フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1972年出版の長編ミステリ。1982年に火曜サスペンス劇場でテレビドラマ化。出演はいしだあゆみ、山口崇、山口いづみ、北村和夫など。タイトルは『誘拐の報酬』。観たいなあ。あらすじ平凡なサラリーマン・浜尾洋一郎の妻・真紀。一人息子の純一を産んで幸せに暮らしていた。妹・由美は全国的規模の老舗デパート・江戸幸の社員。ある日、その江戸幸の孫、和彦が誘拐され大騒ぎに。しかし、犯人側からは何の要求もなく時間だ
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1989年放送の火曜サスペンス劇場。小京都ミステリーの記念すべき第一弾。原作は山村美紗、主演は片平なぎさ&船越英一郎。2時間サスペンス第2次ブームの功労者2人と言えるだろう。あらすじ旅行雑誌の出版社に勤務する柏木尚子(片平なぎさ)。雑誌に合わない原稿を書いたせいで半年ほど干されていたのだが、ある日編集長(中尾彬)に「小京都の女たち」の企画を提案される。尚子はカメラマンの山本(船越英一郎)を連れて富
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1993年フジテレビ「金曜エンタテイメント」枠で放送。原作は松本清張の同名ミステリ、脚本は金子成人。主演は野村宏伸。津川雅彦、いしだあゆみ、平幹二朗などが出演。あらすじかつては賞を獲るなどそこそこ活躍したが、最近ではそうでもない作家・伊瀬(津川雅彦)。純文学の作家にも関わらず、ある日ミステリータッチも含んだ仕事の依頼が伊瀬にもたらされた。仕事を持ってきたのは天地社の編集者・浜中(野村宏伸)。当初は
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1977年のクリスマスイブ公開の東映映画。主演はもちろん菅原文太&愛川欽也。ゲストは若山富三郎、浜木綿子、清水健太郎、湯原昌幸、左とん平、堺正章など豪華。そしてこれがデビュー作の夏目雅子。文句なしにキレイ。あらすじ九州の青果市場でチンピラたちに追われる電吉(左とん平)を助けた桃次郎&ジョナサン。助けてくれたお礼にとドライブインでフグをご馳走に。ところが、桃次郎が食あたりで古典的な解毒方法の首から下
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1981年公開の日活ロマンポルノ。主演は三崎奈美。後にリメイクされ主役の名前が三崎奈美なのはオマージュなのか。あらすじ世の中マイホーム主義となり、うちもマイホームを建てようと保険会社で働くことになった麻衣(三崎奈美)。しかし競争は激しく、ライバル会社の勧誘員が体を張って勧誘していた。コンビを組む先輩もそれを推奨しているもんだからたまったもんではない。最初はクリーニング屋で嫌々ながら体を張った麻衣だ
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1988年5月7日土曜ワイド劇場にて放送。原作は山村美紗の同名ミステリ。主演は沢田亜矢子。時代ですねえ。佳那晃子、中尾彬、黒沢年男、江藤潤、萩尾みどり、岡本富士太などが出演。あらすじ親友であるユミ(佳那晃子)の新婚旅行を見送りに空港に来た麻矢(沢田亜矢子)。マヤという名前だけでサスペンスを感じるところではあるが、その時、ユミの旦那・次郎の兄・太郎(中尾彬)を紹介される。太郎と次郎って南極物語ですか
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1992年出版の歴史ミステリ。毎度おなじみ忠臣蔵の謎を劇作家が解き明かしていく話。あらすじ若き劇作家、道家和彦。いまさら忠臣蔵でもあるまいに、と思いながら食っていくためには仕方がない、忠臣蔵のそもそもを探り始める。なぜ浅野内匠頭は刃傷に及んだのか?どうして大石内蔵助は討ち入りを決断したのか?忠臣蔵の真相に近づくうちに道家の身にも危険が――という話。感想道家の身に危険が及ぶミステリは正直どうでもいい
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1986年放送の金田一耕助シリーズ第5弾。原作は横溝正史「死仮面」。主役はもちろん古谷一行。ゲストは萬田久子、小林聡美、加茂さくらなど。あらすじ嵐の夜、男を刺した君子が川島学園に逃げ込んできた。君子は学園理事長・夏代(加茂さくら)の妹。お嬢様学園を経営する夏代は君子と秘書・里枝(萬田久子)とは異父姉妹。冒頭からドロドロしてまいりました(笑)なもんで憎々しさ全開で部屋に君子を閉じ込める夏代。ところが
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初期に書かれた歴史短編集。表題作のほか、「願望」「奉公人組」「乱気」「雀一羽」「疑惑」「西蓮寺の参詣人」「贋札つくり」「明治金沢事件」の計9編を収録。あらすじ(増上寺刃傷)三代将軍家光の死去に伴い、殉死した幕閣は10人を超えた。そんなルールはどこにもありはしないのだが、大恩を受けて出世しておいて何事かという世間体がそうさせてたのである。ところがいつの世にもそんなもんたまったもんではないと考える人が
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1988年9月13日火曜サスペンス劇場で放送。水谷豊主演の浅見光彦シリーズ第4弾。ゲストは岩崎良美、川辺久造、勝部演之、柳川慶子、井川比佐志、三谷昇など。あらすじ義理の仕事で宝石商・月岡(勝部演之)の失踪事件を追いかけていた光彦(水谷豊)。過熱する取材陣が月岡の娘・ミキ(岩崎良美)に殺到する中、仕方なくその輪に加わるが運悪くミキに平手打ちを食らってしまう。編集部に原稿を提出するも気に入られず美濃に
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