フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1991年出版の作品。2003年にTBSでテレビドラマ化。ゲストは高島礼子、小沢真珠など。あらすじパリ観光に来た中年男性が謎の失踪。その後、死体となって運河になった事件を受けてフランスに飛んだ十津川警部。留学生の水原とパリ警視庁の小メグレと呼ばれる刑事がサポート。似顔絵の絵描きから事件に関わる謎のブロンド女を突き止める。独自に動き始めた水原は脅迫を受け、十津川警部は事件の裏に武器密輸に関する黒い壁
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1972年製作のシリーズ第9弾。あらすじ実業界の大物ウィリアムソンの前妻ゴールディから夫が失踪したとの連絡が警察に入る。なんで前妻からそんな電話がという話なのだが、無視するわけにもいかずコロンボが調査に行くことに。ところが間違えて現在の妻ジェニファーを訪ねてしまう。ジェニファーはいつもふらっと旅に行くからと取り合わない。しかしゴールディは別れた相手とはいえ、旅に出る時は電話があるのに今回はかかって
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1992年出版の作品。映像化はまだなし。あらすじ十津川警部の元部下で私立探偵の橋本。ある女性から河西弘という男を探してほしいと依頼を受けた。ところが河西は二年前に交通事故ですでに死亡していた。せっかく城崎まで行って調べたのに――それから数日後、橋本に十津川と亀井から電話が来る。橋本に仕事を依頼した女性が殺されたというのだ。二年前の交通事故を洗いなおす十津川達と橋本。しかし、彼らの捜査をあざ笑うかの
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1958年出版のデビュー作。いまだに色あせることのない鮮烈な内容。映画になること3回、復讐編を入れれば5回の名作。あらすじ敗戦の混乱の中引き上げてきた人々。ハルピン生まれの伊達邦彦もその一人だった。彼は様々な経験をし、ストイックにとことん目的達成のためには手段を択ばないニヒリズムなどを成長するにつれ身に着けていった。そして彼が計画したのは美しいまでの完全犯罪。狙う獲物は巨額の大学入学金。冷ややかに
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1975年製作のシリーズ第33弾。アラブの架空国の総領事と対決するコロンボの話。あらすじ舞台はロサンゼルスにあるアラブ某国の総領事館。総領事のハッサン・サラーは開明的な若き国王が不満。彼を支持する若者たちを弾圧するため謀略を考える。サラーは警備隊長を殴り殺し、腹心の部下ハビブに命じアリバイ工作。さらに金庫を爆破し若者たちの仕業に見せかける。コロンボは金庫の具合に疑いを持つ。目撃者の証言からハビブを
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1971年公開の松竹映画。1982年にTBS、2001年に火サスでテレビドラマ化。全3作ともDVDになっている珍しい作品でもある。あらすじ西田美奈子(岩下志麻)は愛媛の松山にある老舗呉服店の当主、慶太郎(三國連太郎)の妻。美奈子は3カ月に1回、東京に向かう。表向きは反物の買い付けだが、本当の目的は大学助教授の江村(中尾彬)と会うためだ。5年前、美奈子は江村の兄・寿夫の妻だった。しかし、寿夫は水商売
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1939年のアメリカ映画。翌年日本でも公開してたのね。ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演のゴールデンコンビ。あらすじ時は19世紀末。9人の男女を乗せた駅馬車が走っていた。途中までは護衛隊が守ってくれたが、単独走行になるとインディアンが来ないかビビる乗客。バラバラだった乗客だったが、一人の若妻が産気づきそれをきっかけにまとまっていく。そして飲んだくれの医者(トーマス・ミッチェル)の手によって
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1925年のソ連映画。当時27歳のエイゼンシュタイン監督作品。彼が理論的に確立した「モンタージュ」技法を駆使した代表作。あらすじ舞台は1905年、日露戦争末期。ロシア艦隊の戦艦ポチョムキン内部ではぐちゃぐちゃだった。なんせ水兵たちに対する待遇が悪すぎて不満が溜まっていたのだ。そんな中、一人の水兵が自分のスープにウジが沸いているのを発見。当然激怒する彼に呼応するように他の水兵も一斉蜂起。将校たちは弾
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1998年出版の短編集。「越前殺意の岬」「EF63機関車の証言」「海を渡った愛と殺意」の計3編を収録。「越前殺意の岬」は数ある作品の中でも異色作。なんせ十津川警部が自殺しようとする女性をひたすら止めようとする。これだけなら珍しくもないが、その女性は殺人を犯していたのだ。しかも友達が自殺とされた事件を再捜査してほしいがために。十津川は果たして彼女の自殺を食い止められるのか?「EF63機関車の証言」は
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1962年公開のいわゆる「黒シリーズ」第1弾。出演は田宮二郎、叶順子、高松英郎、船越英二など。監督は増村保造、原作は梶山季之。あらすじ山中で秘密裏に行われていたタイガー自動車のテスト。しかし、スパイに情報が漏れていたせいで試走車の事故が新聞にすっぱ抜かれるはめに。高松英郎を中心に車内に企画一課という名のスパイ部門を設置。情報屋上田吉二郎を使い、菅井一郎率いるライバル会社とあの手この手の謀略合戦を繰
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