時代劇「吉宗評判記 暴れん坊将軍」第58~60話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の第20弾。

第58話「江戸一番! 桜おどり」

ゲストは真田広之、佐藤万理、穂高稔、外山高士、五味龍太郎など。

あらすじ

江戸庶民が桜を楽しむことができるよう、
「桜大名」との異名を持つ岩井藩主・太田左近太夫(穂高稔)に
飛鳥山の整備を命じた吉宗。

ところが、何者かが桜の苗木を盗んで
整備は遅々として進んでいないことが発覚。

おそのを岩井藩下屋敷に潜入させると、
尾張の息のかかった黒須兵庫(五味龍太郎)が
岩井藩の丸目桐之丞(外山高士)を丸め込んで、
吉宗の政策を潰そうとしていた。

一方、苗木盗みの犯人は
かつて桜の木の枝を折ったことで
岩井藩を追われた諸木乙女(真田広之)だった。

花見踊りの人気者・おふく(佐藤万理)と
諸木が恋仲と知った吉宗は――という話。


感想

見せ場は多いけれども、なんとなくまとまりのない印象。
真田広之さん演じる諸木の絡め方かねえ。
今も藩にいて役割を与えられてみたいな方がよかったかも。

ま、それはそれでややこしくなってくるのだが。
佐藤万理さんは前進座関係の中では
一番テレビで活躍した女優さんかなあ。
時代劇のイメージが強いけど、現代劇も結構出てたのね。

五味さんは浪人とかじゃないのねと思ったら、
五味さんならではの見せ場があったり。あっさりだけど。

第59話「賭けた命が 纏に燃える」

ゲストは岡田奈々、高桐真、藤岡重慶、曽根晴美など。

あらすじ

旗本の一団「鎧組」の横暴さに声をあげた
石田屋の娘・おせん(岡田奈々)を助けようとしため組の面々。

ところが乱闘中に、纏を壊されてしまう。
公儀御用の鎗師で纏も作っている
おせんの父・治右衛門(高桐真)は
責任を感じて纏を作ろうとするが、
槍奉行・大河内采女正(藤岡重慶)に圧力をかけられ断念。

め組と鎧組の対決に、吉宗がとった行動は――という話。


感想

鎧組の西田良さん、岩尾正隆さんに加え
藤岡重慶さん、曽根晴美さんというアクの強さ全開カルテット。
でも、誰も斬られないという結構珍しい作品(笑)

構成がいいよね、話がすっと入ってくるというか。
纏を巡る武士と町人、それぞれの思いがある。
岡田奈々さんが出てたのは杉良太郎版「金さんⅡ」ですな。
木曜夜8時からやってたやつね。いまYouTubeで再放送してるけど。

この頃は日曜に大河ドラマあって、
月曜は水戸黄門とかあって、火曜は新五捕物帳あって、
水曜は銭形平次あって、木曜が金さんで、土曜は暴れん坊将軍。
金曜は時代劇あったんかね。プロレス観てたな。
いずれも夜8時。昭和は遠くなりにけり。

第60話「太陽だけが知っていた」

ゲストは内田稔、原あけみ、小林芳宏、名和宏、山岡徹也、木村元など。

あらすじ

皆既日食が起きて江戸の町は大混乱。
表には人っ子一人いなくなり、
大名だろうが町人だろうが閉じこもって
お経だの念仏だの唱えるばかり。

吉宗や忠相は平穏無事を取り戻すよう
あの手この手を使うが、なかなか効き目無し。

未知の者にパニックになるのは、いつの時代も変わらない。

そんな中、金儲けを企む一人の男が。
旗本・中原甲斐(名和宏)が伊勢屋(山岡徹也)と組んで、
米などを買い占めようとしていたのだ。

中原はかつてクビにした天文学者・松川弥兵衛(内田稔)を
利用しようとするが、学問一筋の堅物は首を縦には振らない。

中原らは弥兵衛を娘・由紀(原あけみ)ともども監禁して――という話。


感想

なんか刑事ドラマみたいなタイトルの作品。
大掛かりなようで大掛かりでないというか、
名和さん、山岡さん、木村さんと揃っているにもかかわらず、
悪事の話よりパニックになる人々の印象が強くて仕方がない。

ま、こういう話の場合、しょうがない気がするけど。
内田さんは善玉でも悪玉でもこなせるバイプレーヤー。
原さんって、特捜最前線でもちょこちょこ見かけた気がするのだが。

吉宗が「成敗!」って言って
助八&おそのが斬るってここからかな。
「成敗!」って言うのはあった気がするけど。
どこから始まったのやら。
最初は頻繁になかったってことかね。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る