フリーライター Sakamoto Norio ブログ

栄光の始まり・007シリーズ1「ドクターノオ」を久々に観る

1962年公開の007シリーズ第1弾。結構低予算で作られたにもかかわらず、世界中で大ヒット。原作はイアン・フレミング、監督はテレンス・ヤング。主演はもちろんショーン・コネリー。あらすじミサイル実験を妨害する怪電波を調査していたイギリス諜報員が殺し屋たちに殺害された。これを知ったロンドン本部は敏腕スパイ、007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)を「お前、行ってこいや!」とは別に言うとらんが
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土曜ワイド劇場・山村美紗原作「マラッカの海に消えた」を観る

1979年6月23日土曜ワイド劇場にて放送。原作は山村美紗のデビュー作。確か乱歩賞最終候補だったっけ。主演は三田佳子。横内正、織本順吉、三ツ木清隆などが出演。あらすじ海底油田開発のためにペナン島に旅立つ夫・一郎(横内正)を空港まで見送りに来た亜木子(三田佳子)。傍目には仲睦まじい別れのように見えたが、実は二人の仲は冷え切っていた。なぜなら亜木子は元は一郎と同じ会社に勤めていて出世街道を歩く大岡専務
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松本清張原作ドラマ「高台の家」を久々に観る

1985年4月13日土曜ワイド劇場にて放送。原作は松本清張の短編小説。1972年週刊朝日連載。出演は篠田三郎、片平なぎさ、岡田茉莉子、三國連太郎など豪華。今のところ映像化はこの1回だけとなっている。あらすじ大学の助教授で法制史を教える山根(篠田三郎)。ある日、古本屋でいい資料を見つけ、店の親父(稲葉義男)に出所を聞く。本を売った人は、残念ながらすでに交通事故で死亡しているという。遺族に他の本を見せ
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衝撃の問題作・西村寿行「鉛の法廷」を読む

1984年刊行のポリティカルアクション。「闇の法廷」に続く法廷シリーズ第2弾。その後の日本を暗示しているような話に驚く。あらすじ保守政党が分裂し、政権維持のために第三位の議席を持つ民宗党と連立内閣を打ち立てた。民宗党のバックについているのは宣撫教団。しかし教団は法曹界はじめ社会の各層に信者を潜入させ、国盗りを画策していた。しかも、反対する勢力を人知れず処分する裏部隊まで組織している状態。数の力だけ
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松本清張ドラマ「老春」を観る

1990年木曜ゴールデンドラマ枠にて放送。原作は松本清張の同名作品。井上順、花沢徳衛、浅利香津代、岡本麗、七瀬なつみなどが出演。映像化はこれ1回だけというのは意外ですな。あらすじ食器店を営む栄造(井上順)は同居している痴呆がでてきた重吉(花沢徳衛)が心配。妻・比佐子(浅利香津代)と一人息子はそれなりに頑張ってくれているがどうしたものやら悩んでいた。そこで紹介された若い女店員・好子(七瀬なつみ)を雇
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日活時代劇ロマンポルノ「性盗ねずみ小僧」を観る

1972年公開の日活時代劇ロマンポルノ。監督は曽根中生、脚本は長谷川和彦。主演は小川節子。あらすじ貧しい百姓の家に生まれた次郎吉。江戸の呉服問屋へ丁稚奉公し、女将と娘にバカにされながらも真面目に働いていた。盆に久しぶりに故郷に帰った次郎吉は荒れ果てた実家を見て呆然。呉服問屋に戻った次郎吉だが、唯一自分を庇ってくれていた番頭までもが自分に優しくしてくれていたのは上手に使うためだと知って怒りが湧いてく
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岡本喜八監督映画「助太刀屋助六」を久々に観る

2002年公開の時代劇映画。監督はこれが遺作となった岡本喜八。主演は真田広之、鈴木京香、仲代達矢、小林桂樹、岸部一徳など豪華キャスト。あらすじ頼まれてもいないのに仇討ちの助太刀を生業とする男、助六(真田広之)。決して寿司ではなく、人の名前である。この助六、17歳の時に江戸へ出るために故郷・上州を去った。その途中、ひょんなことから仇討ちの助太刀をかって出てそれが病みつきとなってしまい、江戸へ行く話は
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畑中葉子主演映画「愛の白昼夢」を観る

1980年公開のにっかつロマンポルノ。清純派歌手だった畑中葉子のデビュー作として話題を博した。共演は風祭ゆき、三崎奈美、小笠原弘など。あらすじ青い海の真ん中でどんちゃん騒ぎしている小金持ち丸出しのオヤジと若者たち。おとっつあんは昼間から若い女と乳繰り合い、他の連中は裸で海に飛び込み旨い料理を食いまくる。そんな騒ぎとは無縁かのように一人黙々と油絵描いているヨーコしゃん。役名もヨーコで洋子か葉子かはイ
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石井輝男監督新東宝映画「黒線地帯」を観る

1960年公開の新東宝映画。主演は天知茂。三原葉子、三ツ矢歌子などが出演。あらすじ秘密売春網・黒線を追うトップ屋の町田(天知茂)。自分を誘う女易者の言葉にのってポン引きの案内で連れ込み宿へ。ところが、朝目覚めてみると隣に自分の追っていた女が死んでいた。しかも、女は町田のネクタイで絞め殺されていたからたまらない。急いで脱出した町田だが、自分の無実を証明する手がかりは次々と何者かの手によって消えていく
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信濃のコロンボシリーズ・内田康夫「追分殺人事件」を読む

1988年出版の長編ミステリ。信濃のコロンボこと竹村岩男警部シリーズの一冊。2000、2004、2017、2020年と4回テレビドラマ化。あらすじ信濃追分で特徴のある人形や小物を売る土産店経営者の丸岡一枝。ある冬の朝、新聞配達員が扉を叩く音が聞こえた。おかしいと思って聞くと、家の前で人が死んでいるというのだ。通報を聞いて駆けつけたのは信濃のコロンボの異名を取る竹村警部。竹村は一枝が飼っている犬・コ
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