デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第92弾。
ゲストは星野真弓、石田信之、梅津栄、成瀬正など。
あらすじ
覚せい剤汚染が深刻になる中、売人をマークするGメン。
ある日、取引現場に踏み込んで売人を2人逮捕するが、
1人だけ逃げられてしまう。
しかし、負傷した吹雪刑事を病院に送ろうとした際、
その1人を発見。
追いかけた田口刑事はその顔を見てびっくり。
その女は高校時代の後輩・朱美(星野真弓)だった。
なおも追いかける田口だったが、
何者かに殴られ拳銃を奪われてしまう――という展開。
感想
サザンの「いなせなロコモーション」が流れ、
竹の子族など当時の風俗が映し出される本作。
プロモーションビデオかというぐらい流れる一曲は、
鈴木一平さんの「黄昏の中で」。
「水鏡」のB面ですな。
Gメンでこんだけ一般曲が流れるのは珍しいかも。
特捜最前線は結構あったけどね。アリスとか。
またまた登場ミラーマンとか、
後に寺尾聰の奥さんとなる星野真弓さん以外は常連。
資生堂ですな。柳ジョージ&レイニーウッドが流れるCM。
ドラマ的にはちと薄いような。
ていうか、脚本と結構変わってるのかもね。わからんけど。
これはこれでアリだけど、好みではないかなあ。
ゲストは山本みどり、小野川公三郎、睦五郎、金井大など。
あらすじ
宮前署の刑事の妻が相次いで殺される事件が発生。
南雲警視は署内の事情を探り、犯人を突き止めようとする。
そんな折、署の管轄で逮捕した銀行ギャングを
釈放しろとの脅迫状が署長に届いた。
南雲とGメンが協力して暴いた一連の事件の真相は――という話。
感想
出だしは凄い面白いんだけどねえ。
メンツも濃いしいいんだけど、だんだんパッとしなくなる。
こういうのは表現が適切でないかもしれんが、
もっとゲーム感覚でひたすら突き進んだ方がいいかな。
そういうのが上手かったのが小説で言えば西村京太郎さん。
割り切り方が凄いというか。例えば「恐怖の金曜日」。
無理に社会派の要素を入れようとせんでもええのになあと思う。
ま、そういうつもりではないんだろうけど。
ゲストは蟹江敬三、島かおり、中野誠也、江角英明など。
あらすじ
以前、立花警部と交流のあった黒谷署の
片桐刑事(中野誠也)が殉職した。
2人の女性を殺した疑いで逮捕され、
留置場を脱獄した男を倒したものの斧で撲殺された模様。
葬儀に出向き片桐の妹・ちぐさ(島かおり)を慰める立花。
しかし、本当の凶悪犯は別にいた――という話。
感想
後期Gメンを代表する黒谷町シリーズ第1弾。
なんちゅうても蟹江敬三さん演じる望月源治の狂気。
しかし、いつの時代もこんな奴おるような気もする。
だいたい、イカレてなかったら殺人までせえへんわいな。
なので、少年法とか精神鑑定とか意味あるか?って話。
悪に年齢は関係ないし、精神状態も関係ない。
結果だけで判断してもらいたいわな。
即死刑かどうかは別にして。
そうじゃないと被害者浮かばれんわね。
全体的に昔というか、最初観た時の方がインパクトあったような。
オレがスレて来ているだけかもしれんが。
なんか、多少拍子抜け感がなくもない。