかな。
現代劇で刑事役、時代劇で悪役って俳優は結構多いような。
山本清さんとかね、そういうイメージ。
その方がメリハリがつくのかも。
高品さんは「長七郎江戸日記」で善玉だったけどね。
ゲストの層の厚さを感じた3作でした。