フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1965年年末公開の東映映画。網走番外地シリーズ第4弾。主演はもちろん高倉健、監督は石井輝男。他に嵐寛寿郎、安部徹、大原麗子など。1965年度の興収第2位となる大ヒットを記録。あらすじ毎度おなじみ網走刑務所にいる橘(高倉健)。病身の葉山(千葉真一)の頼みを聞いた橘は、仮釈になると釧路にいくことに。そこでオホーツク方面に行くトラックの運転手を引き受けた。しかし、そこにはギャングの安川(安部徹)たちが
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1967年公開の東映映画。網走番外地シリーズ第9弾。寒い網走から舞台を博多に移し、毎度おなじみの展開が繰り広げられる。あらすじ博多港でめちゃくちゃ若い小林稔侍ら三人が猟銃を手に若い奥さん(背中の子供人形なのが丸わかり)を人質に取って騒ぎまくっている。建物に立てこもるわけでもなく、めちゃくちゃ丸見え状態のため、野次馬殺到。警察の動きを知らせる若者たちの存在もあり、警察は四苦八苦というか打つ手なし。そ
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1965年公開の東映映画。主演は鶴田浩二、高倉健。監督は石井輝男。もともと深作欣二監督の予定だったが、脚本の笠原和夫と揉めて収拾がつかずピンチヒッターとなったもの。あらすじ関東城政会の中神(鶴田浩二)と早見(高倉健)は会長(安部徹)の命令で、埋め立て地整地権獲得に奔走。同じ場所を関西同志会が狙っており、関西のやくざが関東に進出するのを阻止するためでもあった。妨害にあいながらも中神と早見は埋め立て地
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1957年公開の大映映画。若手脚本家・白坂依志夫と初めて組んだ作品。あらすじ伊豆で育った有子(若尾文子)は高校卒業後、離れて暮らしていた東京の父母のもとに行くことになっていた。ところが、臨終間際のおばあさんに本当の母親は別にいることを教えられる。驚く有子だが、いつも明るく有子を励ましてきた美術教師・二見(菅原謙二)が絵の勉強のため東京に行くことを知り、再会を誓って別れる。実の父親(信欣三)のもとを
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1968年公開の大映映画。原作は寺内大吉「すぷりんたあ」。主演は安田道代、緒形拳。メキシコオリンピックを間近に控え、スポーツ界のセックス・チェックを扱った画期的な作品。あらすじ元名スプリンターの宮路(緒形拳)。オリンピックでの活躍を夢見ていた彼だが、戦争のために競技生活を断念せざるを得ず、帰国後は自堕落な生活をしていた。そんな彼が出会ったのが女子陸上界のホープ、ひろ子(安田道代)。自分の夢をひろ子
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1971年公開の東映映画。滅びの美学とも言うべき、時代の流れに反逆しながら散っていった男たちの姿を描いた作品。あらすじ浜村組の幹部・郡司(鶴田浩二)が対立していた組の会長を殺した罪で服役し、10年の刑期を終えて横浜に帰ってきた。背後で暗躍していた大東会会長(内田朝雄)から500万をゆすり取り、郡司は沖縄に新天地を求める。昔の子分である尾崎(小池朝雄)、鮫島(室田日出男)、イッパツ(曽根晴美)、関(
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1967年公開の東映映画。網走番外地シリーズ第10弾。一応シリーズ最終作。主演はもちろん高倉健、監督は石井輝男。副主人公の安藤昇さんが監督のやり方に怒って帰ったため、ラストシーンが大きく変わった作品として知られる。あらすじ敗戦直後の網走。刑務所に入った橘(高倉健)は人減らしされかかっていた吉(石橋蓮司)を助ける。それを根に持った牢名主のデカ虎(戸上城太郎)とマムシ(菅原文太)は刑務所長の青鬼(関山
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1976年公開のATG映画。状況劇場の唐十郎が初めて監督をした作品。出演は安藤昇、宍戸錠、根津甚八、李礼仙など。あらすじ玄界灘を渡って密航してきた韓国の女たちを東京で売りさばく仕事の手伝いをしている近藤(安藤昇)。ある日、血を売り過ぎてヘロヘロの若者・田口(根津甚八)を拾う。密航の女たちを売っているおおもとは東京に本拠を持つ沢木組の代貸・沢木(宍戸錠)。近藤と沢木は大学の同期生だった。25年前の昭
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1973年10月公開の東映映画。オレが生まれた時期にこんなの上映してたのね。あらすじと感想いきなりスナックに現れ、暴れまくるマキ(池玲子)。周囲の男を滅多切りにするが、肝心の大場(葉山良二)は逃す。殺人未遂ならびに傷害罪で女子刑務所に送られるマキ。そこで待ち構えていたのは毎度おなじみの囚人たち。男(由利徹)を強姦、恐喝、暴行傷害したかおる(片山由美子)、夏子(風間千代子)、雪江(宗田政美)、そして
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1973年公開の東映映画。橋本忍脚本というところに新しさがある。あらすじ銀座の鮨屋「鮨銀」の主人・島谷(高倉健)。かつて松田組の最高幹部の一人だった島谷は南方で戦死した父の形見の刀をアメリカの博物館から引き取ってきた。これを大きく報道するマスコミ。その中の一人、ルポライターの克子(梶芽衣子)。取材していく中で、島谷に好意を寄せていく。その頃、松田組は先代の実子・初治(郷鍈治)が二代目を継いでいた。
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