1997年公開の東宝映画。
脚本は森下直の城戸賞受賞作。
主演は渡哲也、永瀬正敏。撮影は木村大作。
前半の見せ場である身代金受け渡しシーンで行われた
史上空前の東京ロケーション撮影が話題となった。
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あらすじ
大企業の常務誘拐事件が発生。運転手も巻き添え。
目撃者の老人の証言によれば、事件が起きたのは日曜の早朝。
叩き上げのベテランで捜査一課の津波警部(渡哲也)と
若手のエリートでロスから呼び戻された藤一郎(永瀬正敏)刑事のコンビ。
身代金3億円とその受け渡しのテレビ中継を求めてきた犯人。
身代金の受け渡しをあえて何千万もの人間の前で行う目的は何か?
身代金受け渡しの死のマラソンが始まる中、
事件は意外な方向に動いていく。2人の刑事が辿り着いたものとは?
感想
なんちゅうてもエキストラ5000人を集め、
撮影カメラ21台が同時撮影を行ったロケーション撮影が圧巻。
日本映画でもハリウッドに負けないもんができるんだ、
と公開当時も思ったし今観てもそう思う。
ところがこの映画、それほどヒットしなかったのだ。
なぜだか日本映画の場合、スケールの大きいアクション映画は
「新幹線大爆破」を皮切りにヒットしないジンクスがある。
時代劇は海外でもヒットしたりするんだけどねえ。
もっとも後々評価されたりするのだが。
刑事ドラマでありアクションドラマでもあり人間ドラマでもある。
「オリエント急行殺人事件」の影響もあると思うんだけどねえ。
いつ観ても刺激になるいい映画。