フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1985年出版の長編ミステリ。被害者が一転重要参考人になってしまい、マスコミと警察を相手に奮闘する男の物語。あらすじ産婦人科病院の院長・菊川。菊川は医大と付属高校の理事および副理事長も兼任していた。ある日、菊川は父兄代表を名乗る男から呼び出され現地に向かう。ところが、いきなり監禁され赤軍派支援組織を名乗る男たちに学校の口座から2億8千万を奪われてしまう。しかし、医大の不正経理が発覚し、警察やマスコ
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2006年出版の文庫書下ろし。織田信秀、信長、信忠親子三代の天下取りへの道を記した作品。感想三代記の話は織田だけでなく結構出ているみたい。この機会にいろいろ読んでいけたらいいなあと。傍流から実質上尾張のトップにのし上がった信秀、その遺志を継いで尾張統一から天下布武を志した信長、偉大な父の背中を見つめて育った信忠。織田家三代の流れがよくわかる話。周囲の猛反対にあいながら信長を守った信秀、革新的な手法
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2006年の海外ミステリ。西部劇とミステリを混ぜた異色作。あらすじ洪水で家も家族も失ったオレ。生き残ってるのは兄のオールド・レッドだけ。オレと兄貴は雇われカウボーイとして西部の牧場を渡り歩いている。読み書きのできない兄貴だがオレが読んでやった名探偵ホームズの話に影響され今じゃすっかり探偵気取り。新しく雇われたどこか怪しげな牧場の様子に兄貴の血が騒ぐ。やがて牛の暴走に踏みにじられた死体が発見され、次
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1983年出版の死神シリーズ第3弾。中郷・伊能の名(迷?)コンビが今回も暴れまわる。あらすじウイスキーを飲みながらポルトガルで鮫狩りに熱中している元・警視庁公安特科隊長の中郷。鮫退治で疲れているところ、謎の日本人女性を釣り上げる。興味がないので現地人に病院に連れていくよう頼んだ。しかし、女は謎の言葉を残して病院ごと焼き殺された。合流した伊能と中郷は女殺し屋スーザンに狙われる。しかし、いとも簡単にス
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1960年初出の長編本格ミステリ。著者の長編第三弾にあたる作品。あらすじ病気で休職中の新聞記者・吉村は、街でばったり出会った大学時代の友人・塩入から奇妙な依頼を受ける。塩入の三つ年下の従妹・みどりが、去年事故死した父親を自分が殺したと悩み、それ以来、ずっとふさぎこんだままだという。別の原因をでっち上げて、彼女の心の負担を取り除いてほしいというのだ。警察が事故死と断定した事件をほじくり返す奇妙な依頼
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1988年初出の作品。あらすじ廃墟の島に修道院のシスターがやってくる。悪の限りをつくした不良少女たちを収容するホームが何者かの放火で焼け落ちたため、ホームを立て直す役割を求められ来たわけだ。そこでは31人の少女たちが暮らしていたが、火事で3人が死に28人になったはず。だのに、何度数えても31人いる。これはいったいどういうことなのか?――という話。感想なんちゅうかサイコチックなお話。一回読んだくらい
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1978年出版の短編集。「重い悪の荷」「灰色の旅」「黒い飛沫」「毒ある花」「偽りの夢」「復讐の虹」「檻の中の女」の計7編を収録。東京地検特捜部の立花検事を主人公にした連作短編。2年ほど前に再編集して出版しているようでその作品群は本書とは微妙に異なる。そりゃそうだ、再編集版だもの。東京地検特捜部が有名になったのはなんちゅうてもロッキード事件の時。警察が手を付けることのできなかった政財界の黒幕たちを表
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1975年初版の短編集。「リングを捨てろ」「死んだ男にこの唄を」「陰気なささやき」「白い炎」「裏のうら」「リングサイド・ジャングル」「報酬か死か」の計7編が収録されている。あらすじと感想表題作「報酬か死か」ある日、美人の旅行代理店経営者が事務所を訪れた。大金を運ぶので、ボディガードを依頼したいというのだ。経営者に付き添って取引現場に赴いた志田は、札束と札束を交換するという奇妙さに驚くが、何者かに襲
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1991年初出の作品。柳生一族をテーマにした短編集。「慶安御前試合」(柳生連也斎)、「柳枝の剣」(柳生友矩)、「ぼうふらの剣」(柳生宗冬)、「柳生の鬼」(柳生十兵衛)、「跛行の剣」(柳生新次郎)、「逆風の太刀」(柳生五郎右衛門)の6編を収録。第101回直木賞候補作。剣に生きた、というより生きざるを得なかった運命を背負った柳生一族のそれぞれの立場からの作品群。 柳生と言えば千葉真一=柳生十兵衛みたい
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表題作は記念すべき第1回小説推理新人賞受賞作。その「感傷の街角」の他に「フィナーレの破片」「晒された夜(ブリーチド・ナイト)」「サンタクロースが見えない」「灰色の街」「風が醒めている」「師走、探偵も走る」の計7本が収録。あらすじと感想佐久間公シリーズの特に初期はハードボイルドというより青春小説の匂いが強い。なんせ嫌味がない。そして時おりキレのいいセリフ。ゴリゴリではなく適当な甘さと青さの塊――そん
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