フリーライター Sakamoto Norio ブログ

オードリー・ヘップバーン主演映画「シャレード」を久々に観る

1963年公開のロマンティック・サスペンス。ヘップバーンにケイリー・グラント、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ、音楽はヘンリー・マンシーニと豪華な面々。あらすじと感想冒頭から男の死体が列車から転がり落ちる。場面は変わり大きなサングラスをかけたヘップバーンに銃口が向けられる。危ない、と思いきやこれが水鉄砲。友達の息子のいたずらだった。出だしの引き込み方が上手。冒頭の死体
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幻戯シリーズ1・西村寿行「昏き日輪」を読む

1979年に「オール讀物」に連載された作品。あらすじ太平洋戦争で戦死した夫の墓参りにブルネイを訪れた静代としげ乃。しかし、帰国当日荒天のために定期便が離陸不能。急きょ貿易商を名乗る日本人が仕立てた飛行機に乗るがその機体は忽然と姿を消した。いったいどこへ消えたのか?乗客には現地に進出していた日本の商社員や親善訪問中の映画女優5人も含まれていた。事件の背後にあったのは経歴詐称の日本人が女優達を人身御供
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アラン・ドロン主演映画「太陽がいっぱい」を久々に観る

1960年のフランス映画。パトリシア・ハイスミス原作、ルネ・クレマン監督。出演はアラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ。原作と結末が異なるところが魅力の一つ。あらすじトム(アラン・ドロン)は学生時代の友人フィリップ(モーリス・ロネ)の父親からイタリアで絵の修行をするといったまま帰ってこない息子を連れ戻してくれないかと頼まれる。トムは喜んでヨーロッパに行き、他人の金で旅を楽しむ。フィリップ
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レジスタンス活動を描いた名作映画「影の軍隊」を久々に観る

1969年のフランス映画。第二次世界大戦中の各国のレジスタンス活動を描いた作品はイタリアの「無防備都市」などいろいろあるが、その中でも暗黒の気持ちにさせられるハードボイルドというかひたすら暗い作品。あらすじと感想監督のメルヴィル自身がレジスタンス活動に従事していたそうだ。なんせ最終的に勝利を飾るレジスタンスだが、その内実は実に複雑怪奇。フランス国民のせいぜい1割程度が参加したに過ぎない。もっとも日
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名作サスペンス映画「眼には眼を」を久々に観る

1957年のフランス映画。最初に観たのは高校生ぐらいでNHK教育?だったような気がする。監督のアンドレ・カイヤットは映画監督になる前は弁護士をしていたお方。そのせいなのかどうなのかは知らんが「裁きは終わりぬ」などの正義や道徳的責任をテーマにした作品を多数発表している。なかでも「眼には眼を」はすさまじい復讐劇。あらすじと感想登場人物はほぼほぼ2人。フランス人医師のヴァルテルとアラブ人ボルタク。物語の
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名作映画「禁じられた遊び」を久々に観る

1952年のフランス映画。ナルシソ・イエペスのギターのメロディがとにかく有名。第25回アカデミー賞名誉賞(今でいう外国語映画賞)受賞。舞台は第2次世界大戦下の南フランス。ドイツ軍に両親を殺された孤児ポーレットと農家の少年ミッシェルの交流と哀しき運命を描いた話。ポーレットにはそもそも親が死んだという認識がない。たまたま森で知り合ったミッシェルに連れられ居候。幼い2人は虫を殺しては墓を作る遊びを繰り返
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オヤジ版ベスト・キッドといえる映画「フライ、ダディ、フライ」

2005年公開の東映映画。誰と観に行ったのかさっぱり記憶がない。公開当時、あまり期待せずに観に行ったのだが意外に面白かった。その印象は久々に観てもあまり変わらない。なんでそう感じるのかといえば、やっぱり脚本がちゃんとしているから。中年のサラリーマンが高校生に喧嘩を習うというだけの話なんだけどある意味お互いの成長物語というか変化がわかりやすく伝わってくるのがいい。中年サラリーマンが堤真一で喧嘩教える
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伝説の青春映画「狂った果実」を久々に観る

1981年のにっかつ映画。アリスの同名曲がテーマソング。同じ日活でも石原裕次郎の同名映画とは別。あらすじと感想まあなんちゅうかやるせない映画。久々に観てもそのある意味けったくそ悪さは変わらない。どんな話かといえば、田舎から都会に出てきた青年が金持ちの娘に惚れてしまうが最後は悲劇を迎えるという話。青年を演じたのは本間優二。暴走族ブラックエンペラーの名誉総長も務めたお方。現在は芸能活動をしていないが何
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薬師丸ひろ子主演映画「セーラー服と機関銃」を久々に観る

1981年公開の角川映画。セーラー服姿の薬師丸ひろ子が機関銃をぶっぱなした後につぶやく「カ・イ・カ・ン」が話題になった。冷静に観るとあのシーン結構危ないわな。あらすじと感想親を亡くしたばかりの女子高生が突然暴力団の組長に就任するというなかなかとんでもない話。今だったら作るのにいちゃもんつけられそうだ。しかも就任するだけでなく、麻薬に関する事件に巻き込まれ敵対する組の本部に殴り込みをかけ機関銃をぶっ
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伝説の名作映画・木下恵介監督「死闘の伝説」を観る

1963年の松竹映画。村八分を通じて群集心理の恐ろしさを描いた作品。出演は加藤剛、岩下志麻、菅原文太、加賀まりこ、加藤嘉、田中絹代。あらすじ太平洋戦争末期、北海道の村に疎開してきた一家。その娘(岩下志麻)に村長の息子(菅原文太)との縁談が持ち込まれる。しかし、息子は評判の良くない男で戦地で起こした残虐行為を娘の兄(加藤剛)に目撃されていた。縁談は破談となり、その日から村人たちは一家に嫌がらせを始め
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