デアゴスティーニから発売の第17弾。
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ゲストは御木本伸介、曽根晴美、森幹太、汐路章、小林かおりなど。
あらすじ
野州炭を扱う下野屋が瓦版に事実無根の内容を書き立てられた。
心配した龍虎が店をのぞきに行くと、
締め切った店の中で発見したのは下野屋夫婦の首吊り死体。
吉宗はガセネタを流した瓦版の出所を探るうちに、
以前助けたことのある元錦絵職人・次郎八(汐路章)が
書いたものであることを突き止める。
人柄は悪くない次郎八は何者かに利用されている模様。
娘・お光(小林かおり)から
次郎八が下野屋を恨んでいたことを知った吉宗は、
八王子炭の利権に絡む一味の掃討に乗り出すことに――という話。
感想
瓦版を扱った話でありながら、
瓦版屋をゲストに持ってこない設定がいい。
飛鳥ひろしさんは鳥居元宏監督の筆名で、
『影同心』とかも書いてていい作品が多い。
キャスティングの層の厚さも特徴。
悪党はそんなに登場シーンないんだけど、
ちょっとのシーンでもインパクト残せる
御木本さん、曽根さん、森さんのラインナップ。
汐路章さんは言わずもがな。
何やってもインパクト抜群。
小林かおりさんは『必殺仕事人』の左門の妻とか、
『京都殺人案内』の初代・洋子役とかが印象深い。
この頃、まだ20歳そこそこなんだよねえ。
昔の人は大人びてますな。
ゲストは浜美枝、和崎俊哉、潮万太郎、岩田直二など。
あらすじ
煮付弁当が評判の升屋の女主人・おみね(浜美枝)。
おさいがおみねの友人だったことから、
吉宗はおみねの息子・三太(岡本崇)の剣術指南を頼まれることに。
味噌や醤油の価格高騰の調査も兼ねて、
升屋に泊まり込んだ吉宗。
しかし、値のつり上げで暴利を貪る
大黒屋(潮万太郎)の魔の手がおみねに襲いかかる――という話。
感想
浜美枝さんといえば007のボンドガール。
はたまた、『太陽にほえろ!』で新人刑事と絡む役が印象的。
潮万太郎さんは弓恵子さんと柴田侊彦さんのおとっつあんですな。
戦前から映画に出てんだから凄いやね。
大映映画の印象が強いかなあ。
しかし、第49話は北町奉行が悪党で
今回は北町奉行の与力が職権を悪用しまくり。
どうなっとるんだ、この組織は(笑)
ゲストは桜木健一、左右田一平、久永智子、花沢徳衛、伊達三郎など。
あらすじ
ある夜、大岡忠相が何者かの襲撃を受けた。
吉宗は忠相への襲撃は自分の政への挑戦でもあるとして、
徹底的な調査を行うが、敵の正体は杳として知れない。
その頃、魚屋の太吉(桜木健一)に
上方から来たお梅(久永智子)という恋人ができた。
ところがある日、お梅は父親・市兵衛(花沢徳衛)と
姿を消してしまい、太吉は嘆き悲しむ。
やがて、忠相襲撃とお梅親子の失踪の裏側に、
忠相と南町奉行の座を争った朽木大膳(左右田一平)の
存在があることが判明して吉宗と五郎左衛門は――という話。
感想
太吉リターンズに忠相襲撃話が絡む作品。
次の回も忠相ピンチ話なのだが、
まあ二度あることは三度あるというし。
久永智子さんって後の仁和令子さんですな。
時代劇が抜群に似合う女優さんでした。
左右田一平さんは『新選組血風録』の斎藤一など
これまた時代劇のイメージが強い。
あれ? 芋の話で出てなかったっけ?
まあ、それも昔はよくあったことではある。
しかし、この3話は奉行所絡みというか、
悪党よりゲストが目立つ回が多かったですな。