デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第36弾。
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ゲストはジャネット八田、杉江廣太郎、林ゆたか、きくち英一など。
あらすじ
小田切警視、草野刑事とともに
香港で麻薬シンジケート壊滅の捜査に携わることになった速水刑事。
香港地区警察の陳警部(杉江廣太郎)の協力を得るが、
次から次へと関係者が殺されていく。
そして事件を追ううちに、速水刑事の過去に関することも明らかに――という話。
感想
速水涼子刑事紹介編という感じ。
いろいろな面で成長物語というか。
森マリアさんは元・ゴールデンハーフ。
我が家は時代劇ばかり観ていたせいか、
リアルタイムでは時代劇のイメージが強い。
一番最初はどれだろ、『長七郎天下御免!』とかかなあ。
あれって丹波さんも出てたな。
天下御免は味方同士なのに、江戸日記になると里見浩太朗さんと敵味方。
それはさておき、本話の話。
九龍の雰囲気が独特すぎる。よくロケが許可されましたな。
やっぱりアクションスター倉田さんの存在がデカいんでしょうねえ。
殺し屋役の紅島さんは、結構後の回にも登場してくる。
ストーリーはそんな難しくないというか、
取って引っ付けたような肉親の話も、まあアリっちゃアリ。
結局、林ゆたかさんの役は何だったのだろうという気もするが。
また、なんか知らんけど、ジャネット八田さんとキャシー中島さんがごっちゃになってる。
そういう人、結構おると思うんだけど。おらんか。
ゲストは風見章子、織田あきら、有吉ひとみ、吉岡ひとみなど。
あらすじ
逃亡していた国際テロリストが密入国しようとしているとの連絡を受け、
新任の中屋刑事、草野刑事、山田刑事は成田空港へ急行。
その途中、交差点で接触事故。
中屋のミスだったが、事故処理を後回しにして空港へ。
しかし、愛車を傷つけられた若者・仁科順(織田あきら)は収まらない。
恋人・ユカ(吉岡ひとみ)とともに、中屋の車を盗んで乗り回す。
それが思わぬ悲劇の連鎖を生み出すことに――という話。
感想
スーパーカーブームって、ありましたな。
ひょっとしたら最初に覚えたカタカナは、
「フェラーリ」とか「カウンタック」じゃねーかってぐらい流行った。
アニメ『グランプリの鷹』とか。
た~~か~~だ~~ってオープニングの歌。
わかっとるわい、みたいな(笑)水木一郎節炸裂でしたな。
で、本話はそんなスーパーカーブームを背景にした
中屋刑事紹介編みたいな感じ。要は車好きなのね。見えんけど。
結構長い間出てるんだけど、あんま印象ないのよね。
あるといえば、なんか人質になって宙づりとか、
狙撃したら外すとか、いいイメージがちーともない(笑)
毎度おなじみ河合さんは所轄の刑事、相馬さんは車の修理工場、
そして根岸さんは車を直している。壊す方が似合うのだが。
しかしこういう話って、現代のあおり運転とかに置き換えれるんじゃないかねえ。
ゲストは江夏夕子、早川保、北川美佳、長谷川弘、辻しげるなど。
あらすじ
全国指名手配中の前科五犯・北川修(長谷川弘)が、他殺死体で発見された。
現場検証で立花警部補は、エリート検事の吉田(早川保)と出会う。
まもなく大阪への栄転が決まっている吉田の住まいは、この近くだった。
その時、現場に入ろうとする謎の女が。
さらに、立ち去った吉田検事を尾行しようとした女を不審に思い、
速水刑事は草野刑事とともに女を尋問しようとする。
もみ合っているうちに、女の持ち物から包丁が。
女の名前は、秋山郁子(江夏夕子)。
取り調べで郁子は、驚くべき証言を始めて――という話。
感想
これは何でこれまでセレクションに入ってないの?
と思うぐらいよくできてるし、見せ方がうまい。
立花警部補と吉田検事が関係した事件で
死刑囚となった父親の娘という設定は珍しくないが、
その掘り下げ方が素晴らしい。
やっぱり、見せ方で変わんのよね。
殺される北川が検事の家に入って出てこなかったという
郁子の証言の是非も、吉田の妻が挙動不審なのでどちらかわからない。
ナレーションとか字幕の使い方も抜群。
父親の事件の証言をした寿司屋が、野球見たさに適当な証言ってのは
映画『十二人の怒れる男』のヤンキースファンがモチーフなのかな。
これは傑作だと思うなあ。