デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第51弾。
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ゲストは小池朝雄、寺田農、亀井光代、太宰久雄、内田稔など。
あらすじ
インターポール本部への派遣が決まった
警視庁の若きエリート・土井警視(寺田農)。
妻・佳子(亀井光代)と祝ったのはいいが、
突然Gメンから取り調べを受ける羽目に。
一年前に殺された叔父(内田稔)が
Gメンが内定していた拳銃密輸に関係しており、
密輸に使われたと思われる木箱が土井家に運び込まれたと
Gメン本部にタレコミ電話があったというのだ。
当然のごとく、知るかそんなもん状態の土井。
叔父の遺産を相続した土井を、厳しく取り調べる立花警部補。
いったん家に帰された土井を、Gメンは手分けして見張る。
しかしもう一人、謎の猫背の男(小池朝雄)が土井家を見張っていた――という話。
感想
スリラー感も織り交ぜた独特のミステリー。
コロンボ小池さんの存在感は抜群だし、
寺田さん&亀井さん夫婦もピッタリな感じ。
黒幕も意外っちゃ意外だが、
主要登場人物が少ないだけに勘のいい人はわかるかも。
まあ、よくよく考えれば矛盾点はあるわけだが、
そんなことを感じさせずにどんどん行っちゃうのが
こういう話の場合は大事ですわな。
全体的な整合性より、切れ味勝負ちゅうかね。
ゲストは岩本多代、福田豊土、三浦リカ、西沢利明、原良子など。
あらすじ
デスノート小田切の友人、
建築会社社長・板東(福田豊土)が自殺。
通夜の席で妻・厚子(岩本多代)から事情を聞いている時、
娘・葉子(三浦リカ)が「パパは自殺なんかしない」と激しく主張。
毎年誕生日祝いをしてくれた父親が、
自分の誕生日の前日に自殺なんかしないというのだ。
板東を知る小田切も同様に感じ、事件を調べることに。
通夜に来ていた板東の友人・北川(西沢利明)と、
その妻・増代(原良子)からも話を聞く。
北川は板東の同業者で、金を貸していたという。
小田切は板東夫婦と北川夫婦にある因縁があることを掴むが、
翌朝、増代が死体で発見され、事件は意外な展開に――という話。
感想
なんちゅうか人間のとらまえかたが独特の西島脚本が炸裂。
配役がこれまた実社会でおるやろなあって感じの絶妙さ。
夫婦4人ともハマってますな。さすが。
そこに娘役カルテットの三浦リカさんが絡むのだから、
面白くないはずがない。
この娘のキャラ、ちょっと違う気がするんだけどな。
お前、どっちやねんとか言いたくなってくるんだけど。
あと、回想シーンいるかな、これ。
無くても成立するし、
それやったら他のシーンをもっと描いてほしかった気が。
もっと濃密になる展開があったかな。
でも、こういう話は好みですな。
あと、森マリアさんのファッションがかっこいい。
疑われる堀田さん、珍しく解剖医の河合さん、
建築課の査察官に出世した山浦さんの姿も注目。
ゲストは吉田義夫、阪上和子、田坂都、大蔵晶、内藤杏子、辻萬長など。
あらすじ
200カイリ問題で日本の漁業が暗礁に乗り上げる中、
河岸の冷凍倉庫で殺人事件が起きた。
被害者は魚転がしで暴利を貪っていた鯉沼(長谷川弘)。
捜査に当たった立花警部補らは、
死体を発見した倉庫作業員・岩下三郎(大蔵晶)の様子に不審を感じた。
やがて事件当日、鯉沼は一億円の現金を持っていたことが判明。
姿を消した三郎を追って、草野・中屋・速水刑事は鳥取県境港へ。
三郎の祖父・和助(吉田義夫)ら家族に、
三郎の友人を装って近づくのだが――という話。
感想
200カイリ問題って最近は言わんわねえ。
今は排他的経済水域って名称になるんかな。
ちーとも主張せんから、外国にやられっぱなしだわね。
国際社会で性善説は通用しまへんで。
なんでもかんでも主張すればいいというもんではないが、
譲れない線っていうのはきっちり主張せんとねえ。
まあ、日本人に一番向いてない話かもしれんが、そういうの。
それはさておき、境港は行ったなあ。
5年位前かな? 米子に取材行ったついでに。
鬼太郎だらけ。ストリートもあるしね。
駅の校舎もキレイやったし、足風呂や
スパ?みたいな施設もあったような。
地図で見ればそれほどの距離には思わんかったけど、
結構米子から時間かかったような。1時間近く。
ああいう電車、好きやけどねえ。
探したら写真出てきた。電車、ストリート、駅前(だと思う)。
あんまり観光観光してないのも、好感が持てましたな。
ちーともドラマの話にならんが。
時は流れて、だいぶ風景も違うはず。
駅前とちょっとしかうろついてないから、わからないけど。
しかし、漁業だけでなく農業から何から何まで日本はドツボ。
こういう社会派ハードボイルド作品を作れんもんかねえ。