フリーライター Sakamoto Norio ブログ
1976年初出の作品。探偵左文字進の記念すべき初登場作。水谷豊のイメージが強いが初ドラマ化された際は藤岡弘。どちらかといえば藤岡弘の方が原作のイメージに近い。あらすじプロ野球1976年のペナントレースの終盤9月、長嶋監督率いる巨人軍は移動日なしで甲子園で阪神との天王山を戦うため新幹線に乗り込んだ。しかし監督・コーチ・選手ら総勢37名が忽然と姿を消した。そして犯人から球団へ身代金の要求が!金額は5億
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1971年制作のテレビ大型時代劇。全52回。テレビ版オールスター作品ともいえる豪華な面々。あらすじと感想主な配役は次の通り。大石内蔵助→三船敏郎。言わずと知れた「世界のミフネ」浅野内匠頭→尾上菊之助。妻は緋牡丹のお竜、娘はベルリン国際映画祭最優秀女優賞。大石りく→司葉子。息子の嫁はん元Wink。瑤泉院→佐久間良子。実は書道がめちゃ上手い。堀部安兵衛→渡哲也。趣味は焚火。吉田忠左衛門→中村伸郎。文学
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1964年初出の作品。1970年には東宝で黒沢年男主演で映画化されてる。 あらすじ銃の修理や自動車セールスで生計を立てている大学院生・有馬靖浩。ボクシングで鍛え抜かれた身体は有閑マダムに大受け。猟友である会社社長・石浜からある依頼をされたことが有馬の人生を大きく狂わせた。麻薬組織から大量のヘロインを強奪し暴力団の縄張りに割り込み危険を冒す。不正を働く企業家からは大金をかすめ取り胸に秘めた野望を爆発
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2015年公開の映画。原作の面白さを映像でどう活かすかが見所。あらすじ1980年代後半、バブル最盛期の静岡。チートモ冴えない男、大学生・鈴木は、友人に誘われ気乗りしないままコンパに参加する。ところがそこで歯科助手のマユと運命的な出会いを果たす。恋愛にうとい鈴木だったが、マユと出会って変わっていく。自分磨きに凝りまくる鈴木だったが…。やがて就職した鈴木は東京本社に転勤。マユを置いて上京するが週末ごと
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1989年初出の十津川警部シリーズ。部下の北条刑事が容疑者にされる展開。映像化はまだなし。あらすじ捜査一課に不審な電話がかかってきた。十津川の部下の北条刑事の身元調査のようだ。大分へ向かう寝台特急「富士」の車内で北条の婚約者と称する男が殺され、乗り合わせていた北条刑事に容疑がかかる。何者かの罠に間違いないが、刑事の犯行に批判の声は高まるばかり。十津川警部達は北条刑事の無実を信じ捜査するが、手掛かり
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1966年の東映時代劇。主演は中村錦之助、監督はフジテレビから呼んだ五社英雄。錦之助時代最後、五社英雄最初の東映作品になった。あらすじと感想ストーリーと内容は毎度おなじみ。何回リメイクしとんのだという話なのだが要は左膳が手に入れた「こけ猿の壷」を巡り柳生一派と公儀の隠密たちが奪い合いをするという話。チョビ安、お藤、与吉、萩乃など登場人物もまあ一緒。それまで左膳を演じ当たり役となった大友柳太朗が大岡
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1966年出版の作品。「天使の傷痕」で乱歩賞受賞後の一作目。1988年に「アナザーウェイ D機関情報」として映画化。あらすじ若き海軍中佐関谷は、突然軍令部に呼び出され密命を受ける。火薬の製造や医薬品にも使える水銀の買い付けだ。関谷は百キロの金塊が入ったトランクと共に伊206潜水艦でドイツに。不承不承ながら密命を引き受けたのは協力してくれるドイツ駐在武官の矢部が海軍兵学校の動機で無二の親友だったから
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1969年のマカロニ・ウエスタン。主演はリー・ヴァン・クリーフ。あらすじ賞金3000ドルをかけられているお尋ね者のフィリップ。彼を巡り争奪戦を繰り広げる賞金稼ぎ一味とクールな保安官クレイトン(リー・ヴァン・クリーフ)。クレイトンの狙いは賞金ではなく町を牛耳るサクソン3兄弟の秘密。それをフィリップが握っているからだ。果たしてフィリップは無実なのか?そしてクレイトンの目的は達せられるのか?--という話
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1988年初出の「館シリーズ」第2弾。あらすじ古城を思わせる異形の建物「水車館」。館の主人、藤沼紀一は事故で顔と手足に傷を負い仮面に顔を隠して生活している。その幼な妻、由里絵は幽閉同然に「塔の部屋」で生活している。一年前に起きた奇怪な殺人を巡りその場に居合わせたうさんくさい面々が顔を揃えた時、惨劇の幕は切って落とされた――。そこに現れる招かれざる客、島田潔。彼は事件をどう解決に導くのか?--という
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1972年初出の作品。ハイウェイ・ハンターシリーズ第3弾。あらすじ警察庁の秘密捜査官・西城秀夫。今回の舞台は九州。血で血を洗う抗争を繰り広げている暴力団の壊滅を目的に単身乗り込んで大暴れ。頭脳明晰、抜群の判断力と運動能力、銃と車の腕前で別府→博多→長崎と行く先々で熾烈な戦いを繰り広げていく。西城が最後に辿り着いたものとは?--という話。 感想大藪春彦から銃と車を取ったら何もない――なんてアホなこと
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