デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第73弾。
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ゲストは西沢利明、原良子、片岡五郎、冷泉公裕、鮎川浩など。
あらすじ
深夜、目撃したひき逃げ事件の参考人である
銀行支店長・佐川(西沢利明)に会うため、
大友銀行永田町支店を訪れた中屋刑事。
ところが、そこに銀行強盗発生。
銀行員、来客ともども人質になる中屋。
逮捕するチャンスをうかがっていた中屋だが、
その時、佐川が強盗犯に中屋が刑事であることをばらしてしまう。
佐川の真意は何か、そしてリンチを受けた中屋の運命は――という話。
感想
西沢利明さん&原良子さんの夫婦で
既視感満載というか鉄板というべきコンビ。
この夫婦が起こしたひき逃げを
中屋が偶然目撃してしまったからさあ大変。
モデルは三菱銀行事件であることは一目でわかる。
あの時、Gメンは放送中止になって中継してたのかな。
暗いし、遠いしで全然わからんかったのだが。
捻り方がGメンらしい感じはする。
強盗犯人の正体はやくざで
ヘタうった借りを金で解決しようとするのだが、
相手に母親のことを頼むとか、さりげなく入れてるのがいい。
トランシーバーの使い方とか
あざといっちゃあざといけど、これはこれでアリかも。
しかし、津川警部補の服装は全然刑事らしくないのだけれど。
でもいいのだ、キレイだから。
ゲストは蟹江敬三、山口いづみ、河原崎長一郎、近藤宏、市川好朗など。
あらすじ
富士山麓の一軒家で家族6人が手斧で惨殺される事件が発生。
犯人の一人が指名手配中の凶悪犯・徳永(蟹江敬三)で、
飲み屋の女将(山口いづみ)の通報によって逮捕された。
しかし、現地での実況見分中に
徳永は昨夜川に捨てた手斧を拾ってパトカージャック。
護送に向かっていた中屋らGメン3人は追跡するが、
村井がもう一人の犯人・荒木(市川好朗)に狙撃されて重傷。
徳永と荒木は望月警部補(河原崎長一郎)の家にお礼参りし、
望月の妻と幼い子供2人を惨殺して逃亡したまま。
本部に駆け付けた立花警部は怒りに燃えて2人を追跡した――という話。
感想
真夏の夜の怪談話は昔よくやってたけど、
ホラー感満載の強烈なキャラクターを蟹江さんが好演。
後の黒谷町シリーズの望月源治状態なのだが、
それを想定して作ったわけではないやろうねえ。
あとあと「このキャラクターもう1回どう?」って
可能性はあったかもしれんけど。
この年かな、映画『衝動殺人 息子よ』は。
息子が殺されたのに、精神鑑定で犯人は無罪、
残された犯罪被害者の話。
父親が若山富三郎さんだったと思う。
その頃から何にも進歩してませんな。
だいたい、精神鑑定で無罪っておかしな話で。
あくまで「やった行為」で裁いてもらわんと、
被害者は殺され損でしかないわいな。
そういうのと人権がどうのこうのというのは、
また別問題やと思うけどね。
人殺しを野放しにするのが、
バリアフリーなんかよって思っちゃう。
また、社会のせいにするのも違うと思う。
同じような環境で育ったからって
全員人殺しになるわけじゃないんだから。
あくまで犯罪は、その人個人の問題のはず。
平和ボケの極みなんか、
それとも無関心のツケなんか知らんけど、
まあいろんなモラルが崩壊してきてますわな。
日本沈没、もしくは第二の敗戦って感じ。
悲観してもしゃーないから、生き抜いていきたいけどね。
ゲストは新藤恵美、竹田かほり、小林稔侍、小野川公三郎など。
あらすじ
ニューカレドニアで結婚式を挙げた
宏(小野川公三郎)とタミコ(新藤恵美)。
ところが、貸別荘に戻った早々、宏が謎の失踪。
一か月後、東京に戻っていたタミコをマークするGメン。
宏は式を挙げる以前に発生した銀行強盗の一味で、
1億5千万円を奪ったままニューカレドニアに向かっていたのだ。
しかも、宏は過激派の一味で
宏を追ってニューカレドニアに飛んでいた
早川刑事(小林稔侍)も宏の失踪と同じころ、消息を絶っていた。
小田切警視は再びニューカレドニアに飛んだタミコを追うが、
不可思議な出来事が次々と起こって――という話。
感想
こうなってこうなるだろうなって感じのストーリー。
なんとなく既視感はある。
タミコが宏から手紙で連絡を受けたり
呼び出されたりするのは、ある意味常套手段。
1つはサスペンスを盛り上げるため、
もう1つはこうすることでスケジュールが組みやすい(笑)
前後編を撮ったりで、そりゃ忙しいですからな。
登場人物も少なく、省エネっちゃ省エネ。
こういうパターンは別に海外ロケでなくてもよくある。
刑事ドラマだけでなく、たくさんドラマあったし、
皆さんあちこち出てて大変だもの。