フリーライター Sakamoto Norio ブログ

内田康夫「北国街道殺人事件」を読む

1987年出版の作品。信濃のコロンボこと竹村警部シリーズ第4弾。もっとも周囲からコロンボと呼ばれてるかといえばそうでもない。下の名前が岩男なので「ガンさん」と呼ばれていたりする。1998年、2002年、2016年と3回テレビドラマ化。ちなみに「北国」は「ほっこく」と読むそうな。あらすじ静かな湖畔の森の陰からというわけではないが野尻湖の学術調査現場から歴史的では全くない新しい人骨が発見された。頭蓋骨
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高林鮎子シリーズ10「博多ー札幌殺人ルート」を観る

1992年3月10日火曜サスペンス劇場で放送。原作は津村秀介「横須賀線殺人事件」。メインゲストは頭師孝雄、平泉成。あらすじある日、高林鮎子(真野あずさ)は少女と少年の訪問を受ける。2人とは1年前に急死した父親の現場に居合わせたため知り合いだった。2人から叔父・北沢(頭師孝雄)が警察に連れていかれたというのだ。責任者(平泉成)から話を聞く鮎子。横須賀線で起きた殺人事件の参考人だという。北沢はすぐに釈
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高林鮎子シリーズ8「北の旅 殺意の雫石」を観る

1990年12月4日火曜サスペンス劇場で放送。原作は津村秀介の同名作品。主演はもちろん眞野あずさ。田島令子、結城美栄子、水木薫、堀内正美などが出演。あらすじ雫石で発生したホステス毒殺事件。弁護士の高林鮎子(眞野あずさ)は容疑者・川口(堀内正美)の弁護を引き受ける。被害者(田島令子)が持っていたものから川口の容疑は濃厚。それに対して川口のアリバイはクラブ経営者(水木薫)の証言のみ。調査をするうちに川
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懐かしの火曜サスペンス劇場「ママに殺意を」を観る

1981年11月17日火曜サスペンス劇場で放送。原作は赤川次郎「孤独な週末」。主演は市毛良枝。坂上忍、柳生博、高田敏江などが出演。あらすじ蓼科の別荘地に新婚旅行にやってきた三人。エリートサラリーマンの柳生博、後妻の市毛良枝、先妻の息子の坂上忍。いかにもなメンバー。仕事しかできず空気の読めない旦那は、急な仕事でUターン。先妻の息子は父との生活を奪われたとあの手この手で嫌がらせ。そんな二人のもとに脱走
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土屋隆夫短編集「死者は訴えない」を読む

1991年出版の自選傑作短編集。表題作のほか、「判事よ自らを裁け」「奇妙な再会」「縄の証言」「愛する」「美の犯罪」の計6編を収録。あらすじこの中でドラマ化されてると思われるのが「判事よ自らを裁け」「奇妙な再会」「縄の証言」。「判事よ自らを裁け」1960年の作品。タイトルからだいたい想像が付くかと思うが、死刑の判決を受けて病死した被告にアリバイがあったことが判明。裁判官はそのことを知りながら、定年ま
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懐かしの火曜サスペンス劇場「隠された誘拐」を観る

1984年9月11日火曜サスペンス劇場で放送。原作は連城三紀彦「過去からの声」。監督は澤田幸弘、主演は渡瀬恒彦。浅茅陽子、蟹江敬三、松本留美などが出演。あらすじ所轄の敏腕刑事・岩本(渡瀬恒彦)。妻(浅茅陽子)と息子が一人の岩本は幸せに暮らしていたが、唯一の不安は息子が重い病気にかかっていること。ある日、幼稚園からの帰り道息子が誘拐される。犯人は岩本に恨みを持つ岡野(蟹江敬三)。こういう役やらせたら
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京都殺人案内14「音次郎、女を張り込む」を久々に観る

1988年4月16日土曜ワイド劇場で放送。京都殺人案内シリーズ第14弾。舞台は和歌山県那智勝浦町。メインゲストは長山藍子、室田日出男。あらすじ就任早々、チンピラとどつきあいする草森(太川陽介)が京都府警にやってきた。秋山課長(遠藤太津朗)に言われて音川音次郎(藤田まこと)は渋々射撃訓練に。ご丁寧に草森を連れて。その頃、宝石店が襲われ、店主は射殺。客の札束詰まりまくったカバンを持ち逃げした二人組。な
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清水一行「同族企業」を読む

1974年出版の長編ミステリ。あらすじ新婚旅行で小豆島にやってきた遠藤悟郎。ところが、新妻・恵梨子が突然の失踪。なぜ恵梨子は失踪したのか。悟郎の勤務する植田発動機はワンマン社長とその息子、娘婿の常務を始めいびつな人間関係による権力抗争があった。恵梨子もその争いに巻き込まれたのか。やがて殺人事件が起こり、真相を追い求める悟郎は――という話。感想モデルとなったのはヤマハ発動機と言われている。なんやろね
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高林鮎子シリーズ1「寝台特急あさかぜ4号殺人風景」を久々に観る

1986年11月11日火曜サスペンス劇場で放送。女弁護士(後に弁護士だけ)高林鮎子シリーズ第1弾。眞野あずさ、橋爪功、丹波哲郎のトリオが大活躍していく。第1回のメインゲストは峰岸徹、山口美也子だった。あらすじ旅行中のお笑い芸人から告訴されたカメラマン・針生(峰岸徹)。その弁護士を担当したのは草鹿法律事務所のイソ弁・高林鮎子(眞野あずさ)。やがて写真でゴールド大賞を受賞した針生の展示を鮎子は事務所の
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京都殺人案内13「現代忠臣蔵事件」を久々に観る

1987年12月12日土曜ワイド劇場で放送。京都殺人案内シリーズ第13弾。ゲストは小坂一也、藤吉久美子、内藤武敏、月亭可朝など。あらすじ秋山課長(遠藤太津朗)の行きつけの寿司屋に誘われた音川音次郎(藤田まこと)。忠臣蔵の浪曲が得意な板前(月亭可朝)を楽しみに行ったのだが、急に早引けしたというので聞けずじまい。おまけに毎度おなじみ事件の知らせがやってくる。山科の大石神社で浅野という詐欺師が殺された。
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