フリーライター Sakamoto Norio ブログ

夏樹静子「第三の女」を読む

1978年刊行の本格ミステリ。1989年にはフランス犯罪小説大賞受賞の栄誉に輝いた。1982、1989、2011年と3回テレビドラマ化されている。あらすじパリ郊外で出会った男と女。一夜の甘いラブロマンスに酔った男は正義感を発揮したばかりに干されている大学助教授。ところが、自分を干していた大学教授が何者かに殺された。いろいろ話を聞いてると教授を殺したのはパリで出会った女らしい。男は女から交換殺人を持
>>続きを読む

アクション映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」を観る

2013年公開のアメリカ映画。ホワイトハウスがテロリストに占拠されるという前代未聞の展開。主演はジェラルド・バトラー、監督はアントワーン・フ―ケア。あらすじかつてシークレットサービスとして大統領の警護についていたマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)。しかし、ある吹雪の夜、不慮の事故で大統領夫人を死なせてしまったことで自ら任務を外れる。それから一年半が経ち、今は財務省でデスクワークの日々。ところ
>>続きを読む

今村昌平監督映画「復讐するは我にあり」を観る

1979年公開の松竹映画。監督は今村昌平、原作は佐木隆三の直木賞受賞作。作品のモデルとなったのは凶悪犯として名高い西口彰事件。主演は緒形拳。三國連太郎、倍賞美津子、小川真由美、清川虹子などが出演。あらすじクリスチャンの父・根津鎮雄(三國連太郎)と母・かよ(ミヤコ蝶々)のもとに生まれた根津巌(緒形拳)。戦時中の幼い頃、海軍に船を提出するよう言われて何も逆らわなかった父の姿を見てがっかりした巌はそれか
>>続きを読む

極妻シリーズ9・東映映画「極道の妻たち 危険な賭け」を久々に観る

1996年公開の極妻シリーズ第9弾。監督は中島貞夫、脚本は高田宏治の東映ゴールデンコンビ。主演はもちろん岩下志麻。かたせ梨乃、工藤静香、原田龍二、中尾彬、原田大二郎、石橋凌、川島なお美、火野正平などなかなかのメンバー。あらすじ極道界の頂点に君臨する坂松組。その三代目が亡くなってから三年が過ぎ、跡目争いが勃発。跡目に名乗りをあげたのは若頭の海原(原田大二郎)と舎弟頭の佐渡(北村和夫)。伸び盛りの海原
>>続きを読む

夏樹静子原作「新・女検事 霞夕子4 輸血のゆくえ」を久々に観る

1995年火曜サスペンス劇場で放送。新・女検事霞夕子シリーズ第4弾。主演はもちろん鷲尾いさ子。あめくみちこ、津嘉山正種らが出演。あらすじ山奥の渓流釣りを楽しんでいた三人組。ところが、志方(津嘉山正種)が誤ってナイフで自分の足を刺し大量出血。緊急的な措置で獣医の妻・希(あめくみちこ)が一緒に釣りをしていた会社社長・石川から輸血することに。夫の志方は命を取り留めたものの、石川がショック死してしまう。事
>>続きを読む

夏樹静子原作サスペンス「新・女検事霞夕子(3)乗り遅れた女」を久々に観る

1994年火曜サスペンス劇場にて放送。「鉄骨飲料」鷲尾いさ子に代わってからシリーズ第3弾。あらすじ深夜にパチプロの若い男が殺された。被害者が大柄だったことから警察は男性容疑者を探すが、担当検事の霞夕子(鷲尾いさ子)は被害者が3年前に起こしたバイク事故で亡くなった少女2人の母親に着目する。しかし、どちらのアリバイにも不明瞭な点があるにも関わらず捜査はなかなか進まない。夕子はそのうちの一人が犯人と確信
>>続きを読む

五社英雄監督時代劇映画「三匹の侍」を久々に観る

1964年公開の時代劇映画。前年放送されたテレビ版の人気を受けての映画化。テレビが電気紙芝居と揶揄されていた当時としては画期的なことだった。監督は五社英雄、主演は丹波哲郎、平幹二朗、長門勇。この三人の並びがいいんだよなあ。あらすじ気ままな一人旅を続ける浪人・柴左近(丹波哲郎)。立ち寄った村で代官の娘(桑野みゆき)を人質に年貢減らしてくれ大作戦を行おうとしている百姓(藤原鎌足)たちに遭遇。最初は知る
>>続きを読む

加藤泰監督・松竹映画「みな殺しの霊歌」を観る

1968年公開の松竹映画。現代を先取りしたような斬新なストーリーが目を惹く。もっとも「五辨の椿」現代版を意識したとも言われているのだが。監督は加藤泰、主演は佐藤充。倍賞千恵子、中原早苗、菅井きんなどが出演。あらすじ東京のマンションで起きたある殺人事件。被害者はバーのマダム、孝子(應蘭芳)。刃物でめった刺しにされていたことから捜査陣は恨みによる犯行と推定。孝子の葬式に現れた4人の女たちが次々と殺され
>>続きを読む

名作本格ミステリ・夏樹静子「Wの悲劇」を読む

1982年刊行の本格ミステリ。著者・夏樹静子の代表作の一つとして有名。1983、1986、2001、2010、2012、2019と実に6度にわたりテレビドラマ化されている。映画化は1984年。主演は薬師丸ひろ子だった。毎度おなじみ角川映画。あらすじ日本有数の製薬会社である和辻薬品。その和辻一族が正月、富士山に近い別荘に集まった。ここで楽しかったね、はいさようならではミステリにならない。当然のごとく
>>続きを読む

名作ロマンティック・コメディ映画「恋人たちの予感」を久々に観る

1989年公開のアメリカ映画。ロマンティック・コメディという言葉を定着させた名作。原題は「When Harry Met Sally...」。邦題を「恋人たちの予感」にしたセンスが素晴らしい。監督は「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー、脚本はノーラ・エフロン。主演はビリー・クリスタルとメグ・ライアン。あらすじサリー(メグ・ライアン)はひょんなことから友達の恋人・ハリー(ビリー・クリスタル)と引っ
>>続きを読む

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る