デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第9弾。
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ゲストは森次晃嗣、西沢利明、井原千寿子、森秋子など。
あらすじ
津坂刑事が出勤途中で毎朝出会う女子大生・悠子(井原千寿子)と
外国人男性・トニーのカップル。
ところが、トニーが顔を潰された状態で死体となって発見され、
悠子もぷっつりと消息を絶った。
捜査線上に大学助教授・大賀(森次晃嗣)が浮かび上がり、
Gメンは響刑事が目撃者を装い大賀を追い詰める。
しかし、大賀は自宅で首を吊った状態で発見された――という話。
感想
原田さんがプロデューサーと揉めてしばらく出ていない間、
やっとこさ津坂刑事主役の回が放送されることに。
出だしの展開がいいですな。日々情景を積み重ねていく感じが。
ロケも大変だ。時々こっち見てるのがわかりますな。夕刊20円の時代。
ま、西沢さんが出てきて何もなく済むはずがなかろう(笑)
井原さんは刑事ものだけでなく時代劇にも結構出てた気がする。
しかし確かに、史上最も不幸な被害者かもしれない。
ゲストは小倉一郎、沢井桃子、毎度おなじみ蟹江敬三、三角八郎、楠トシエなど。
あらすじ
国際的宝石密輸団を追うGメン。
運び屋とみられる外国人パイロットをマークし、
取引現場を抑えるが一味の一人(三角八郎)が何者かに射殺される。
その時、不覚にも拳銃を落としてしまうオッサンこと山田刑事。
よく不始末をしでかすオッサンだが、
その拳銃を拾ったのがキャバレーで働く井本勝(小倉一郎)。
井本は同郷の恋人・由紀(沢井桃子)を探し求めていた。
やっとの思いで見つけたのだが、
由紀は井本が働くキャバレーの支配人・北島(蟹江敬三)の愛人だった。
拳銃を手に入れた井本は北島を撃って由紀と逃げようとするのだが――という話。
感想
これは昔観たことがあるなあ。再放送だけど。
少々強引な感じはするけど割と好きな展開。
現在⇒過去⇒現在というGメンお得意の構成。
野田幸男監督の話ってなんとなく合うのよね。
特捜最前線とか他の作品でも。
トウモロコシの使い方とかうまいですな。花を出すのは東映調。
見方によっちゃ二人のストーカーが
一人の女を巡って殺し合いするという解釈もできんことはない。
男は惚れる女を間違えるとロクなことはありませんな。
沢井さんは後のバスジャックの話にも出てたような。
Gメンだけじゃなく時代劇もそこそこ出てたと思う。キレイ。
キレイといえばこの回の響刑事は特に美しいような。
井本を張り込むオッサンにラーメン持って行ったりする。
初めて食った屋台のラーメンってあんな感じだったな。入れもんが。
食ったのはかれこれ40年前ぐらいだけど、500円だったような。
高いやないけと思ったものだ。その頃ってかつ丼でも高価なイメージだった。
20円のコロッケをお使いで買いに行ってた日々が懐かしや。
昭和は遠くになりにけり。
ゲストは横光克彦、佐藤仁哉、藤岡重慶、金井大、小林稔侍、遠藤征慈、叶優子など。
あらすじ
研修のため、札幌に向かった響刑事。
講師の小田切警視もちゃっかり札幌へ。
響刑事には会いたい人がいた。
自分が刑事を目指すきっかけになった堀口巡査(金井大)だ。
堀口と再会を喜び合った響刑事は夜一緒に食事をする約束をするが
時間が過ぎても堀口は一向に姿を現さない。
それもそのはず、堀口は何者かに殺害され拳銃を奪われていたのだ。
この犯人だけは自分の手で捕まえたいと動き出す響刑事。
容疑者の一人、クラブマネージャー・竜門(横光克彦)をマークする。
その頃、東京では草野刑事と津坂刑事の捕まえた男が過激派の一味と判明。
泳がせることにしたGメンは、男が札幌に向かったことを知り後を追う。
なんやかんやでボス以外は北海道に行くことに。
やがて、竜門の弟(佐藤仁哉)が過激派の一味とわかり――という話。
感想
この回だっけ、寒さのあまり小林稔侍さんが
「すすきのの派出所」をNG出しまくったって話は(笑)
言いやすいように「すすきの派出所」って言ってるな。
金井大さん、藤岡重慶さんの悪役ツートップ。
金井さんは男たちの旅路でガードマンの長みたいなのやってるし、
Gメンでは後に警察署長とかやってなかったっけ。
藤岡重慶さんは西部警察の谷さんですなあ、何といっても。
地元やくざの一人が遠藤さんで、
その喧嘩を派出所に言いに来るのが毎度おなじみ叶優子さん。
佐藤さんは第16話といい過激派の役が多いな。
そして横光克彦さん。国会議員。
これテスト出演で、横並びのタイトルバックまで撮ったんだっけ確か。
で、何だったかなあネクタイの色が気に入らないとかでボツだったか。
詳しくは忘れた。でも、特捜最前線の方がカラー的には合ってたのでは。
結構この頃、太陽にほえろとかでも悪役やってたんだよな。
山さんの血抜く話とか。「俺の血をとれ!」だったかな、なんかそんなタイトル。
特捜最前線でも最初ゲストで出たんだよな。
なんか正月の話で一家心中しようとする父親役。
「初指令・北北西に急行せよ!」とかそんな感じのタイトル。
ま、とにもかくにも
今までひたすら監禁とかひどい目にあってきた響刑事がカッコイイ(笑)
そして「石狩挽歌」が流れる中、
本作と同じメンバーが多数出演する第30話のロケに向かうのだった・・・知らんけど。