フリーライター Sakamoto Norio ブログ

スピルバーグ監督映画「激突!」を久々に観る

1971年製作の正確に言えばテレビ映画。日本で公開されたのは1973年のこと。原作・脚本はリチャード・マシスン、監督はスティーヴン・スピルバーグ。あらすじセールスマンのデビッド(デニス・ウィーバー)。ある日、車を走らせていたら目の前にタンク・ローリーが走っていた。邪魔だねえと思って何気なく抜かしたら、そこからとんでもないことに。ひたすら追い掛け回されて、殺されかかる。なんでやねん、ただ抜かしただけ
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山本薩夫監督映画「赤い水」を久々に観る

1963年公開の大映映画。「台風騒動記」にも共通する風刺喜劇。出演は伊藤雄之助、城健三朗時代の若山富三郎、船越英二など。あらすじ東海地方にある平和な町、ツバメ町。なんせ妻の浮気を疑ったうどん屋の亭主(八波むと志)が寺の和尚(伊藤雄之助)を突き飛ばしたぐらいでニュースになるんだからこの上なく平和としか言いようがない。当然と言うべきか何と言うべきかそんなところだから町の財政はエライことになっている。議
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日活映画「エロス学園 発情時代」を観る

1979年公開の日活ロマンポルノ。出演は鹿沼えり、飛鳥裕子など。あらすじ有閑マダムを相手に紹介で売春している中三の男子、弘。世の中なめとんのかという話だが、まあ需要はあるわけで。昼間は疲れ果てて授業では居眠り。そこに若さは感じられない。で、憧れの女教師・圭子(鹿沼えり)に怒られるわ、好きなクラスメートには口もきけないわ。純情なのか色ボケしとんのかどっちなのやら。そんな弘を見かねて同級生の潤がいろい
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名作風刺喜劇・山本薩夫監督映画「台風騒動記」を久々に観る

1956年公開の独立プロ映画。原作は杉浦明平の連作ルポ「台風十三号始末記」。監督は山本薩夫、音楽は芥川也寸志。出演は佐田啓二、菅原謙二、佐野周二、野添ひとみ、桂木洋子など。あらすじのどかな海辺の町を襲った台風十三号。役場の前には救援物資を求める人だかりが。ところが、役場の二階では森県会議員(永井智雄)の入れ知恵で台風被害に便乗してまだ使える小学校を壊して補助金をせしめようという会議が行われていた。
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日活映画「妻三人・狂乱の夜」を観る

1972年公開の日活ロマンポルノ。監督は小沼勝、主演は一応田中真理。あらすじ高級住宅街にある三島家の屋敷。ここでは女三人による争いが繰り広げられていた。三島家の主・太郎は助手と関係を持った妻と離婚していた。当時妾だった典子(二条朱実)をめでたく本妻にしたが、以前からの女中・君子(原英美)にも手を出していた。三島総合病院の医師として太郎の仕事を手伝う嵩は典子からも君子からも色目を使われ大変。しかし、
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独立プロ映画・山本薩夫監督「暴力の街」を久々に観る

1950年公開の独立プロ映画。いわゆる本庄事件をモデルに、現地ロケを敢行しセミ・ドキュメンタリータッチで再現した作品。各社スタッフ、俳優が企業の枠を超えて製作に協力し、圧力に屈せず完成させた。この映画の成功によって、独立プロ映画が大きく飛躍していくことになる。監督は山本薩夫、原作は朝日新聞浦和支局の「ペン偽らず」。あらすじヤミ織物の本場と言われる東条町。なぜだか摘発が行われず、一見穏やかに見える平
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神代辰巳監督・日活映画「一条さゆり 濡れた欲情」を久々に観る

1972年公開の日活ロマンポルノ。主演の伊佐山ひろ子がキネマ旬報主演女優賞を受賞するなどロマンポルノの枠を超え、日本映画を語るうえで欠かせないエポックメイキング的な作品として評価されている。あらすじ夏の日差しが照り付ける中、大阪にやってきたストリッパーのはるみ(伊佐山ひろ子)。彼女は現在のヒモと出所帰りのヒモ(粟津號)と話し合う予定だったが、現在のヒモが逃走。仕方なく出所帰りと元さやに戻る。はるみ
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懐かしの月9ドラマ「あの日に帰りたい」を久々に観る

1993年の1月~3月にフジテレビ系列で放送された月9ドラマ。全11回。脚本は後に「踊る大捜査線」を書く君塚良一さん。主演は菊池桃子、工藤静香。時代を感じますな。工藤静香の「慟哭」が主題歌。一晩中泣くあれね。作ったのは中島みゆき、後藤次利コンビ。当時、これでもかというぐらいカラオケで聞かされた覚えがある(笑)出演は保坂尚輝、桐島かれん、別所哲也、緒川たまき。このあたりがメインかな。そして先日お亡く
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松本清張映画「迷走地図」を久々に観る

1983年公開の松竹映画。原作は松本清張の同名小説。監督は野村芳太郎。出演は勝新太郎、岩下志麻、松坂慶子、渡瀬恒彦、いしだあゆみなど豪華絢爛。残念ながらなぜだかDVD化はされていない。著者が評価しなかったせいもあるが。1992年にはTBSでテレビドラマ化されている。あらすじ次期総裁を狙う通産大臣の寺西(勝新太郎)。首相の桂(芦田伸介)からの禅譲を期待しているが、一寸先は闇で魑魅魍魎の世界である政界
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日活映画「肉体の悪魔」を観る

1977年公開の日活ロマンポルノ。原作はフランスの作家、レーモン・ラディゲ。ベストセラーなんだよなこれ。フランス映画にもなってるし、これでジェラール・フィリップが一躍スターに。こんな原作をロマンポルノに持ってくるところが凄いというか何というか。出演は野平ゆき、伊藤幸雄、中島葵、林ゆたか、あき竹城など。あらすじと感想祖父の三周忌で親戚の直子(野平ゆき)と出会う高校生の純(伊藤幸雄)。江戸川乱歩美女シ
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