名作刑事ドラマ「Gメン’75」第118~120話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第40弾。

第118話「黒人兵カービン銃乱射事件」

ゲストはチコ・ローラント、内田勝正、伊藤高、ステファニーなど。

あらすじ

元黒人兵が米軍基地に潜入、カービン銃を奪って立てこもった。
被害にあったのは米兵一人と日本人三人。

駆け付けた小田切警視&Gメン。
小田切は立てこもっているのが、
かつてベトナム脱走兵として取り調べたトム(チコ・ローラント)と気づく。

トムはなぜこんな事件を引き起こしたのか?
その裏には昔トムを助けた反戦団体の変心が関係していた――という話。


感想

ローラントじゃなくてローランドだよね、確か。
チコさんは結構古くから映画・テレビドラマに出てた。

Gメンでも第54話「密航船」に出てくるけど、
印象に残ってるのは「太陽にほえろ!」のトランペット吹いてたのかな。

そのチコさん演じるトムが
「俺は誰も信じない!」と浜省のマネーみたいなこと言って
(ドラマの方がもちろん先なんだけど、今観たら連想しちゃう)
カービン銃構えて銭形警部の声で立てこもっとるわけで。

そっから昔の話がドドーンと続く。
しかし米兵が時そばやって金ごまかしたりするかね(笑)
あの1万円札と千円札は、今見たことない人増えてんでしょうな。

トムの声が納谷悟朗さんで、娘のキャサリンが麻上洋子さん。
・・・宇宙戦艦ヤマトじゃねーか。沖田艦長&森雪。豪華だ。
イメージに合っているかどうかは置いといて。

ステファニーさんはあれですねえ、
SHOW-YAの二代目ボーカルの記憶は
リアルタイムなのにも関わらず、ないなあ。

どっちかといえばうる星やつらの主題歌かな。
「ロック・ザ・プラネット」とか。
そっちの印象の方がみんなあるのでは。

なんせ、基地の中でロケしているのは凄い。

第119話「アルコール漬けの小指」

ゲストは鶴間エリ、村尾幸三、小松方正、深江章喜、小林稔侍、川崎あかねなど。

あらすじ

派出所から実弾四発入りの拳銃が盗まれた。
立花警部補以下Gメンは拳銃の行方を追うが、
その夜のうちに暴力団幹部・遊佐(小林稔侍)が撃たれる。

復讐を企む組事務所を捜査するGメン。
速水刑事がアルコール漬けの小指を見つけるが、
指を詰めた者は組の中に誰もいない。

一方、所轄の部長刑事・神保(小松方正)、
暴力団組長・松永(深江章喜)が次々と狙撃された。

立花は小指が遊佐の義弟・信二(村尾幸三)の者であることを突き止める。
しかし、信二とその姉(鶴間エリ)は警察をまるで信用していない。

事件の真相、そして信二が最後の弾丸で狙っているのは――という話。


感想

ストレートなハードボイルド作品。
こういうのは、なんやかんやでノレますな。

以前ならこういう話の主人公は原田大二郎さんの関谷警部補でしょ。
若林豪さんの立花警部補も抜群に合いますな。
なんやろねえ、また違った魅力があるというか。

オンオフの感じがいいのかな。
観てる側が素直に感情移入できるというか、盛り上がれるというか。

どこにでも出てくる河合さん、今回は写真で登場。
しかも獄中で亡くなった暴力団員。

これはもっと評価されてもいい作品だと思うなあ。スッキリする。


第120話「覗かれた女の部屋」

ゲストは三条泰子、神太郎、中田博久、冷泉公裕、荻奈穂美など。

あらすじ

二億円相当のドル紙幣を積んだ米軍の現金輸送車が襲われた。
護衛にあたっていたMPのジム・片瀬(神太郎)は銃弾を浴びて負傷。

Gメンが駆け付けると車はすでに乗り換えられていた。
社内に小型マイクがあったことから、
片瀬が内部情報を漏らしていたのではと疑う立花たち。

やがて、犯人が乗り継ぎで使った車が発見される。
発見場所は片瀬の家の近く。
立花が片瀬の妻・由紀(三条泰子)に会いに行くと――という話。


感想

立花が以前どこかで会ったことのある由紀を
思い出すところがハイライトと言えばハイライト。

そうなると後は一直線というか、
だいたいこんな話でしょうねと見当はつく。

そんな間でも米軍とやり取りするボス、黒木警視の存在感はさすが。
なんやかんや言うても、丹波哲郎さんは凄いですな。

隠したい過去がある由紀と、
過去を利用しようとした襲撃犯という構図は
そんなに珍しくはないけれど密室サスペンス感もあって見せてくれる。

山浦さんは久々に鑑識やってる気がする。
三条さんは70年代刑事ドラマと時代劇に欠かせない女優さんって感じかな。
「太陽にほえろ!」に沢田研二さんが出た時にもおりましたな。近親相姦の話ね。

今だとこういう役は誰になるんだろ。・・・わからん。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る