フリーライター Sakamoto Norio ブログ

名作ドラマ・松本清張「中央流砂」(1975年版)を観る

1975年NHK土曜ドラマ枠にて放送。プラハ国際テレビ祭金賞の栄誉に輝いた名作。原作は松本清張の同名作品。演出はガハハおじさん・和田勉。主演はそ~なんですよ川崎さんの川崎敬三。佐藤慶、中原ひとみ、中村玉緒、加藤嘉、内藤武敏などが出演。あらすじ官舎暮らしの下級官僚・山田(川崎敬三)。ある日、岡村局長(佐藤慶)の北海道出張に同行するがとんぼ返りすることに。山田と同じ官舎に暮らす課長補佐・倉橋(内藤武敏
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吉敷刑事シリーズ1・島田荘司「寝台特急『はやぶさ』1/60秒の壁」を読む

1984年出版の長編ミステリ。吉敷竹史シリーズの記念すべき第1弾。本格ミステリ×トラベルミステリという内容。1986年、2004年と2回テレビドラマ化されている。あらすじ警視庁捜査一課殺人班の吉敷竹史刑事。耳が隠れるぐらいの長髪で二重瞼、鼻筋は高く通り長身。混血のファッションモデルのような風貌の彼は、とても刑事には見えない。その吉敷刑事が手掛けた奇妙な事件。豪華マンションに住む若い女性が浴室で死体
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松本清張ドラマ「虚飾の花園」を観る

1978年NHKで放送された松本清張シリーズの作品。原作は松本清張「獄衣のない女囚」。映像化はこれ一度きりなのかな。出演は岡田嘉子、奈良岡朋子、内藤武敏、河原崎建三、重山規子など。あらすじマンション「リバーウエスト」の最上階は女性だけにしか借りれない女の館。ある日、その部屋の一つに住む服部和子(奈美悦子)が洗濯物を干しに屋上へ上がってみるとそこには女性の死体があった。被害者は山本菊江(小寺由紀)と
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名作ホームコメディ・テレビドラマ「雑居時代」を久々に観る

1973年10月から半年間日テレ系で放送された連続テレビドラマ。全26回。メイン脚本はホームコメディの名手・松木ひろし。主演は石立鉄男・大原麗子。富士眞奈美、大坂志郎、川口晶、山口いづみ、杉田かおるなど個性的なキャストが集結。あらすじ貧乏カメラマンの大場十一(石立鉄男)。外交官の父・鉄也(山形勲)から勘当され実家に寄り付かない十一を母・邦子(加藤治子)は心配で仕方がない。そんな時、アフリカに鉄也が
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名作イタリア映画「鉄道員」を久々に観る

1956年公開のイタリア映画。監督・主演はピエトロ・ジェレミ。あらすじ鉄道一筋、真面目に生きてきた男、機関士のアンドレア(ピエトロ・ジェレミ)。幼い末っ子、サンドロはそんなアンドレアの働く姿が誇らしい。しかし、成長した長男や長女からしてみれば仕事ばかりで家にいる時は厳格な父親は疎ましい。ある日、アンドレアの運転する機関車に将来を悲観した若者が身を投げて死んでしまう。その日から、アンドレアの歯車が狂
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007シリーズ12「ユア・アイズ・オンリー」を久々に観る

1981年公開の007シリーズ第12弾。主演はロジャー・ムーア。主題歌はシーナ・イーストン。ボンドガールはキャロル・ブーケ。あらすじ今回の舞台はギリシャ。イギリスの情報収集船がミサイル誘導装置とともに沈没。それを調査に行った海洋考古学者がぶち殺される。誰の仕業やねん、調べてこいやということでボンドが行くことに。殺し屋ゴンザレスのところに潜り込んだはいいがピンチになるボンド。そこに飛んできたボウガン
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イタリア映画「無防備都市」を久々に観る

1945年製作のイタリア映画。イタリア・ネオレアリズモと呼ばれる潮流を作った映画。監督はロベルト・ロッセリーニ。あらすじ舞台はナチスの占領下にあるローマ。極限状態の中、人々の生活は苦しい。子連れのビーナ(アンナ・マニャーニ)は迷った末に年下の印刷工・フランチェスコとの結婚を決める。しかし、その彼は反ナチ運動に身を投じていた。二人の結婚を祝う司祭・ピエトロ(アルド・ファブリーツィ)もパルチザン運動に
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赤い霊柩車3「消えた配偶者」を久々に観る

1994年放送の赤い霊柩車シリーズ第3弾。原作は山村美紗の同名作品。主演はもちろん片平なぎさ。神田正輝、山村紅葉、大村崑、若林豪とおなじみのメンバー。ゲストは安永亜衣、岡まゆみ、北原佐和子など。あらすじ毎度おなじみ石原葬儀店社長の明子(片平なぎさ)。とある葬儀で昔家庭教師をしてくれた麻由子(岡まゆみ)と再会。夫の愛人問題を告白され、今夜決着を図るという麻由子に複雑な明子。ところが翌朝、麻由子が死体
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永遠の名作・土屋隆夫「危険な童話」を久々に読む

1961年初版の本格推理小説。1961・1977・2005年と3回テレビドラマ化。あらすじ傷害致死で服役し、仮釈放された男が殺された。殺害現場は従姉妹のピアノ教師の家。ちょうど上田署の木曽刑事が妻・杉子と一人娘のクミ子を通わすか通わさないかで今朝言い争いしたばかりの音楽教室だった。しかも殺されたのは木曽が上田署に転勤して初めて捕まえた男・須賀で従姉妹の木崎江津子が真っ先に疑われた。江津子は未亡人で
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生島治郎「死者だけが血を流す」を読む

1965年出版のハードボイルド。あらすじ引揚者で大学時代、学生運動でも活躍した牧。今ではヤクザの世界に入り、インテリヤクザとして頭角を現していた。しかし、組の仕事で故郷の北陸に戻った際、地元の有力者で牧が忌み嫌う伯父と手を結ぼうとした幹部の顔を潰したことから組から命を狙われる。自分の兄貴と慕う男を刺殺したが、正当防衛とされる牧。変わらず組につけ狙われる牧に、救いの手が。それは伯父の政敵で国会進出を
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