デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第83弾。
ゲストは織本順吉、稲葉義男、下条正己、久富惟晴、児島美ゆきなど。
あらすじ
南雲警視の機動隊時代の上司・有崎(稲葉義男)が
仕事先の芝浦海岸で射殺死体となって発見された。
次いで、南雲と同期の内村警部(久富惟晴)も射殺される。
三人に共通するのは二十年前の安保闘争の現場。
当時のことを調べる南雲に襲いかかってきたのは――という話。
感想
当時の実際の映像の入れ方がいい。
反面、社会派ハードボイルドといえばそうなのだが、
なんとなく内容は薄い。ていうか、浅い。
こうなってこうなってこうなるんだろみたいな。
下条正己さんが出てくるシーンの描き方はアリかなと思うけど。
その他は何かもうチョイやり方はないもんかねえと。
川津祐介さん&稲葉義男さんのザ・ガードマンコンビぐらいしかない。
ゲストは峰岸徹、沢井桃子、下塚誠、蟹江敬三、三輪里香など。
あらすじ
恩人の息子・門脇(峰岸徹)の警部補昇進を祝うため、
所轄の城西署を訪れた立花警部。
ちょうどその時、不審者・赤間(蟹江敬三)が連行されてきて、
門脇の部下・野島(下塚誠)が担当することに。
翌日、野島が署内のトイレで謎の拳銃自殺を遂げた。
野島の婚約者・順子(沢井桃子)から
話を聞いた立花が調べてみると意外な事実が判明した――という話。
感想
設定の妙が光る作品。
常連ゲストに加え、あき竹城さんとか
三輪里香さんとかなかなかのメンバーがいる。
そして蟹江さんの怪演。
小さい頃に観た蟹江さんのイメージってこういう役柄だわね。
後に『スケバン刑事Ⅱ』ではめっちゃダンディだったりするのだが。
「刑事なら真実だけを追え」
こういうセリフは立花警部ならでは。キマりますな。
他の人だとこうはいかんわけで。キャスティングって大事だ。
ラストはもうひとひねりあってもいい感じだけど。
ゲストはまたまた丹波義隆、朝加真由美、遠藤征慈、内田朝雄など。
あらすじ
コペンハーゲンに滞在していた
警察出身の代議士・大河原(内田朝雄)が襲われ、
現金600万円が奪われた。
犯行に使用された拳銃から
犯人は田口の元同僚・北見(丹波義隆)と判明。
田口らGメンは現地に飛び、北見たちを追跡すると――という話。
感想
わざわざコペンハーゲンでやらんでもって感じの回。
別に舞台どこでもやれるやないけみたいな。
ええ点を挙げるとするなら、
ベトナム戦争後の反戦活動家のあり方かな。
そういう着眼点はさすがだと思うけど。
緊迫感に欠けるのよね、なんか。
海外ロケの作品って往々にしてあることだけど。
Gメン作品はまだマシな方なんだけどねえ。