1992年出版の作品。映像化はまだなし。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
十津川警部の元部下で私立探偵の橋本。
ある女性から河西弘という男を探してほしいと依頼を受けた。
ところが河西は二年前に交通事故ですでに死亡していた。
せっかく城崎まで行って調べたのに――
それから数日後、橋本に十津川と亀井から電話が来る。
橋本に仕事を依頼した女性が殺されたというのだ。
二年前の交通事故を洗いなおす十津川達と橋本。
しかし、彼らの捜査をあざ笑うかのようにさらなる殺人が。
果たして十津川たちは真実に辿り着けるのか?--という話。
感想
橋本ものでありハードボイルド感もあったりする。
ラストのやるせなさもあり、予想外のお気に入り。
たまにある後半のバタバタ感もないし
中盤の「おっ」と思わせる意外な展開も素晴らしい。
静かな怒りが沸いてくるある登場人物の描き方もいい。
いろんな部分で参考になる作品。
なんでこれを映像化せんかねえ。いいドラマになると思うけど。