2006年出版の作品。同年に土曜ワイド劇場で映像化。あらすじ十津川警部の元部下で私立探偵の橋本。依頼を無事に済ませた彼は五能線の旅に出かける。リフレッシュした日を過ごす橋本だが突然千畳敷で起きた殺人事件の容疑者にされてしまう。被害者は彼が浮気調査をした女性だった。さらに橋本に依頼をした女弁護士が殺害される。彼の無実を信じる同業者の純子は現地に向かうも彼女もまた殺人事件の容疑者に。橋本の無実を信じ現
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1988年出版の作品。2016年に土曜ワイド劇場で映像化。その時は「釧路・帯広殺人ルート」だった。あらすじ会社の金1億円を持ち出した古谷。北海道に逃走しようと愛人と待ち合わせるがその愛人は寝台急行の車内で殺されていた。さらに特に関わりのない同僚女社員も殺され古谷は横領犯だけでなく殺人犯となってしまう。北海道に何とか渡った古谷だが謎の男に脅迫され更なる殺人の容疑までかけられる。事件の背後にいったい何
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2000年出版の作品。2001年土曜ワイド劇場で映像化。あらすじ十津川警部の妻・直子が何者かに誘拐された。誘拐犯は連続殺人容疑者・石塚の釈放を要求。直子が残した暗号から居所を割り出し無事救出した十津川警部だが、石塚は釈放され行方不明。大手企業のボンボン息子である石塚は仲間と共に悪事を繰り返していた。その仲間が一人また一人と殺されていく。相変わらず石塚は行方不明。事件の真相はどこにあるのか?十津川警
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1978年に刊行されトラベルミステリーの大ブームを巻き起こした記念すべき作品。1979年に土曜ワイド劇場、2009年にTBSで映像化。あらすじ少年たちの間で大ブームのブルートレイン。その人気の秘密を探ろうと週刊誌記者の青木は東京駅発の寝台特急はやぶさに乗り込む。1号車の個室寝台で青木は隣室の女を取材し、彼女をモデルに写真を撮るが何者かにフィルムを抜き取られる。仕方がなく眠りについた青木だが、そこに
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1985年出版のトラベルミステリー。1986年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。あらすじ飛騨高山で巻き起こる謎の連続殺人。一人は若い女、もう一人は若い男。十津川警部と亀井刑事は高山へ向かうが捜査に上層部から圧力がかかる。さらには事件を単独で追う地元刑事が殺され有力な容疑者には鉄壁のアリバイが。ところがそのアリバイを証明したOLまで殺される。次々と巻き起こる連続殺人の果てに何が――という話。感想トラ
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1986年出版の短編集。表題作のほか、「関門三六〇〇メートル」「裏切りの中央本線」「臨時特急を追え」「最北端の犯罪」の計5編を収録。「関門三六〇〇メートル」は謎の110番から事件が始まる。大胆不敵な犯罪計画が実施されるが、終わり方があっけない。「裏切りの中央本線」は西本刑事が主役級。単なるアリバイ崩しではない人間ドラマが魅力。特に最後の一行がやるせない。1991年に土曜ワイド劇場で映像化。設定に変
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1992年出版の作品。2006年に土曜ワイド劇場で映像化。「超豪華寝台特急トワイライトエクスプレス殺人事件」というタイトルだった。あらすじとうとう結婚することになった西本刑事。ところがハネムーンで新妻が殺されてしまう。傷心の西本は2人の思い出の地、十和田湖を訪れる。そこで亡き妻と瓜二つの女性、みな子と遭遇。だが、彼女は猪苗代湖からの手紙を最後に姿を消す。彼女を探す西本だが、彼女は何者かに殺害されし
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1960年4月から約1年にわたり「週刊読売」に連載された作品。1962年に鶴田浩二主演で映画化されている。あらすじ田舎暮らしに嫌気がさしている硯つくりの青年・崎津。彼は東京で愚連隊とケンカし留置場にぶち込まれる。そこで知り合った男・井上に仕事を紹介される。しかしそれは、彼にとって最悪の話だった。不可解な事件に巻き込まれ、ついには身に覚えのない外国視察団長殺害の犯人にされてしまう。罠に落ちたことを悟
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1984年出版の作品。表題作と「特急しらさぎ殺人事件」「振り子電車殺人事件」の計3編を収録。あらすじ表題作は踊り子5号に爆弾を仕掛けたとの電話が入る。緊急停車を行い、車内点検したところ発見したのは爆弾ではなくナイフが刺さった男の死体。殺された男はサラ金会社の社長。容疑者は浮かぶものの鉄壁のアリバイが――という話。1991年に土曜ワイド劇場で映像化。ゲストは白都真理、下条アトム、七瀬なつみなど。観て
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1961年正月号から翌年3月末まで「サンデー毎日」に連載された長編ミステリ。後に話題となる日本の黒い霧を描く萌芽的作品。あらすじ就職難で入社した洋傘会社にやりがいを感じない片山。しかし、古本屋でふと手にした雑誌をきっかけに運命が変わる。政財界の裏で活動する柿坂経済研究所に入社。特に仕事も与えられず、呼び出しを受けても意図がわからない始末。だが、独自に探っていた謎と、一見バラバラに見えた仕事が繋がり
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