デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第81弾。
ゲストは平泉征、三角八郎、阪上和子、片岡五郎、長谷川弘など。
あらすじ
富士山麓で襲われていた女性を助けたにもかかわらず、
逆に過剰防衛で警察に逮捕された三沢(平泉征)。
取り調べた佐々木(片岡五郎)らは、
三沢の様子を見ておかしいとにらみ、
指紋を照合したところ5年前の殺人現場に残されていたものと一致。
瓢箪から駒とばかりに責め立てるが、
三沢は警視庁の島谷刑事を呼んでくれと叫んだ。
連絡を受けた島谷は三沢を護送するのだが――という話。
感想
やることなすこと裏目に出るという話は
刑事ドラマに欠かすことのできない素材なのだが、
そもそも最初の時点でちゃんとしとけばねえというのも事実。
ま、気が動転してりゃ無理ない話なのだが。
本作は名バイプレーヤーてんこ盛り作品って感じ。
なんせ警察署のメンバーが
弘松三郎さん、中井啓輔さん、三角八郎さん、片岡五郎さんらだもの。
さらに山奥にいる一見親切なおっさんが長谷川弘さん、
5年前の被害者が相馬さん、写真の中にいる山浦さん。
渋さ倍増ですわ。
脚本家3人連名にするような話ではないのだが、
たぶん書き換えてったから連名なんでしょうねえ。
ゲストは結城しのぶ、水原麻記、田中麻里(田中真理)、佐藤仁哉など。
あらすじ
同窓会からの帰り道、
二次会に三人の美女を連れてスナックに入った津川警部補。
飲んで歌って楽しい時間を過ごした後、
支払いを済まそうと思ってママ(宗方奈美)を探したところ、
2階の通路で死体となっているママを発見。
Gメンが駆け付け捜査に当たると、
カギはすべて内側からかけられていた。
同時代を過ごしたアーチェリー部のメンバー、
衿子(田中麻里)、はるみ(水原麻記)、喜代(結城しのぶ)。
いったい誰が犯人なのか――という話。
感想
いわゆる密室サスペンスのお話。
タイトルの通り、美女たちの共演が炸裂する。
誰が犯人かと言えば、まあそうでしょうねえと思う。
トリックもなるほどっちゃなるほど。
動機もあるよねえとは思う。
メンツがいいやね、なんつっても。
時代を彩った方たちばかりだもの。
水原さんはもっと売れてもよかったのにね。
梅之助版『遠山の金さん』だけではもったいないかな。
ゲストは谷村昌彦、竹井みどり、片桐竜次、内田稔など。
あらすじ
Gメンがマークしていたチンピラ・内山(片桐竜次)が
こき使っている少女・真奈美(竹井みどり)に
偽造パスポートと改造拳銃を渡した。
とっつかまった内山が言い逃れをする一方、
真奈美はゲーセンにいたなぜか金持ってる
初老の男・相沢(谷村昌彦)から金ふんだくろうと声をかける。
部屋に連れ込んでぼちぼちたらし込みまひょかとなった時、
Gメンの追及を逃れた内山が部屋に入ってきた。
元刑事の相沢が改造拳銃を握りしめた時から、
相沢と真奈美の奇妙な逃避行が始まることに――という話。
感想
Gメン後期を代表する一作と言える。
昔観た時の方がインパクトあったなあ。
それだけスレてきてんのかね、オレは。
常連ゲスト2人がメインで、
その演技はさすがの一言。
似合いすぎて似合いすぎて。
2人の背景もきっちり描いてるのがいいやね。
また、横浜が舞台というのも風情が合いますな。
これ、もっと評価されていい作品だと思うんだけどなあ。