フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1971年から「小説宝石」に連載された作品。1972年にテレビドラマ化された。出演は北大路欣也、大原麗子、田中邦衛など。岡っ引きというと銭形平次を連想する人が多いだろうがだいたい岡っ引きなんてのは世間の嫌われ者だったのが歴史の真実。本作に登場する地獄の辰もめちゃくちゃ嫌われ者。なんせ街で乱闘があった時、見物人は相手を応援するぐらいなのだ。しかし辰はめちゃくちゃ強く相手をぶちのめしてしまう。その辰に
>>続きを読む
1987年公開の青春映画。ホイチョイプロダクション(これまた懐かしい)原作。この後「彼女が水着にきがえたら」「波の数だけ抱きしめて」と俗にいうホイチョイ3部作の第1弾。当時を知る者にしたら懐かしすぎる世界なのだ。あらすじ話はいたって単純。冴えない商社マン(スキー用品メーカーなんだなこれが)の三上博史が友達と一緒にスキーへ。周りが女の子と仲良くやってるのに奥手でしゃべれない。唯一の活躍の場というか目
>>続きを読む
1973年製作のシリーズ第17弾。ゲストスターは「スパイ大作戦」のマーティン・ランドー。あらすじデクスターは老い先短い叔父のパリスの遺産を楽しみにしていた。ところがパリスは孫ほど年の離れたリサと婚約。困ったデクスターはパリスが結婚する前に事故に見せかけて殺すことを決意する。殺害方法はパリスが風呂に入ってる時、ミキサーを投げ込んで感電死させ心臓マヒに見せかけるやり方。まんまと成功したデクスターだが、
>>続きを読む
1969年初出の作品。「復讐の美学」ともいうべき作風が始まった一冊。あらすじ神奈川の地方新聞の記者をしていた武田は恐喝まがいで命を狙われた後、スカウトされデトロイト3大自動車メーカーの一つ、クリンガー社の秘密工作員として活動する。しかし、日本の自動車メーカーに対する卑劣な乗っ取り工作に耐え切れなくなった彼はすべてを暴露し告発しようとしていた。しかし、組織の手は彼の愛する妻と娘に伸び2人は武田の目の
>>続きを読む
1940年製作のアメリカ映画。日本で公開されたのは占領後の1952年だった。あらすじ南北戦争勃発直前の1861年。たぐいまれな美貌のスカーレット・オハラ(ビビアン・リー)は両親と2人の妹とともにジョージア州のタラで裕福な生活をしていた。ある日、彼女はいとこのアシュレー(レスリー・ハワード)が結婚することを父から聞かされる。相手は自分と違い、誰からも好かれる淑女メラニー。アシュレーが好きなスカーレッ
>>続きを読む
1971年公開の東映映画。監督は中島貞夫、脚本は高田宏治という後のゴールデンコンビ。出演は菅原文太、川地民夫、佐藤友美、安藤昇など。あらすじと感想懲役太郎というのは娑婆と刑務所を行ったり来たりする人を指す言葉。大映の「悪名」シリーズとはまた違った魅力がある作品。これがシリーズ第1作なんだよねえ。ダボシャツ&黒下駄が似合う菅原文太、通称ゴロ政と川地民夫の通称不死身の勝のコンビが新開地で暴れまわる話。
>>続きを読む
2011年書き下ろしのシリーズ第1作。2014年にフジテレビで米倉涼子主演で映像化。あらすじ上野署組織犯罪対策課の八神瑛子。誰もが認める美貌を持つが、その容姿とは裏腹に何でもありの捜査方法で数々の実績を上げてきた。裏社会にも人脈を持つ彼女を疎ましく思うものもいる。そんな中、世間を震撼される美人女子大生刺殺事件が勃発。さらに中国人女性が同様の手口で刺殺される。果たして連続殺人か、別々か。合同捜査本部
>>続きを読む
1967年のマカロニウエスタン。影のイマイチ薄いトニー・アンソニーの第1弾。あらすじと感想舞台はアメリカの国境に近いメキシコのゴーストタウン。アギラをボスとする山賊たちは、アメリカ政府がメキシコ政府に貸す金貨を強奪しようとしていた。そのためにメキシコ軍をだまして皆殺し。ついでに神父も殺害。衣服をはぎとって政府軍兵士になりすます。どう見ても政府軍なんてツラではないのだが。その状況を眺めている謎の男。
>>続きを読む
1978年公開の東映時代劇映画。時代劇復興を目指して大ヒット。しかしその路線はあまり続かなかった。監督は深作欣二、主演が萬屋錦之介。あらすじ時は徳川2代将軍・秀忠が急死したころ。3代将軍の座は長男の家光(松方弘樹)が継ぐべきだったが亡き秀忠が次男の駿河大納言忠長(西郷輝彦)を溺愛していたこともあり大奥や老中といった周りを巻き込んでの跡目争いが勃発。松平伊豆守(高橋悦史)から相談された柳生但馬守宗矩
>>続きを読む
2013年出版の警察小説。2014年にWOWOWで連続テレビドラマ化。あらすじ職人肌で名をはせた元刑事が絞殺された。次いで彼が情報を託した元刑事も殺害される。警視庁捜査一課の兎沢は公安部の志水に立ちはだかられながらも事件の裏には国家を揺るがす大事件が隠されていることを掴む。兎沢と志水はかつての元同僚であり、兎沢にとって志水は捜査のイロハを教えてくれた先輩だった。事件の解決すなわち犯人逮捕に全力を尽
>>続きを読む