フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1997年公開の東宝映画。脚本は森下直の城戸賞受賞作。主演は渡哲也、永瀬正敏。撮影は木村大作。前半の見せ場である身代金受け渡しシーンで行われた史上空前の東京ロケーション撮影が話題となった。あらすじ大企業の常務誘拐事件が発生。運転手も巻き添え。目撃者の老人の証言によれば、事件が起きたのは日曜の早朝。叩き上げのベテランで捜査一課の津波警部(渡哲也)と若手のエリートでロスから呼び戻された藤一郎(永瀬正敏
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1969年公開の東映時代劇映画。サディスティック要素満載の問題作。出だしから土方巽一座の暗黒舞踏が全開。その後の異常な展開を十分に予想させてくれる。基本、物語は医師・玄達(吉田輝雄)がまあ狂言回しと言ってしまっては何だがこいつによって3つの話が結びついていく。第1話がおいと(橘ますみ)の話。第2話がおちせ(葵三津子)の話。第3話がおみつ(尾花ミキ)の話。おいとの話はまあありがちというか。やくざな男
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1974年製作のシリーズ第22弾。ゲストはまたまたジャック・キャシディ。探偵マイク・ハマーの生みの親、ミッキー・スピレーンも出ている。あらすじベストセラー作家のマロリー(ミッキー・スピレーン)。彼は売らんかな主義の編集者ライリー(ジャック・キャシディ)にたいがい嫌気がさしていた。ある日、マロリーは契約が切れるのを節目に自分の書きたいものが書きたいとライバル出版社に行こうとする。そんなことされたらた
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1973年製作のシリーズ第19弾。コロンボが犯人に一番同情を感じたエピソード。ラストシーンが心に残る名作として名高い。あらすじワイン工場経営者のエイドリアン(ドナルド・プレザンス)。腹違いの弟リックは金遣いの荒いプレイボーイ。親が残した財産を食いつぶしまくるリック。一方、エイドリアンも経営者としては優秀ではなく、ひたすらワインコレクターとしての趣味に金を使っていた。ある日、リックが4度目の結婚をす
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1978年12月30日土曜ワイド劇場で放送。美女シリーズ第6弾。原作は「黄金仮面」。あらすじと感想最初から明智くんが眉間にしわを寄せ、カメラ目線で黄金仮面の話を長々と。無名時代の宅麻伸が犬連れて歩いてる。で、黄金仮面からの挑戦状が。格さん・伊吹吾郎のカタコトはわけわからん。そしてそれに使われるモロボシ・ダンはもっとわけわからん。さらに今回のヒロイン、かげろうお銀じゃない由美かおる。今と変わらぬ美人
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1967年公開の大映京都映画。主演は「橘警部」はまだまだ先の本郷功次郎。他に赤座美代子、小川真由美、西村晃など。あらすじ季節は盆。灯籠流しの宵に旗本の三男坊、徳田新之助ではない新三郎(本郷功次郎)は吉原の遊女お露(赤座美代子)と知り合う。その夜、お露は下女のお米と新三郎の長屋へ。そこで新三郎はお露が武士の娘でありながら吉原に売られた不幸な身の上を知る。新三郎はお露に同情し、お米の頼みもあって契りを
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1973年製作のシリーズ第18弾。ゲストはベラ・マイルズ、マーティン・シーン、ビンセント・プライスと結構豪華。あらすじ化粧品業界でトップの座を争う2社。その1つであるビューティー・マーク社の社長であるビベカ(ベラ・マイルズ)。開発チームが画期的なクリームを作ったことでデビッド(ビンセント・プライス)率いるライバル会社に勝てると喜ぶ。ところがどっこい、ライバル会社に潜り込ませているスパイ・シャーリー
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初出は「小説宝石」1974年2月号から9回にわたり連載。その時は「地獄の辰・無頼控」で翌年「東海道・無頼旅 地獄の辰シリーズ」として出版。「地獄の辰 無残捕物控」の続編。あらすじ将来を誓った女・お玉と自分をこき使った同心・磯貝源之進に裏切られた男、人呼んで「地獄の辰」こと江戸・深川の岡っ引き・辰造。彼は十手を捨て、気ままな湯治場巡りをしていた。そこにかつての手下、留三郎と銀太が現れる。2人は御目付
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池袋シネマ・ロサで鑑賞。入り口にはチケットを求め並んでる並んでる。内容は観て楽しんでいただくとしまして。噂には聞いていたが、まあ面白い。とにかく脚本が素晴らしい。見事。うまいなあじゃなく凄いなあの世界。いろいろな伏線が後半全て回収される。こういう見せ方ありか、と。構成力の勝利というか。逆にいえばこういう風にしないと伝わらないのかも。一言で言えば「ゾンビ映画製作現場を舞台にしたヒューマンコメディ」。
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1977年製作のシリーズ第40弾。あらすじブラント(セオドア・バイケル)は学生時代からの友人であるバーディと設立した会計事務所で成功。知能指数の高い2人は世界中のトップ2%に入ることが入会の条件である頭のいい人の社交クラブ・シグマ会に属していた。クラブの会合の夜、ブラントはバーディを殺害し偽装工作。まんまと完全犯罪に成功したかに見えたがコロンボは疑問を抱く。ブラントが事務所の金を流用していた事実を
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