西村京太郎23「おれたちはブルースしか歌わない」を久々に読む

1975年出版の青春ミステリ。本格推理ものでもある。映像化はまだなし。あらすじおれたちのバンドが作ったブルース「シンデレラの罠」がいつの間にか誰かに盗まれ、静岡のラジオでヒットチャートを急上昇していることが判明。頭に来たおれたちは静岡に向かい、メンバーの親戚の旅館に泊まり犯人探しにひた走るがやがて奇妙な連続殺人事件が勃発。果たして連続殺人鬼は旅館に滞在する誰なのか?--という展開。感想青春ミステリ
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西村寿行「闇の法廷」を読む

1981年出版の作品。「有罪」「闇の法廷」「原罪」の3本を収録。あらすじと感想衝撃の連作集というかなんというか。なんつうても現役の判事、検事、刑事、弁護士その他が闇の法廷を開催するというすごい話。ようこんなの書くねえ。「有罪」はダンプカーで犬を轢き殺した運転手が裁きを受ける。たぶん作者本人が愛犬をひき逃げされた経験から基づくもの。余罪が出てくる出てくる。でもこんなやついるよねえ。身勝手な理由で動物
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西村京太郎314「空白の時刻表」を読む

2001年出版の自選集第3弾。「おおぞら3号殺人事件」「死への旅『奥羽本線』」「ATC作動せず(L特急わかしお殺人事件)」「急行『だいせん』殺人事件」「殺意を運ぶ列車」「復讐のスイッチ・バック」の6本を収録。「おおぞら3号殺人事件」は亀井刑事活躍の巻。姪の典子がプロポーズされてる彼と北海道旅行。ところが彼と知り合いの女がホテルで殺され――という展開。「死への旅~」も亀井刑事活躍編。結婚するはずだっ
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西村京太郎68「下り特急『富士』殺人事件」を読む

1983年出版の作品。同年にザ・サスペンスでテレビドラマ化。あらすじ網走刑務所で刑期を終えた元刑事の橋本。刑務所内で自分をかばった傷がもとで死亡した仲間の遺品を届けに宮崎へ向かう。しかし、寝台特急「富士」には彼を襲う危険な罠が。遺品の中にある手帳には何が隠されているのか?感想「北帰行殺人事件」のその後の話。期待した割には「?」という感じの作品。なんでそうなるかといえば、設定の共感の無さ。それでいい
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西村京太郎86「特急『白鳥』十四時間」を読む

1984年出版の作品。1985年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。当時としては珍しい2時間を超えるスペシャル版だった。あらすじ第一線のベテラン刑事が集う会議に出席するため、大阪に来た亀井刑事。家族に土産を買って帰ろうと心斎橋を歩いていたら突如襲われる。身に覚えのない亀井がその男を問い詰めたところ、何者かに1000万円の懸賞金をかけられていることが判明。しかもあちこちの店に張り紙が。犯人の目的は亀井
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西村京太郎490「急行アルプス殺人事件」を読む

2011年出版の作品。もっとも収録されている作品は結構古い。「あずさ3号殺人事件」「急行アルプス殺人事件」「幻想と死の信越本線」「内房線で出会った女―さざなみ7号」の4編。「あずさ3号殺人事件」は1981年11月号「小説現代」発表。1983年に土曜ワイド劇場で映像化。ザ・時刻表トリックという感じの作品。結構好き。前半は十津川&亀井は登場せず。ヒロインと長野県警の小野刑事で話が進む。映像化作品では大
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西村京太郎171「特急ひだ3号殺人事件」を読む

1990年出版の作品。「特急ひだ3号殺人事件」「特急あいづ殺人事件」「信濃の死」「殺意を運ぶあじさい列車」の4本を収録。「特急ひだ3号殺人事件」は2004年にフジで「十津川警部夫人の旅情推理2」として映像化。原作では北条刑事が旅先の「ひだ3号」車内で毒殺事件に遭遇するのだが映像作品では直子(萬田久子)と元刑事の父(藤岡琢也)が遭遇する。まあ基本別物ですな。「特急あいづ殺人事件」の方が直子ものといえ
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西村京太郎65「四国連絡特急殺人事件」を読む

1983年出版の作品。同年にザ・サスペンスでテレビドラマ化され、2004年に月曜ミステリでも映像化された。あらすじお遍路でにぎわう菜の花畑の四国路。そこで遍路姿の老人の刺殺体が発見された。被害者は東京の著名な銀行経営者と判明。同行していたはずの秘書が失踪するが発見される。彼女は老人の甥が殺したと証言し、自分も命を狙われてるという。しかし甥には完璧なアリバイが。十津川と亀井コンビは事件の裏側を探るが
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西村京太郎101「仮装の時代」を読む

1985年に「富士山麓殺人事件」、1989年に「仮装の時代」のタイトルで出版。もともとは1970年に著者が新鷹会在籍時、機関紙「大衆文芸」に連載したもの。映像化はまだなし。あらすじ野望に燃える若者・早川吾郎はマスコミの帝王である五味大造にターゲットを絞る。まず娘の奈美子に近づき、大造に会うことに成功。大造を巧みに脅迫し、自分の週刊誌をバックアップさせるが反撃にあい週刊誌は創刊号でストップしてしまう
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森村誠一「新・新幹線殺人事件」を読む

1985年発表の作品。あらすじ博多発東京行きの新幹線の中で不動産ブローカーが刺殺された。被害者と交際していた博多のホステスが容疑者として浮かぶ。しかし、事件当日彼女は死体の発見された新幹線より44分遅れの新幹線で東京へ向かっていた――。この鉄壁のアリバイに那須警部ら捜査陣は挑むが今度はそのホステスが絞殺死体となって発見される。果たして事件の背後には何があるのか?――という話。感想ある意味時刻表トリ
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