フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1973年公開の日活ロマンポルノ。脚本は中島丈博、監督は小沼勝。主演は山科ゆり。風間杜夫、宮下順子、坂本長利などが出演。あらすじある日、日本画家・幻舟(坂本長利)の養女・みな子(山科ゆり)は東京から京都に転勤してきた銀行員・黒木(風間杜夫)と見合いすることに。黒木はみな子を気に入るが、みな子には養父との乱れた関係があった――という話。感想70年代前半の京都の風景が全開のお話。昼下がりは全く関係ない
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1961年に発表され、翌年第15回日本探偵作家クラブ賞を受賞した名作。1962年に2回、1989年、2004年にテレビドラマ化された。あらすじ汚職摘発の火の粉が自分に降りかかるのを防ごうと、アリバイ工作までして水道公団の係長を殺害しようとした男が殺された。また、映画館にツレと一緒に強盗に入り、分け前のことで揉めた男が殺された。そして、恋人が上司の娘と結婚話が進んでいることを知り、探偵に頼んだあげく
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1985年公開のにっかつロマンポルノ。主演は田中こずえ。佐藤幸彦、小川美那子、日向明子などが出演。あらすじ6年ぶりに帰国した夕子は久しぶりの実家へ。ところが兄と義姉はいつのまにかホテルみたいな館へ引っ越していた。何はともあれ、くつろぐ夕子だがその頃、賞を獲るぐらいに成長した芸術家の兄は秘密のパーティーを開催するぐらい、ソッチの方でも成長していた。何しろひろーい住処で、周りも広い。用済みの女たちは義
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デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第18弾。第52話「唇の中の拳銃」ゲストは杉本美樹、佐藤仁哉、門岳五郎、小瀬格、小林稔侍など。あらすじある日、踏み切りに飛び出した子どもを助けた響刑事。ホッとしたのも束の間、落としたハンドバッグから拳銃が消えた。ボスに報告しようとしたその時、電話がかかってくる。相手は女(杉本美樹)からで「拳銃を返してほしければ一人で熱海に来い」という。響は休暇を申し出て熱海の
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1975年公開の日活ロマンポルノ。監督は田中登、主演は宮下順子。1936年に起きたいわゆる「阿部定事件」を扱った作品。あらすじ東京・荒川の待合旅館に居ついて離れない中年男女。一人は阿部定(宮下順子)、もう一人は石田吉蔵(江角英明)。一か月前、定は吉蔵の店で働き始めたがすぐに惹かれ合い、吉蔵の嫁の知るところとなったのがきっかけで店を出た。あちこち転々とした上に流れ着いたこの地で二人は昼夜問わず求めあ
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1986年土曜ワイド劇場枠で放送。原作は山村美紗の同名長編ミステリ。主演は松原千明&田村亮。宍戸錠、内藤武敏、新藤恵美、白都真理などが出演。あらすじ門弟12000人を擁する桜木流の家元・麗峰(岩井半四郎)が急病でダウン。創立60周年公演をどうするかで内紛が勃発。後妻の麗花(新藤恵美)が公演で披露するはずの踊りを自分がやると言ってきかないのだ。長男の高校生・秀麗はとにかく後妻の麗花が嫌い。麗峰の実弟
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1962年初版の長編ミステリ。もともとは前年「週刊文春」に連載されたもの。絶頂期に書かれた中の一作だが、なぜか映像化はなし。あらすじ雑誌記者・宮脇はラブホテルの盗聴テープを聴いたところ、エロ話どころか殺人計画らしき話が入っていることに興味を持つ。会話の通りの殺人が起きて事件を追いかける宮脇。そこに好奇心を起こした映画監督・久間が加わり、さらに葉山という人物が協力を申し出てくるが、事件は舞台を変えな
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1963年刊行の第16回日本推理作家協会賞受賞作。1980年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。主演は江守徹、丘みつ子、黒沢年男、小池朝雄などが出演。観たい。あらすじ東京地検の検事・千草泰輔は義理のある先輩検事の長男が出展している書道展を渋々見にデパートへ行った。ところが、そこで殺人事件に遭遇。被害者は光陽学園校長・城崎。理事も兼務し、やり手と評判。その城崎が最期に遺したのは「あの女が・・・いた・・
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1965年公開の松竹映画。原作は松本清張、監督は山田洋次、脚本は橋本忍、主演は倍賞千恵子。滝沢修、新珠美千代、市原悦子、川津祐介、露口茂、近藤洋介、金子信雄などが出演。複数回映像されているが、これが一番最初のもの。あらすじ無実の罪で捕まった小学校教師の兄・正夫(露口茂)を救うため、熊本から夜行列車で上京してきた柳田霧子(倍賞千恵子)。高名な大塚弁護士(滝沢修)に弁護を依頼するためだが、大塚は会って
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2004年金曜エンタテイメント枠で放送。原作は山村美紗『山陽路殺人事件』。主演は川原亜矢子&東幹久。木村多江、池内淳子、本田博太郎などが出演。あらすじ出版社を辞めて小説家に転身した美帆(川原亜矢子)。しかし、初めて書いたミステリを元いた編集部の編集長・京子(山村紅葉)に見せたところ、ダメ出しを食らう。美帆の普段の仕事は幼なじみの編集部員・吾郎(東幹久)の実家である和菓子屋のお手伝い。吾郎の母・静子
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