フリーライター Sakamoto Norio ブログ

名作刑事ドラマ「Gメン’75」第58~60話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第20弾。第58話「樹海に消えた白骨死体」ゲストはまたまた登場川崎あかね、三角八郎、石山律雄など。あらすじ一年前、5億円が強奪された現金輸送車襲撃事件が起きた。津坂刑事はヘリコプターに乗ろうとする犯人たちを追うが友人の並木刑事(石山律雄)の弾丸が間違えて当たり瀕死の重傷。責任を感じた並木が失踪してから一年が経ったある日、Gメン本部にいた津坂のもとに並木から電話
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時代小説・城昌幸「菖蒲狂い 若さま侍捕物手帖ミステリ傑作選」を読む

2020年初版の創元推理文庫。五代捕物帳と呼ばれるうちの一つである若さま侍捕物手帖から25編を収録した傑作選。あらすじと感想柳橋の船宿・喜仙に居候している一人の侍。姓名も身分も不詳だが「若さま」と呼ばれる彼は、日がな一日喜仙の一人娘・おいとに酌をさせている生活。しかし、御用聞きの遠州屋小吉や南町奉行所与力の佐々島俊蔵から難事件の話を聞くや、時にはその場で時には出向いて解決してしまうのだった――とい
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司馬遼太郎「戦国の女たち」を読む

2006年出版の司馬遼太郎傑作短編集。「女は遊べ物語」「北ノ政所」「侍大将の剛毛」「胡桃に酒」「一夜官女」「駿河御前」の6編を収録。あらすじと感想「女は遊べ物語」は織田信長麾下の伊藤七蔵の妻・小梅、「北ノ政所」は説明するまでもなく秀吉の妻・寧々、「侍大将の剛毛」は藤堂高虎の家来、孫六の妻・由紀、「胡桃に酒」はこれまた説明必要のない細川ガラシャ、「一夜官女」は一転して姫路城下で有名な医家の長子の嫁・
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斎藤栄「奥の細道殺人事件」を読む

1970年初出の旅情本格ミステリ。あらすじ相模湖畔で発見された男の他殺死体。被害者は公害問題に揺れる大企業の工場長だった。捜査の結果、公害で妻子を失った大学講師が容疑者として浮上。だが、彼は芭蕉忍者説の解明のため、東北に旅行中だった。鉄壁のアリバイを持つ大学講師だが、なぜだか突然自殺。講師の遺書と研究ノートに疑いを持った刑事たちは再捜査を始める。事件の真相はどこにあるのか? そして真犯人の存在は―
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懐かしのサスペンスドラマ「展望車殺人事件」を観る

1986年フジテレビ系列の木曜ドラマストリート枠で放送。原作は西村京太郎の同名短編ミステリ。石立鉄男が十津川警部を演じる珍しい作品だが、主演といえるのは堤大二郎演じる西本刑事って感じ。三原じゅん子、白石まるみ、小野進也などが出演。あらすじ宝石商・板倉が自室の浴槽で殺され、十津川警部(石立鉄男)や亀井刑事(山谷初男)が捜査にあたる。黒づくめの女が逃げたとの目撃証言や板倉には100億の資産があることか
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名作刑事ドラマ「Gメン’75」第55~57話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第19弾。第55話「Gメンの首」ゲストは稲野和子、久富惟晴、六本木真、久地明など。あらすじ麻薬ルートの壊滅のため、バンドマンの尾行を続けるGメン。ある日、仕事を終えた響刑事が警察の寮に帰ってくると、中年の女の声で不気味な電話がかかってくる。「男の首が欲しいの・・・」最初は相手にしなかった響だが、隣の家族向け住宅に住む外勤巡査の娘が誘拐された。子どもを人質に取ら
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ドラマ原作・森村誠一「致死海流」を読む

1978年初刊の長編ミステリ。『人間の証明』『野性の証明』などヒット作連打の頃の作品。2008年に終着駅の牛尾シリーズの一つとして土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。あらすじ違う場所で殺された二人の若い女性。捜査陣は二人の関連を調べ、八丈島航路の船に乗車していたことと和歌山の那智勝浦のユースホステルに宿泊していた共通点を見つける。粘り強く捜査を続けた結果、ある一人の男が浮かび上がる。しかし、その男も密
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ドラマ原作・黒川博行「二度のお別れ」を読む

1983年の第1回サントリーミステリー大賞佳作受賞作。1985年に連ドラ化、2005年に単発ドラマ化されている。あらすじ大手銀行の新大阪支店で強盗事件が発生。現金400万が奪われ、撃たれた鉄工所経営者・柿沼が連れ去られた。その後、犯人は人質の身代金として1億円を要求。柿沼の小指が送られてきて、捜査本部が騒然とする中、黒田刑事とマメちゃんこと亀田刑事は犯人逮捕に知恵を絞る。巧妙に金の受け取りを企む犯
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山科ゆり主演・日活映画「昼下りの情事 古都曼陀羅」を観る

1973年公開の日活ロマンポルノ。脚本は中島丈博、監督は小沼勝。主演は山科ゆり。風間杜夫、宮下順子、坂本長利などが出演。あらすじある日、日本画家・幻舟(坂本長利)の養女・みな子(山科ゆり)は東京から京都に転勤してきた銀行員・黒木(風間杜夫)と見合いすることに。黒木はみな子を気に入るが、みな子には養父との乱れた関係があった――という話。感想70年代前半の京都の風景が全開のお話。昼下がりは全く関係ない
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ドラマ原作・飛鳥高「細い赤い糸」を久々に読む

1961年に発表され、翌年第15回日本探偵作家クラブ賞を受賞した名作。1962年に2回、1989年、2004年にテレビドラマ化された。あらすじ汚職摘発の火の粉が自分に降りかかるのを防ごうと、アリバイ工作までして水道公団の係長を殺害しようとした男が殺された。また、映画館にツレと一緒に強盗に入り、分け前のことで揉めた男が殺された。そして、恋人が上司の娘と結婚話が進んでいることを知り、探偵に頼んだあげく
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