何年前の受賞かは知らんが。高校時代に読んだ一冊。30数年ぶり。何で読んだのかね、今思えば。たぶん図書館で見つけて芥川賞受賞作だから読んだんだろうな。そう言いながらも「高校時代」とか「いちご同盟」「やがて笛が鳴り、僕らの青春は終わる」とか読んだ。影響受けてんだろうな、なんやかやで。内容は田舎から上京し、学園紛争真っ只中の大学に入学した「僕」がいろんなことに巻き込まれていく青春小説である。当時も今も読
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1998年初版のエッセイというか独特の語り口の本。死の一年前に著者が語った人生論と句集が凝縮されている。尊敬する作家は多々あれど、一人だけ選べと言われたらやっぱり結城昌治さんを選ぶと思う。ハードボイルドなら『暗い落日』、スパイ小説なら『ゴメスの名はゴメス』、警察小説なら『夜の終わる時』、ユーモアミステリなら『ひげのある男たち』というようにいろんな分野の開拓者であったことがまず凄い。時代小説に興味が
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1967年出版の本格ミステリ。松本清張を中心に出された新本格推理小説全集の中の一つ。あらすじ函館沖で起きた航空機遭難事件。飛行機事故では珍しく、三人の死者を出しただけで済んだが、その最中に一人の男が蒸発していたことが判明した。事故に関係する調査を依頼された全国的規模の探偵事務所の面々はそれぞれ調査を行うが、やがて男の蒸発の裏側に飛行機事故に隠された真相を知ることに――という話。感想導入部分と謎の引
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1985年出版の長編ミステリ。被害者が一転重要参考人になってしまい、マスコミと警察を相手に奮闘する男の物語。あらすじ産婦人科病院の院長・菊川。菊川は医大と付属高校の理事および副理事長も兼任していた。ある日、菊川は父兄代表を名乗る男から呼び出され現地に向かう。ところが、いきなり監禁され赤軍派支援組織を名乗る男たちに学校の口座から2億8千万を奪われてしまう。しかし、医大の不正経理が発覚し、警察やマスコ
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2006年出版の文庫書下ろし。織田信秀、信長、信忠親子三代の天下取りへの道を記した作品。感想三代記の話は織田だけでなく結構出ているみたい。この機会にいろいろ読んでいけたらいいなあと。傍流から実質上尾張のトップにのし上がった信秀、その遺志を継いで尾張統一から天下布武を志した信長、偉大な父の背中を見つめて育った信忠。織田家三代の流れがよくわかる話。周囲の猛反対にあいながら信長を守った信秀、革新的な手法
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2006年の海外ミステリ。西部劇とミステリを混ぜた異色作。あらすじ洪水で家も家族も失ったオレ。生き残ってるのは兄のオールド・レッドだけ。オレと兄貴は雇われカウボーイとして西部の牧場を渡り歩いている。読み書きのできない兄貴だがオレが読んでやった名探偵ホームズの話に影響され今じゃすっかり探偵気取り。新しく雇われたどこか怪しげな牧場の様子に兄貴の血が騒ぐ。やがて牛の暴走に踏みにじられた死体が発見され、次
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1983年出版の死神シリーズ第3弾。中郷・伊能の名(迷?)コンビが今回も暴れまわる。あらすじウイスキーを飲みながらポルトガルで鮫狩りに熱中している元・警視庁公安特科隊長の中郷。鮫退治で疲れているところ、謎の日本人女性を釣り上げる。興味がないので現地人に病院に連れていくよう頼んだ。しかし、女は謎の言葉を残して病院ごと焼き殺された。合流した伊能と中郷は女殺し屋スーザンに狙われる。しかし、いとも簡単にス
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1960年初出の長編本格ミステリ。著者の長編第三弾にあたる作品。あらすじ病気で休職中の新聞記者・吉村は、街でばったり出会った大学時代の友人・塩入から奇妙な依頼を受ける。塩入の三つ年下の従妹・みどりが、去年事故死した父親を自分が殺したと悩み、それ以来、ずっとふさぎこんだままだという。別の原因をでっち上げて、彼女の心の負担を取り除いてほしいというのだ。警察が事故死と断定した事件をほじくり返す奇妙な依頼
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1988年初出の作品。あらすじ廃墟の島に修道院のシスターがやってくる。悪の限りをつくした不良少女たちを収容するホームが何者かの放火で焼け落ちたため、ホームを立て直す役割を求められ来たわけだ。そこでは31人の少女たちが暮らしていたが、火事で3人が死に28人になったはず。だのに、何度数えても31人いる。これはいったいどういうことなのか?――という話。感想なんちゅうかサイコチックなお話。一回読んだくらい
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1978年出版の短編集。「重い悪の荷」「灰色の旅」「黒い飛沫」「毒ある花」「偽りの夢」「復讐の虹」「檻の中の女」の計7編を収録。東京地検特捜部の立花検事を主人公にした連作短編。2年ほど前に再編集して出版しているようでその作品群は本書とは微妙に異なる。そりゃそうだ、再編集版だもの。東京地検特捜部が有名になったのはなんちゅうてもロッキード事件の時。警察が手を付けることのできなかった政財界の黒幕たちを表
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