デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第95弾。
ゲストは原泉、下塚誠、辻萬長、久富惟晴、塩見三省など。
あらすじ
都内の公園で北海道の猟師が殺された。
死体の傍らには「怨」の文字が。
続いて上京した猟師の兄(塩見三省)も殺害される。
事件を捜査するGメンの前に浮かび上がった容疑者は、
国防省の隊員・江尻(下塚誠)だった――という話。
感想
北方領土問題を扱った力作。
こういう国家間の諜報活動に利用される側と
摘発する側の話ってかえって現代の方がいいかも。
なんちゅうても日本はスパイ天国だから。
ウェルカム~てなもんだ。平和ボケですな。
単発でやるにはちともったいない題材。
端折りすぎてよくわからん部分もあるし。
せめて前後編でやった方がよかったのでは。
バランスいうのは難しいですな。
ゲストは川口敦子、吉田次昭、津山栄一、竹田かほりなど。
あらすじ
外国人女性が連続して首を斬られて殺害された。
偶然犯行を目撃した吹雪刑事の妹・陽子(竹田かほり)が
追跡するも、逆に手傷を負ってしまう。
吹雪刑事が自ら囮となって捜査した結果、
老舗の足袋屋親子の存在が浮かび上がって--という話。
感想
中身が薄いと言えば薄い気もするが、
こういう犯罪は起こり得るって気もする。
これまたかえって現代の方があるかもねえ。
ディスコで流れてるのは全日本プロレスのテーマかな。
坂本龍一の「カクトウギのテーマ」やったっけ。
エンディングで次週のカード紹介に合わせて流れてたやつ。
正直、それが一番印象に残った。
ゲストは島かおり、蟹江敬三、左時枝、江角英など。
あらすじ
長野地裁で裁判中の望月(蟹江敬三)が
同房の囚人を連れて逃亡。
知らせを受けた立花警部は、
入院中のちぐさ(島かおり)の身を案じて再び黒谷町へ。
しかし、立花への復讐に燃える望月は
次々と殺人を犯した上にちぐさを誘拐した--という話。
感想
黒谷町シリーズ第4弾。
シリアルキラー望月源治リターンズ。
同房者をそそのかして脱走したあげく、
そいつを殺したばかりかその姉をたらし込む。
望月の狡猾さは刑事ドラマ史上でも際立っている。
たらし込まれるのが左時枝さん。上手い。
左時枝さんが出てくる刑事ドラマにハズレ無し。
特に印象深いのは、解説書にも出てくるけど特捜最前線。
「地図を描く女!」なんか最高である。
加藤嘉さんとのラストシーン。
あれ、最初観た時びっくりしたなあ。
こんなドラマを書いてみたい、と思ったもの。
火サスの鬼貫八郎シリーズの奥さん役とか。
原作にはない設定なんだけど、これまたよかった。
オレにもあんな奥さんがいたら、人生変わってた気がする。
全くドラマには関係ないけど。
ま、そういうこってす。